こんにちは。okometsubuです。
今回も続き物。前回は昨日高値からxx%下落した後に買った場合の期待値っぽいものを求めました。以下過去記事。
今回は全くの真逆、昨日底値から当日高値への上昇率を確認します。
今私はレバレッジ投資をしてるんですが、ショートで売りから入れることを知っちゃって、じゃあ短期だったら別にショートでも機能するんじゃね?という感じで調べることにしました。
ぶっちゃけBTCは右肩上がりを信じているから最初レバレッジ取引を始めたのですが、なんだか最近寝て起きる時だけ投資しているため、ぶっちゃけBTCである必要性が無い感じになってます。もう意味が分からない。
但し、BTCは短期トレードに非常に優れているという感想も同時に抱いています。
- 出来高が沢山あるので問題なく取引できる(※取引所によるが値動きの方向性は一緒)
- ボラが激しいため、今回の様にキチンと理解した上でエントリーすれば怪我は少なくなりそう
- ボラが激しいと言ってもある程度限定的であるため小型株なんかよりよほど安全※突然破産申請出されるとかそういう大規模ニュースが稀
ということで、今回はショート目線で見ます。今回まずは頻度の調査から始めます。
全体のまとめ
まずは上昇率のグラフから適当に見ます。全期間を対象とします。
1日頭がおかしい日がありますね。流石に1日で100%超える数値は除外します。初期の頃だからね仕方ないね。ということで次のグラフ
全体頻度(回数/発生頻度)
- 5~10% :761回 / 25.94%
- 10%~20%:388回 / 13.22%
- 20%~30%:88回 / 3.00%
- 30%~40%:25回 / 0.85%
- 40%~50%:17回 / 0.58%
- 50%~60%:2回 / 0.07%
- 60%以上:9回 / 0.31%
※全日数:2934日
グラフを見ると分かる通り、60%以上は前半に集中しているので無視して良いと思います。
結果として、1日に20~30%を超えるのは最近でも起こり得る状況になっています。ボラが下がっているのに凄いですね。
これで何を知りたいかと言うと、ショートで入るタイミングを図るというものです。1日で20~30%超えるのは稀と言うことが分かったため、その辺で入れば比較的安全度は高いのではないかというものです。
が、翌日もずっと延びる可能性もあるので一概には言えません。これについては次回改めて記事にします。
ということで、各年毎の発生率を見てみましょう。
が、ぶっちゃけ2013,14年はあんまり参考にならないと思うので独断で除外します。すいません。データ取るのめんどいので。ということで比較的使える2015年ぐらいからみます。
2015年の結果
2015年頻度(回数/発生頻度/全期間頻度)
- 5~10% :63回 / 22.68% / 25.94%
- 10%~20%:28回 / 9.56% / 13.22%
- 20%~30%:6回 / 0.82% / 3.00%
- 30%~40%:0回 / 0.82% / 0.85%
- 40%~50%:1回 / 0.27% / 0.58%
- 50%~60%:0回 / 0% / 0.07%
- 60%以上:0回 / 0% / 0.31%
全体の比率よりも控えめです。1日で10~20%上げるのも1年を通して36日ぐらいと言う事です。あんまり率は高くないですね。
それじゃ2016年
2016年の結果
2016年頻度(回数/発生頻度/全期間頻度)
- 5~10% :61回 / 16.62% / 25.94%
- 10%~20%:14回 / 3.81% / 13.22%
- 20%~30%:4回 / 1.09% / 3.00%
- 30%~40%:0回 / 0.82% / 0.85%
- 40%~50%:0回 / 0% / 0.58%
- 50%~60%:0回 / 0% / 0.07%
- 60%以上:0回 / 0% / 0.31%
こちらは更にボラが下がりました。右肩上がりと言うものはゆっくり進むことを考えると、今回のショート戦略はあんまり使えないかもしれません。
では本題の2017年。
2017年の結果
2017年頻度(回数/発生頻度/全期間頻度)
- 5~10% :131回 / 35.79% / 25.94%
- 10%~20%:90回 / 24.59% / 13.22%
- 20%~30%:4回 / 4.37% / 3.00%
