RPARというものがあります。これはオールウェザーポートフォリオのように様々な分野に分散投資をしてボラを少なくしつつも安定した運用ができるような感じのポートフォリオです。以下過去記事。
残念ながら日本からだとサクソバンク証券とかじゃないと買えないらしい?ですので、自分で運用する場合は疑似的にそれらの商品を買って運用しようかと考えています。以下過去記事。こちらはレバレッジ比率1.5倍にしてますが、RPAR自体は1.2倍のレバレッジポートフォリオらしいのでその辺は好き好きに。
で、上記過去記事の疑似RPARではGSGを混ぜていませんでした。理由は銘柄を増やせば増やすだけリバランス時の取引手数料の往復分増えてしまうという理由で入れてませんでしたが、今回、老後も見据えてGSGもきちんと含めて考えてみようかなと。
ということで、ポートフォリオの内訳はこんな感じ。靴磨きおじさんの記事を参考/引用させて頂きました。
一般日本人がレバレッジ1倍~1.5倍のリスクパリティPFを簡単に組む方法とオールウェザーちょっと考察 - 恥知らずの模倣者"Shameless Cloning"戦略のブログ
http://kutsumigaki.blog.fc2.com/blog-entry-581.html
レバ1.5倍疑似RPAR
レバ1.5倍疑似RPAR + ビットコイン
本当はGLDMやGSGのコモディティ辺りからBTCの3%を使う必要があると思いますが、ボラの高さからTMF辺りを持ってくる形にしてます。
ちなみにGSGが無い場合は金を30%にして代用しています。
ということでチャートを見比べます。
2016年7月1日から2023年7月14日までのチャート
古すぎるとBTCの価格暴騰が大変なことになりそうだったので2016年7月から確認
予想外なことに、GSGを含めてみてもそこまで悪くない感じでした。というかBTCのボラが激しすぎてどうでもいい状況と言えるかもしれない。良し悪しはあるが、コロナショックの時にGSGを持っていると大変な下落に苛まれていたようだ。対して、2022年からつづく下落を考慮するとGSG込みの方が安定している。
これはあれかな。戦争が絡んできてたからGSGに需要が出たとかそういう話かもしれない。ニュースとか背景調べてないので知りませんがそんな気がする。なるほどねぇ。
こうなってくると、GSGを含めるのはかなり「アリ」じゃないかと思えてくる。RPARはリスクパリティということで分散することがメインだからだ。ただ、普段のパフォーマンスが悪いのがネックなのだ。
それじゃあBTCを一回外して2009年ぐらいから見てみましょうか。BTC無しだとどうなるか。
2009年4月16日から2015年12月31日までのチャート
1000ドルスタートです。
やはりGSGを含めるとかなりパフォーマンスが劣化してしまうことが分かります。有事のGSGというのは分かりますが、その有事が起こるまでの期間が長いとこれだけパフォーマンスに影響がでてしまう、というのも懸念材料として覚えておいても良いかもしれない。
とはいえ、今はまさに戦争の時。GSG含めて運用開始してもバチは当たらないでしょう。
ということで、今の世だからこそGSGが評価できるし体感もできて良かったと思うか、いやいやアーリーリタイアしてからRPARを使うからまだ先の話なので利益を追求してGSG外してGLDで代用してつつ運用益を賄ってもよかったのでは?とするか。難しい問題です。そう考えるなら最初からGSG入れておいてもいいかもなぁと思えるのでした。
まぁ、RPAR改めて買う時の年齢と総資産額とか見て考えますか。