ビットコイナーは裸の王様なのか

ただの雑記。

 

こどもを寝かせる時に、フワッフワな記憶を頼りになんとなく童話をお話しているときに「裸の王様」の話をした。

 

確か、商人が「無」を王様に見せて「馬鹿には見えない立派な服でございます」と言って高額で売りつける奴。で、王様や周りの家来たちはバカだと思われたくないので「無」をさも高価なものとして購入して最後には裸でパレードをしたとかなんとかそういうやつ。

 

で、最後子供に「なんで王様は裸なの?」と至極まっとうなツッコミを入れて全員目を覚ます、というお話。国王が国王なら家来や国民(※国民は全員裸だと思ってたっけか?)も全員馬鹿だと思われたくないから見えてるフリをしてるという悲しい国。

 

で、この話ってまんま「FTT」の話に似てるなぁって思った。

 

FTTはFTXの取引所トークンで持ってると手数料割引とかIEOに参加できるチャンスが産まれたり送金手数料が割引されたり無料になったりと、様々なユーティリティを持ったトークン、だったはず。そんな感じ。

 

で、このFTTはまさに「無」の産物で、あたかも素晴らしい価値があると我々FTXを信じた人たちがこぞって買ってしまったのだ。えぇ、買ってしまいましたとも。個人年金を解約してな!!!!

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

頭おかしい

 

話が脱線しました。

 

で、FTX破綻報道で一瞬で無価値になりましたとさ。いや、まだ1ドル前後で取引されてるっぽいですが時間の問題でしょう。知らんけど。

 

この辺、私の知識のない中でのイメージで恐縮ですが、PoWじゃない暗号資産全部「裸の王様」に該当してるよなぁって思ってる。もちろん、短期的に熱狂してバブルが発生することもよくあるのですが、最後には「無」だと判明して終わる、みたいな。

 

では「ビットコイン」はどうでしょうか。

 

ビットコインはPoWという仕組みを採用していて、マイニングして働かないと得られない「仕組み」になっています。なので、電力は消費するしマイニング機器の費用も発生して「痛み」を伴うわけです。働いた者だけ報酬を得られるって感じ。

 

更にビットコインは2100万枚以上発行できない仕組みになっていて、日本円やドルみたいに新しい通貨を発行したりできない仕組みになっています。これにより「ズル」ができないのだ。

 

なので、個人の意見としては「無」から生み出されることは無く、仕事をした対価として得られる物であるため、裸の王様ではない、と考えています。

 

が、果たして本当にそうなのでしょうか。

 

絶対過去に議論が何度も起こってるやつ

  • 2100万枚以上発行できないってホント?
  • PoWをうたっているけど、本当にそうなの?

 

これですよこれ。もうみんなあたかも2100万枚は絶対っていう大前提で話を進めてるんだけど、これ本当にそうなの?ってこと。PoWの仕組みとかも完全になんとなく外から出てきた情報を鵜呑みにしてる所あります。

 

まぁでもね。これ見たらもうこの疑問いらないよなってなった。

 

ビットコインオープンソースです。以下bitcoin.orgのFAQサイトより引用します。

 

よくある質問 - ビットコイン

https://bitcoin.org/ja/faq

なぜ人々はビットコインを信頼するのですか?

ビットコインへの信頼は、それが信頼を全く必要としない事に由来します。ビットコインは、完全にオープンソースで分散的です。つまり、誰もが全ソースコードに、いつでもアクセスでき、世界中の開発者が、ビットコインがどの様に機能するのか検証する事ができるのです。

 

初歩の初歩の情報でしょう。完全にオープンソースなので誰でも中身を確認できているから安心、ということでしょう。さすがにこれは信じていいんじゃなかろうか。すぐ調べれば分かることでしょう。多分。きっと。

 

じゃあそのオープンソースで書かれたコードが本当に脆弱性は無いのか、とか、悪意のあるユーザが手を加えてないかって話になってどんどん発展していくと思うんだけど、ここはもう個人的には信じてしまうしかないかなと思う部分。

 

2011年とか最初の頃ならいざ知らず、今や全世界で大量に取引されているビットコイン。世界各国の優秀なプログラマーが目を光らせていることでしょう。法定通貨になるぐらいですから流石に。ライバルの仮想通貨プログラマーも躍起になってチェックしてるんじゃないでしょうか。穴を見つけるために逆に良く見てそう(※勝手なイメージ)

 

であるならば、2022年現在においては、オープンソースであり全世界にその名をとどろかせたビットコイン知名度から考えても、背景を踏まえて信じていい所まで来たのではないかと考えています。

 

そう考えると、2011年にビットコインに投資できるかと言われると無理ですね。その時から100倍になった凄い!って言われても多分買わない。買ったとしても10万円とか最悪なくなっても人生に影響を及ぼさない程度の金額だけだったでしょう。いや、1万円が限界かなぁ・・・

 

話が脱線しました。

 

ということで、やはりビットコインは裸の王様足りえる要素が無いので、ちゃんとした王族の服を身にまとって今後の人生を歩んでいきたいと思います。2024年半減期頼むぞ・・・