【資産運用】生涯働いた場合の資産運用方法を考えます

こんにちは。okometsubuです。

 

以前コメント欄で「仕事が楽しくてストレス無く出来る場合の資産運用方法」についてどう運用するか、というご質問を頂きました。

 

その時コメント欄でザックリ返答したのですが、もうちょっと考えた上で回答してみようかなと思い記事(※水増し)にしてみました。

 

仕事を生涯行った場合

私は世間知らずで結構何も考えずに生きていますので、これが当てはまる世の中なのか分かりませんが、とにかくこう思っています。

 

日本のサラリーマンの生涯給与の中央値があれば資産運用しなくても1家族養える

 

もちろん人によって給料の額が違いますし、住んでいるところや節約の有無等々全く異なるので一概に言えないと思いますが、ぶっちゃけ日本人ってそもそも投資云々は一般人はそんなにやってない印象をもっていて、そもそも資産運用しなくとも生涯を生き抜けるぐらいはやってのけるんじゃないかという前提があります。

 

現在のサラリーマンの生涯給与の中央値は2億円なんだとか。

 

もし仕事が大好きで生涯働いていたら2億円(※税抜き)が手に入ると言う事です。

 

そして今回の前提は「仕事大好きで辞める必要が無い」というのがあります。つまり、2億円のアドバンテージが最初からあり、資産運用で頑張る必要性が無いと言う事です。

 

ではこの「仕事大好き」な状態で資産運用をする目的はどうなるでしょうか。

 

今現在私は「仕事大嫌い」人間であり、仕事を早く辞めたいという思いから資産運用を行っています。最初の頃は「インデックス投資」を行って、70歳定年になる世の中から50~60歳であわよくば引退したいなぁという思いが無かったと言えばウソになります。

 

つまり、「仕事を辞める」ために資産運用をするという「目的」があったわけです。

 

では「仕事大好き」な状態だった場合の資産運用目的は何になるでしょうか。生きて行くだけなら「仕事」だけで十分です。資産運用の目的となりうるものを並べてみます。

 

早期リタイア以外の資産運用の目的

この前提は「生涯仕事を首にならない」というのでお話します。

  • 良い所に住みたい!
  • 良い車に乗りたい!
  • 子どもに良い教育を受けさせたい!
  • 美味しい物沢山食べたい!
  • Netflixとか気兼ねなく有料チャンネルを観たい!
  • 旅行三昧!
  • 夢の国ネズ○ーランド行き放題!
  • 老後は高級老人施設で楽しく逝きたい!
  • 良いお墓で氏後過ごしたい!
  • ようするに「贅沢したい!」

 

うーん。結局仕事大好き人間の投資目的って「贅沢」に帰結するんじゃないかなと思いました。但し、「仕事を首にならない」というのが前提の話です。

 

もしかりに「仕事大好き」でも「クビ」になるという条件を付けたら私の投資目的はこうなります

 

  • 仕事を首になった後に再雇用先が無いか不安だからとりあえず現金欲しい

 

こんな感じ。つまり、「贅沢」を目的とするか、仕事をクビになる、あるいは給与が下がるという「見えない恐怖」のためにとりあえずお金を手にしておこうとする目的かの2択になります。

 

とはいえどちらも「余剰資金」の範囲であり、生活資金からの投資はしないことから似たようなポートフォリオになるかなと思いました。無理せずある程度資産があれば裕福になれるっていうポートフォリオです。

 

また、私は最初に書いた「贅沢」でやりたいのが「美味しい物食べたい」と「子供の教育費」とできれば「高級老後施設」に入るぐらいしかありませんでした。他全部いらない。家も狭い方が掃除が楽だし車運転きらいだし、旅行好きじゃないしNetflixとか無くても普通にyoutubeとか無料チャンネルで楽しめるしゲームあるし夢の国込んでてあんまり行きたくない・・・

 

