信託財産留保額のある投信を都度スイッチして良いものか確認します

こんにちは。okometsubuです。

 

信託財産留保額」というものがあります。

信託財産留保額について、以下SMBC日興証券様サイトより引用。

 

信託財産留保額│初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券

https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/si/J0169.html

信託財産留保額とは、投資信託を解約する際に投資家が支払う費用のことです。ただし、別途投資家が支払うのではなく、「基準価額に対して何%」といった形で解約代金から差し引かれます。

 

要するに投信を売ると、その分手数料を取られますよってことです。

 

私は「エポスゴールドカード」取得のために「tsumiki証券」で高い高い信託報酬を払いながらせっせと半年で20万円以上の購入履歴を残そうかと考えています。以下その時の記事です。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

 

今回の議題はゴールドカードを入手後、この投信はどうすれば良いのか?について考えるものです。

 

tsumiki証券」にはオトクな制度があり、投資額の0.1%エポスポイントがもらえる仕組みで、毎年積み立てれば年々0.1%ずつ増えていき、最大0.5%になります。以下公式サイトの情報です。

 

tsumiki証券|エポスカードでつみたてNISA・ポイントもたまる

https://www.tsumiki-sec.com/

 

 

ゴールドカード入手後、これを継続するかどうかを考えます。

 

その場合、最低利用金額は年間「6000円」で済むと思われます。何故6000円なのかというと、最低積立金額が「3000円」ですが、最低積立回数が年2回らしいのです。以下公式サイトより引用。

 

 

つまり、年に2回だけ積み立てればポイントアップ対象になるようです。これなら私でも継続できそう。

 

さて、それでは私のケースで話を進めます。

 

ゴールドカードを最短入手できた場合、初年度で貯めた最低20万円分が「tsumiki証券」に投資されているはずです。信託報酬の高さがかなり辛いです。売却すれば良いのですが、売却時に赤字だったりするとかなりショックだし、黒字になるのを待つと信託報酬が高いなぁと思いながら毎日を過ごすことになり大変ストレスです。確実に売却日は暴落せずに黒字で売り抜けられる保証はどこにもありません。現にシミュレーション目的で購入された商品を売却したら該当日に大暴落だったほかブロガー様の記事を見た事があり、少し恐怖を感じています。

 

そこで!!

 

私は他の証券会社の低コストインデックスにスイッチすれば、高い信託報酬を払わずに安心して資金を置きっぱなしにできると考えました。もし売却日に暴落が起きてもスイッチ先で安く購入できているはずです!!(商品が異なるので必ずしもではない点は目をつぶる)

 

また、ポイントアップ目的の毎年積み立てる予定のお金も毎年スイッチしようかと考えています。

 

毎回スイッチしてたら利益があった時に税金取られて無駄じゃないか!

 

と言う声が心の内側から聞こえてきましたが大丈夫です。ゴールドカード取得とポイントアップ目当てで買っていくだけなので、マイナスだったら税金取られないでスイッチできますし、利益があるなら、タダでゴールドカードとポイントアップが出来た!と喜べる形で始めますので。

 

スイッチなので、相場に関係なく実施できるのが強みで、例え相場が下がって赤字でも、スリム先進国なら安心して十年以上ホールドしてもいいと思える気持ちがあります。極端に黒字化したら売っても良いかもしれません。予定外の積立金ですので赤字じゃなきゃいいんです。

 

そして何より、「tsumiki証券」で貰えるポイントはあくまで積立した金額に対して貰える為保有している投資信託の総額は関係無いという点です。保有しておく理由、なくなっちゃいましたね???

