リタイア資産にビットコインを含めていいものか

最近リタイアシミュレーションしている私です。大体のイメージとして、1.6~1.8億円に到達したらリタイアできるよなぁという雰囲気は掴みました。で、それを達成する手段としてビットコインに全財産近くを投資している感じです。

 

円安効果によりビットコインが2025年の半減期ボーナスを得られる時点で爆発的に伸びたら普通に達成できそうな水準にありそうでちょっとおっかなびっくりしている状況です。

 

で、問題なのですが、そのリタイア後のポートフォリオに対してどのぐらいビットコインを持てばいいでしょうか?というもの。

 

基準として生活費の10~14年分は日本円で持つ予定ですが、そのほかの資産は全世界株式/先進国株式/S&P500とかに全部投資するのが最も安定するでしょうか。以下の過去シミュレーション記事ではS&P500(※過去データが潤沢なのがこれしかなかった)を参考に試算しました。このシミュレーション通りなら1.6~1.8億円という結論に至ってます。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

 

リスク資産について概ね3パータンに分かれるかなと考えました。

 

  1. ビットコイン信者の場合はリスク資産全部ビットコイン。4年に1回の爆発的な暴騰にすべてを賭けろ!
  2. 株とビットコインポートフォリオを作成してリバランスを行う
  3. まず2025年の半減期のボーナス時にビットコインを全売却して株もしくは日本円に変換しておいて、2028年半減期前の暴落時期を見計らってスイッチングする

 

1.ビットコイン全持ちパターン

1番目が最もハイリスク/ハイリターンな投資です。基本的にビットコインは4年に1回爆発的な暴騰が発生して、過去の半減期の頂点を必ず上回るという実績があります。2021年も威力は弱かったものの、十分2017年の頂点を上回っています。

 

さらに言えば、前々回の半減期ボーナスの頂点を下回ることはほぼなくなるという安定感も備えています。今現在BTCは2.7万ドルぐらいですが、2017年の頂点よりも高い位置をキープしており、ボラは激しいと言われていますが、非常に安定しています。

 

であるならば、14年生活費:他全部ビットコイン、というのもあながち間違いではないと個人的には思いますが、ビットコイン保有する場合、以下のリスクを懸念する必要がでます。

 

個人的に怖いビットコインのリスク

  • ハードウェアウォレットで管理していた場合、秘密鍵パスフレーズを忘れて取り出せなくなる
  • 上記に加えてハッキングで資金を抜き取られる恐れがある。
  • もしハッキングされた場合、ハッキングを証明することができないため損益調整できない可能性が高い。泣きっ面に蜂。
  • 普通に値下がりしまくってリタイア後に90%以上下落する可能性が普通にあるし、最悪リタイア時の価格が最高値で今後復活しない未来も来るかもしれない
  • きちんと保有できたとしても、自分が亡くなった後家族に引き継げる自身が全くない

 

正直な話、ビットコイン保有するコストが高すぎると感じています。ハッキングリスクは最たるものでしょう。そして相続時も絶対難しい。ハードウェアウォレットの扱いとか一般人が分かるでしょうか。それも年取った老人に対して。

 

そのため、個人的にはビットコインは未来の塊だと思いますが、個人保有は人類には早すぎると思っています。特に一般層。株式投資すら満足に浸透してない、ようやくNISAとかで徐々に一般的になりかけているところでビットコインの圧倒的ボラのリスクに加えて保有/保管リスクまで背負うのは余りに酷だと感じています。

 

ということで、私はやはり、2025年の暴騰時期を見計らってある程度処分することになるでしょう。とはいえ、ビットコインは未来しか見えてないので、少なくとも2,3枚は最終的に残しておきたい。

 

2.ビットコインと株のハイブリッド型

恐らく私はこれで行くと思います。上記「1.」の理由により、リタイア後に大量のBTCを持ちたいとは思っていません。自分と子供が生きられるぐらいのビットコイン枚数で十分です。資産家になりたいわけじゃないので。

 

となると、圧倒的株式の安定をポートフォリオに加えたくなります。

 

株式の利点(※個人的な見解です)

  • 過去200年のチャートを見ても右肩上がりしかしてない。世の中の仕組みとして右肩上がりせざるを得ない資産(※理由は知らん!)
  • 少なくとも30年も持てばリスクは無い超安定運用先。14年でも十分安定していることは過去株価推移を見ても明らか

 

結局ボラが激しいとかよく言われてますが、なんだかんだ一番安定してるのが株だと思っています。それの全世界株式とか先進国株式に投資してれば盤石だろうと思います。

 