そうなると、投資の目的があんまり明確じゃなくなるんですよねぇ。仕事だけで賄える前提になるから。ただ、後者のクビになる可能性は常に恐怖があって、これを感じながら生涯過ごすことになると言うのも中々苦しいです。

 

なので、恐らく世間一般のポートフォリオよりは「攻める」形で戦うことが前提になるかなと思いました。「贅沢」ルートでも「クビが怖い」ルートでも。

 

ということで、前置きが長くなりましたがその前提でポートフォリオというか、投資方法を考えます。

 

ぼくがかんがえたさいきょうの比較的安全に資産を得る方法

 

okometsubulog.hatenablog.com

これが前提になるかなぁ。やっぱり。

 

当時、BTCを知らない時に作った古いタイプの考え方ですが、多分今でも通用すると思っています。

 

ぼくがかんがえたさいきょうの「そこそこ安全」で「ミドルリターン」を得る方法

  • 運用期間は少なくとも15~20年あるものとします
  • 今持っている投資可能な資金を2年間生活できる資金を除いて全部「RPAR」もしくは「オールウェザーポートフォリオ」に突っ込む。但しリスクを取れるなら「株式100%」のETF投資信託に突っ込む。
  • お給料」から出る余剰資金は限界まで「つみたてNISA」に投資する
  • 余った余剰資金を全て「iFreeレバレッジ NASDAQ100」にドルコスト平均法で積立する。
  • iFreeレバレッジ NASDAQ100」の純利益が投資額の50%~75%程度になったら全額売却して「RPAR」もしくは等倍商品(※QQQ,VT,VTI,IVV等)スイッチする。

 

BTCを知った今、上記をアレンジした形で進めることにはなると思います。上記は最初に「RPAR」か「全世界株式」に全力をしてましたが、今回は2021年4月から開始ということでBTCという「レバナス」の代わりの位置のリスク資産を最初から投入します。それを前提で進めます。

 

ということで、2021年verの資産運用方法を時系列順に並べてみたいと思います。

 

前提条件

  • 30代から運用を開始するものとします。
  • つまり少なくとも15年以上は資産運用が可能な状態とします
  • 2021年4月現在から開始するものとします
  • 比較的安全に、でもリターンはソコソコを狙います
  • 視線は全部「日本円」で持っているものとします
  • 全資産3000万円を持っているものとします。
  • 毎月の追加投資はあくまで「余剰資金」であり、生活資金は別で確保しているものとします。(※ここでは額については言及しない。追加投資があるという結果が大事)
  • 70歳まで給与が出続けるものとします。

 

これが社会人1年目とかだったらもう少し攻めるのですが、とりあえずこの条件で。

 

ハッキリ言って、前提条件や運用可能年数等、人によって本当に千差万別であるので私のケースが読者様がそのまま使えるとは全く思っていませんが、一応参考までに。

 

BTCを組入れた形の資産運用

2021年4月の今の時点から見た感じで行います。BTCと書いた部分はBTC関連銘柄(MARA,RIOT,MSTR)に代替可能です。面倒なのでBTCと記載。

 

  • 1000万円は「生活資金」とします。但し「株主優待クロス」で使います
  • その中から500万円は株式やBTCが大暴落したら使ってもいいこととします。(※相場が下がっても良いという心のケアを兼ねる)
  • 初手BTCに500万円投資します。1ヶ月間ドルコストでもいいし、最初に500万円でもいい。とにかく短期間で500万円分一気に投資します。※今だったら300万円一括投資して、残り200万円で4月末ぐらいまでドルコスしてるかな。
  • 同時に1000万円を「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」に投資します。これも上記と同様短期間で投資完了させます。ここは生涯ずっとガチホです。
  • 残りの500万円は毎月4月に一括投資した時より「安値」だったら「BTC」に、「高値」だったら「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」に投資します。これをできれば3年間ドルコスト平均法で行います。
  • 毎月の給与の積立先は全部「BTC」とします。

 