- 30%~40%:3回 / 0.82% / 0.85%
- 40%~50%:3回 / 0.82% / 0.58%
- 50%~60%:0回 / 0% / 0.07%
- 60%以上:0回 / 0% / 0.31%
流石「半減期」の年です。右肩上がりフィーバーしまくりですね。これはショートに不利かどうかは正直分かりません。大きな暴騰力の反動で一時的に下落する可能性もあります。本当にそうなのかは次回にまわします。
ということで2018年を見ましょう。
2018年の結果
2018年頻度(回数/発生頻度/全期間頻度)
- 5~10% :99回 / 27.05% / 25.94%
- 10%~20%:60回 / 16.39% / 13.22%
- 20%~30%:5回 / 1.37% / 3.00%
- 30%~40%:0回 / 0% / 0.85%
- 40%~50%:1回 / 0.27% / 0.58%
- 50%~60%:0回 / 0% / 0.07%
- 60%以上:0回 / 0% / 0.31%
前半がボラが激しいですが後半はそうでもないですね。これは半減期が落ち着いたのが後半ということでしょう。そして緩やかな暴落時期に入るのでした。
続いて2019年。
2019年の結果
2019年頻度(回数/発生頻度/全期間頻度)
- 5~10% :95回 / 25.96% / 25.94%
- 10%~20%:29回 / 7.92% / 13.22%
- 20%~30%:6回 / 1.64% / 3.00%
- 30%~40%:0回 / 0% / 0.85%
- 40%~50%:1回 / 0.27% / 0.58%
- 50%~60%:0回 / 0% / 0.07%
- 60%以上:0回 / 0% / 0.31%
一瞬後半に大きく伸びているのを除いて特に可もなく不可も無く。
そして半減期が始まる2020年。
2020年の結果
2020年頻度(回数/発生頻度/全期間頻度)
- 5~10% :102回 / 27.79% / 25.94%
- 10%~20%:28回 / 7.63% / 13.22%
- 20%~30%:4回 / 1.09% / 3.00%
- 30%~40%:2回 / 0.54% / 0.85%
- 40%~50%:1回 / 0.27% / 0.58%
- 50%~60%:0回 / 0% / 0.07%
- 60%以上:0回 / 0% / 0.31%
コロナショックの反発で45%も上昇したようです。凄いですね。その反動を狙ってショートを仕込むと面白そうですが、発生率が全くないですね。
そして言うほどボラが高くないです。いよいよ上昇時期が始まるのは2021年ということになると考えればいいかな?って思います。
ということで、軽く2021年の結果も見ましょう。
2021年の結果
2021年頻度(回数/発生頻度/全期間頻度)
- 5~10% :2回 / 15.38% / 25.94%
- 10%~20%:28回 / 38.46% / 13.22%
- 20%~30%:4回 / 23.08% / 3.00%
- 30%~40%:0回 / 0% / 0.85%
- 40%~50%:0回 / 0% / 0.58%
- 50%~60%:0回 / 0% / 0.07%
- 60%以上:0回 / 0% / 0.31%
いやはや凄い上昇力と発生回数です。いよいよロケットが発射された感を感じますね。2017年の10~20%の回数は90回だったので当時から約1/3の上昇回数が終わった形となります。つまり、ピークは2017年より数ヶ月早いかもしれません。※ここ適当発言
ということでまとめに入ります。
まとめ
- 1日で30%を超える回数はほぼ無いと考えた方が良い
- 半減期の今年であれば20~30%の範囲も狙っていける可能性あり。逆に言えば10~20程度だと損する可能性も十分考慮する必要がある。
- そう考えると、今回のショート戦略は2021年半減期の今年行うべきではなさそう
もし1,2日の結果が良かったとしても、1日で一気に上昇するリスクは非常に高いということです。こうなると、ショート戦略を今年やるのは非常に怖い。特に現物ではなくレバレッジをやっている人はロスカットで焼かれそう。
なので今年から来年にかけては普通に大幅な下落(調整)を狙って買った方が無難かなと思った。本当にそうかは近いうちにまとめたいと思います。