そんなクッソ安定してる投資先があるのに、あえてビットコインに投資する必要はあるのでしょうか?ということ。ビットコインの信者力が試されます。

 

問題はリタイア時の資産額でしょうか。1.6~1.8億円でリタイア達成をもくろんでいますが、リーマンショック+ITバブル崩壊みたいな2大暴落を食らったら結構老後は苦しいことになるかもしれません。この場合、株は14年間価格を復活することができませんでした。

 

対してビットコインは4年に1度の半減期により復活速度は段違いで速いことが過去実績として挙げられます。そう考えると、株式にビットコインをプラスしたくなるのも人情でしょう。問題はリタイア後に非常にボラの高いビットコインをもって果たして精神は耐えられるのかということ。もちろん、仕事を辞めた後のことです。

 

仕事をしていれば、最悪生き延びられますが、リタイア後のボラの高さはかなり苦しいでしょう。「株は待てば復活するけど、ビットコインは果たして・・・」それを信じられるかどうか、まさに信者力。これは中々難しい問題です。

 

ともあれ、ビットコインはバブルと暴落の歴史があるため、2025年の高値が次の半減期までずーーーーーっと継続しているとは正直考えられないので、一旦売る、という選択肢は普通にアリだと思っています。

 

ということで、このハイブリッド型を採用する場合は、仕事を追加4年間、頑張った方がいいかもしれないなぁと雰囲気思っています。

 

仕事を辞めるためにビットコインを採用して資金を得たのにまだ辞められない。ビットコイン保有するのは相当な苦難の道になりそうです。でもビットコイン無いとリタイア資金稼げないし・・・ジレンマが続きます。

 

3.半減期に全部売って、2028年までの半減期前にプール分だけ買い戻す

これが一番現実的だと思ってます。残念なのは、一度に全部のビットコインを売ることになるので、税金がどちゃくそかかります。55%は覚悟です。それでも有り余る暴騰力を期待して買っていますのでそれは良いかなと。

 

で、全部売った後に株と現金ポートフォリオにしてアーリーリタイアを開始していいと思いますが、多少は投資のための日本円を用意しておきたいのが人情というものです。ビットコインに未来しか見てないなら猶更です。

 

つまり、リタイア時期が遅れます。1.6億で達成を考えると、次回2028年用の追加ビットコイン投資用として1000万円ぐらい枠がほしいなぁとか。そうなると1.6億じゃなくて、1.7億円もっておいて、1000万円プール枠がほしいとか。

 

結局ビットコインも普通に分散投資としてポートフォリオに含めるのは正しいと思ってますので、その分確保しておきたい。ただ、これなら仕事を辞めるのを4年待たなくとも、2025年のバブルで運よく目標額+1000万円かせげちゃったらラッキーぐらいでかんがえています。

 

但し、2028年までに暴落があんまり起きなくてビットコインが買えず、結局ポートフォリオ内には株と日本円しかない、となった場合はそれはそれでリスクが生じます。株式は前述の通り、14年復活しないこともザラにあるからで、ビットコインとは別の怖さもあります。※そのための生活費14年分を確保する、というものではありますが

 

なので心情的には株とビットコイン半々ぐらい、少なくとも7株:3BTCぐらいは持ちたい所です。

 

じゃあどうするの?

そんなの分かりません。2025年でどこまで儲かるか次第。一応方針としては、

  • BTCを税金考慮して全部売ったら1.6億円に到達したら、14年分の日本円を確保する分をまず売却する
  • その後、1.7億円ぐらいに到達したらその分も日本円に買える
  • 更にBTCの価格が伸びたら徐々に売って株式に変換していく

 

ということを考えています。1.6億円で十分に売れなかったら仕事4年続行。1.7億円からそれ以上に価格が高騰しだして株式への変換が順調に進んだらリタイアすることになりそうです。結局ビットコインがどこまで伸びるのか、ビビらずちゃんとBTCを必要な分売ることができるのか、それ次第です。

 

全部売るかは・・・悩み中。20万ドルまでいったら全部売ると思います。多分そこまでは行かない気がしますが。

 

ともあれ、2028年も再チャレンジできる年があるので、最悪仕事を4年間追加することも視野に入れるのはアリでしょうか。未来50年後とか相続税がとんでもないパーセンテージに法改正されてたりする未来があるので、相続まで考えなくていいかなとは思いますが、ビットコインは国が崩壊するリスクにも耐性があるのでやはり少しは持っておくと良いんだろうなぁと漠然と思います。あぁ、やっぱ難しい。