投資人生の初期の方は安全ポートフォリオと言えども少し大きめに攻めます。何故なら生涯仕事をして生活はギリギリ安泰だからです。

 

イメージとしてのポートフォリオとしては

  • 生活資金+ナンピン用資産2/5
  • BTC1/5
  • 全世界株3/5

みたいなノリになるかなと思います。※ノリで書いてるので適当です

 

全世界株式」は「RPAR」に置きなおしてもいいです。が、RPARを運用して分かったのは、毎年リバランスするのが面倒なんですね。なので1から投資するなら「全世界株式」一択で楽ちん運用が良いかなと思います。生涯仕事もしますし。以下RPAR。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

New・疑似RPAR

10% SPXL(S&P500の3倍レバレッジ)
12% TMF(長期債)
45% TIP(インフレ連動債)
30% GLDM(金)
  3% BTC(ビットコイン)

 

生涯仕事しますし、運用年数が15年以上もあり、かつ、追加投資資金として500万円を常に保有しているという「機会損失枠」が既に手元にある前提ですので、あえて「RPAR」にしなくてもいいかなという感じで今思っています。

 

ここで手元に「500万円」のナンピン用現金がなかったら「RPAR」にして究極まで「日本円」を手元から手放していたかなと思います。多分そっちの方が利益は増える。が、毎日70歳まで仕事してそんな管理することに頭を費やすぐらいなら、最初から全世界株式で心のケアも兼ねているのでいいかなと。※最初だけBTCでちょっと攻めますが

 

 

 

 

さて、投資の目的である「贅沢」と「クビになった時の不安」は「BTC」でかなり補えるはずで、相場の「大暴落」が起こった場合は「全世界株式」というボラの小さい(※と私自身は思っている)投資先で10年間持てばまぁ戻るでしょっていうのでこれ。さらに言えば生活資金から500万円を追加を足せるという心のケアも入れているので復帰は更に早められると予想します。

 

生活資金は株主優待クロスで底上げ、BTCは贅沢枠、全世界株式は世界の真理だからガチホでOK。これでいいんじゃないかな。BTCが無かったらQQQもしくはレバナスですね。

 

基本は「全世界株式」が中心で良くて、ハイリスク枠はBTC。私自身としてはハイリスクとは思っていなくて、むしろ日本円で持ってる方がリスクが高いとすら思っているので少なくとも1/5は入れています。

 

ただ、全世界株式は絶対正義ですので、ここ中心で回せばほぼ人生安泰コースかなぁと勝手ながら思っています※15年以上資産運用期間があることが前提です

 

ただし、今回はあくまで安定運用目線のポートフォリオなので中期的にちょっと方針を変える気がします。

 

2028~29年の半減期時期

BTCは4年に1度半減期があります。今回は2020年、次回は2024年ぐらい。何が言いたいかと言うと、ビットコイン半減期の1~1.5年間、上昇相場になるという過去事例がありますし、そのようになる「仕様」がそもそも当初から予定されていたものとなります。半減期とはビットコインの採掘量が半減するため希少性が高まるものです。

 

金と考えると分かりやすくて金が取れなくなったら今ある金の希少性が高まるため価格が上がると。これがBTCなら完璧に仕様として決められているため不確実性を排した形での希少性が保障されています。

 

ただし、半減期が進むにつれてその暴騰力は年々減少しているものとなります。

 

恐らく2028年~2029年頃にある程度ボラが落ち着いて今ある「金」と同程度のボラになることも予想の一つとしてあります。

 

もちろん、予想の一つということであり、さらなる暴騰がその後も期待できるかもしれませんが、今回はあくまで安全性を重視したポートフォリオということで、2029年ぐらいにちょっと運用方針を変えるかなと思っています。

 

2029年の運用方針

  • BTCへの投資を中止。不安ならここから100~500万円/年で売却を進める。雑所得の問題からもう少し少額ずつ毎年切り崩していくのが無難。
  • 但し0.1~0.3BTCぐらいは生涯ガチホ。無くなっても泣かない。
  • 売却した利益は「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」を都度購入する