 

うん。やっぱりスイッチ作戦、行けそうな気がします。

 

 

 

さてこのスイッチ作戦ですが、そこに大きな問題点が浮上しました。

 

信託財産留保額」です。

 

解約時に手数料が取られてしまいます。私はこれがどのようなものか分からず、日本個別銘柄を売るときのように、回数が増えれば増えるほど損なのか、売った総額に対するものなのかよくわかっていません。

 

では、実際にいくら取られてしまうのでしょうか。計算式を確認してシミュレーションしてみたいと思います。

 

シミュレーション

  • セゾングロバラに投資したものとします。信託財産留保額は0.1%です。
  • 売却時の基準価格は15000とします。計算を簡単にするため価格変動なし。
  • 最初は21万円分の14万口持っているものとし、これを全売却します。
  • 翌年、6000円分の4000口を売却します。
  • 税金は考慮せずに考えます

 

では計算します。

 

信託財産留保額の計算式(初年度を例にします)

基準価格 - (基準価格×信託財産留保額)

15000-(15000×0.001)=14985

 

計算後の額×(購入口数÷1万口数)

14985×(140000÷10000)=209790

 

初年度は「210円」が発生した事になります。

 

さて、厳密には異なりますが、売却額の総額に0.1%掛けても大体にたような額が出そうです。売却額が少ないため誤差も少なく面倒なのでこれで計算してみます。

 

初年度分

210000 × 0.001 = 210円

 

次年度以降

6000 × 0.001 = 6円

 

 

思ったより安かった。単純に言えばですが、売却額の総額から0.1%の費用がかかるため、都度売却しようがまとめて売却しようが基準価格を考慮しなければ、かかる手数料は変わらないという事です。つまり、売る回数を増やしても大丈夫そう。

 

これなら次のような事が出来そうです。

 

  • とりあえずゴールドカード貰うまで頑張る
  • 貰ったあとは直ちに全額売却し、同時に他証券会社にて「eMAXIS Slim 先進国株式」に同額購入する
  • tsumiki証券」の積立額を3000円にして年に2回だけ積立。
  • 購入後、即時に上記と同様のスイッチを行う

 

 

毎年6円×2回の12円が確実な負債です。これを4年続けるわけですから、

 

210円+12×4=258円

 

は、マイナスになることを覚えておきます。但し、積立によるポイントが貰えます。

 

210+12+18+24+30=294ポイント

 

となるため、むしろ40円程お得と言えるかもしれません。

 

あれ、結局すぐにスイッチするのであれば、「エポスゴールドカード」のボーナスポイント(50万円で2500ポイント、100万円で10000ポイント)を目指しても良いんじゃないでしょうか??

以下エポスゴールドカードのボーナスポイントについて公式サイトより引用。

 

 エポスカード|エポスゴールドカード ボーナスポイント

https://www.eposcard.co.jp/goldcard/bonus_point.html

ゴールドカード会員
年間ご利用金額 ボーナスポイント
50万円以上 2,500P
100万円以上 10,000P

 

上手く100万円ピッタリに出来れば1%です。楽天証券と変わらぬ美味しさを頂けると共に、「tsumiki証券」の0.1%〜0.5%のポイントも更に追加でドン!です。更に他のクレカ払いにした40万円も指定3箇所の1.5%を貰っての追加1%です。凄い!

 

しかも購入した投資信託すでにスリム先進国株式にスイッチされているのです!!

 

当然、商品が異なるためスイッチによる差額は発生しますが、ずっとセゾングロバラを持ってるよりマシと考えます。

 

tsumiki証券」だけで最大60万円/年まで投資できるため、公共料金や保険などを合算したら100万円、行けそうな気がしてきました。

 

あれ、やばい。スイッチ作戦良くないですか?どうしよう。すぐスイッチするなら相場や信託報酬の影響を極小に抑えられるので、5万円/月、行っちゃおうかな。こうなると楽天証券よりもお買い得……?!

(※毎年100万円カード払いできる人は不要)

 

ただ、これを繰り返すと目をつけられそうなので、ヤッパリ年一回スイッチにしようかな……悩ましいです。

 

まぁ、そのための「信託財産留保額」なんだから、すぐ売っても文句無いよなぁ?!!

 

と強引に正当化しつつ、今回はここまでと致します。

 

 

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