 

結局最後に安定するのは全世界株式だと思っています。個人的には2029年頃ならまだ攻めれるので「iFreeレバレッジ NASDAQ100」にスイッチングしていくのでもいいかなぁと思っていますが、投資目的としてそこまで頑張る必要性が皆無なので「全世界株式」で十分かなと言った具合です。

 

で、BTCは一応リスクはありまして、

  • 全世界の政府が規制に動いたら終わる
  • プロトコル欠陥があったら終わる
  • 他の通貨に取って代わると終わる

と言う感じ。この辺の懸念点は実はビットコイナーが超絶石橋をたたきまくって議論しまくった上で投資をしているという背景があるので、素人の自分からみたら大丈夫かなぁと思っていますが、当然リスクは残ります。

 

ということで、2028,9年ぐらいに良い感じの値になったら売り抜けて行くのもリスク管理の一つと思います。怖かったら2024,5年ぐらいから徐々に売り抜けていいと思います。恐らく安全に行くならこの辺りの「半減期ボーナス」が載っている年にある程度売却するのがベターかなと思います。

 

ということで、これなら比較的贅沢できる金額が手元にありますし、仕事がクビになって給与が少なくなっても数千万円は投資で利益が得られているはずですので十分安心材料になっているはずです。

 

このレベルだと「高級老後施設」は目指せないかもしれませんが、美味しい物食べてそれなりの贅沢は余裕で満足できるかなと思った次第。70歳まで働きますからね。余裕ですよ余裕。

 

というわけで、まとめです。

 

まとめ

  • 生活資金+ナンピン資金はある程度残しておく
  • BTCに1/5~1/3ぐらい適当に突っ込む
  • 他は全世界株式に突っ込む
  • 給与はBTCへ積立、2029年ぐらいから「全世界株式」に積立。攻める気があるなら「iFreeレバレッジ NASDAQ100」に毎月積立。(※ツミレバ)
  • BTC半減期ボーナス時期の高値である程度資産を売っておく(※BTC関連銘柄であるMSTR,MARA,RIOT辺りだと税金考えると楽なので最初からそっちに投資してもOK)
  • 売ったら全世界株式に突っ込む
  • 暴落したら追加ナンピン資金500万円を使ってケアする
  • そこそこのリターンゲット!

 

うん。そんな悪くないと思う。個人的にはBTC枠はMSTRに半分、BTCを半分で投資するかなって思います。MARA,RIOTはボラが超激しいのですが半減期を見越して積立投資先をこっちにするのもアリかなとは思っています。初手一括ではBTCかMSTRかな。

 

結局超長期運用するなら株式投資が安定なんだと思うんですよね。積立投資してればより盤石。レバナスへの積立投資を行う場合は少なくとも5~10年の運用期間が欲しいのでそこは2028年、2029年に相談かなぁと。私としては現在以下の様に10%利益がでたら利確して他の指数にスイッチするのはアリかなと思ってやってます。

 

 

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但し、2028,29年の金利次第です。レバレッジ商品は高金利時代はコストが高くなりすぎてパフォーマンスが悪くなると言われているためです。なので私としては「全世界株式」に全部突っ込んでおけばもういいんじゃないかなと思っています。

 

ということで、比較的安全に行くならこんな感じにするかなと思った次第。多分2028,29年ぐらいまでならBTCは安泰だと思っていますし、それとは別に後50年近くは普通にBTCは裏で使われている未来があると思っているのでガチホも普通に考えていますが、安全に行くならやっぱり「株式」でいいです。

 

ただ、夢を見るならBTCガチホで2070年ぐらいまで持っておきたいかなというのもあります。難しいですね。欲望目指してガチホか、恐怖するなら2029年までに売却。

 

というわけで、今回はここまでと致します。

 

 

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