こんにちは。okometsubuです。
今回も雑談。金融リテラシー0なので突っ込みどころ満載な気がする所感発言コーナーです。もし私のブログが人気ブログだったらコメント欄でボッコボコに叩かれそうな内容かもしれないし、そうでもないかもしれない。
最近株主優待を廃止する企業が増えており、日本社会としては「健全」になってよろしいことだと思いますが、株主優待狙いの投資家たちは阿鼻叫喚な環境になりつつあります。
まず私の意見として、「株主優待」という制度自体は異常、歪みだと思っており、優待を出すぐらいなら配当金を出して株主に還元すべきだと常々思っています。廃止する流れは正しいという感想です。
但し、「株主優待クロス」を行うことで非常に低いリスクでミドルリターンを得られる非常に優れた投資方法があり、数年前ぐらいからは世間一般にも認知されるようになりました。
そしてその「株主優待クロス」について、もう10年以上前から株主優待クロスに対して苦言を述べる人が散見されていましたが、最近はまた声が大きくなってきたかなと思います。株主優待クロスをしている人を「悪」であるかのように声を大にして話しているのは何時の時代もありました。
ではなぜ「悪」と言われているのでしょうか。
ここからオタク特有の早口で理由を述べて行こうかと思います。
株主優待クロスが非難される理由
大体見てるとこんな感じだと思います(※主観によるものです。イメージです)
- 本来の株主でもないのに権利日付近だけ株を取っておいて、手数料だけのリスクで優待をかすめ取る盗人!!
- 株主優待だけ取られてその「企業」には何のプラスにもなってないから企業が先細りする!ひいては日本経済全体が低迷する!!
- 株主優待クロスのせいで企業が成長しない!ホルダーがかわいそう!!!
- 普通に優待クロスやってる人がうらやましい!!!!!!
こんな感じかなぁ。なんか苦言を言う人は、やたらスケールを大きく話す人がいる印象です。日本経済とか日本全体の経済がーとかそんな感じ。これに対して反論を述べていきます。
株主優待クロスで優待品だけ取る行為について
私は株主優待クロスでソコソコ美味しい思いをしていますが、正直「異常」だと思いますし歪みであるという認識を持っています。多分世間の非難している方々の考えと同じ意見は持っていると思います。
ただ、その「異常」をちゃんと利用するかしないか、というだけです。私はこれを利用して利益を得ています。
じゃあそんな「異常」なことを利用していいのか?
という問いが今回の問題ですが、こと株主優待クロスに関して言えば、「別に良い」です。
日本は資本主義国家であります。資本主義とは自由に経済活動を行える社会を指します。
そして「株主優待クロス」取引自体は日本では正当な方法とみなされています。
であるならば、正当な方法で資本を伸ばす行動をはこの国では悪いことではないです。
そうです。
株主優待クロスは「異常」であり「歪み」ではあると思いますが、「正当」な方法です。
そもそも、証券会社のトップページに「株主優待クロス」の手順書をデカデカと載せているのです。一般人にも普及できるように促している昨今、これを利用しない手は無いと考えています。
なぜこのような社会環境下で株主優待クロスを非難する必要があるでしょうか。
結局、上手くやる人がお金持ちになるんです。それが資本主義でありあるべき姿です。
何も違法なことをして儲けようと言う話ではありません。全く持って正当な手順を踏んで利益を得ているので、苦言があるならこのような制度を容認している「企業」や「国」、「証券会社(?)」に対して文句を言うべき案件ではないかという考えです。
まぁ正直、個人的にはそもそも「株主優待クロス」という仕組み自体は歪みだと思うので、何かしら防ぐ制度を入れが方がいいんじゃないかなぁとは思っています。
だってマジで手数料だけで優待商品大量に頂けますから。広まっちゃうと一般信用の在庫が少なくなっちゃうのであんまり言いたくないんですが、ほぼノーリスクで最低でも年利3%は余裕で得られます。
真面目にクロス優待という制度自体を規制して良いとは思うんですけどねぇ・・・。もう世間に広まった十数年、全くそういう動きは無いですね。ということで、国とか証券会社に文句言うのは筋が通ると思います。
つまり、「クロス優待をしている人」に文句を言うことは実は意味不明で、正当な手順で日本国では容認されているのだから、自分もやって資本を伸ばすべきであり、むしろ資本主義国家としてはクロス優待取引で利益を得るために行動している人こそが正義ですよって思ってしまうのでした。
つまり、資本を伸ばす努力をしない人の方が、優待クロスをして資本を得る努力をしている人に対して失礼じゃないかとさえ思うほどです。こうも大々的に広まっており、かつ、手順まで公開されているのですから。
「株主優待 つなぎ売り」とかでグーグル先生してみてください。証券会社のホームページやら凄い所だと動画付きで解説しているぐらいですよ!
そういうものです。資本主義というのは。知らんけど!
株主優待を出す企業が先細る問題について
「株主優待クロスのせいで企業が損失を出してその企業が成長しない!」
と言われている(気がする)が、株主優待クロス如きで成長が先細るようであれば、さっさと「廃止」すべきです。そしてそれを決めるのは「企業」であり、個人がどうこう言うものでもありません。
株主優待を採用するのは企業として主に以下の利点があると言われています。
- 企業の商品を送ることで宣伝になる
- 配当金で出すより、定価の自社製品を送った方が圧倒的にコストパフォーマンスに優れている(※原価で済む)
- 株主優待を目当てに買う投資家が増えるため株価が安定する
上記のメリットが「株主優待クロス」のデメリットを上回るなら普通に「廃止」すればいいというだけです。それを考えるのは、「株主優待」を出している「企業」が行うべきものであり、部外者の方が口を出す問題ではありません。
正直、文句言ってるのは株主でもない部外者の方でしょう?
「正義感(笑)」で文句を言っている風にしか見えません。(※超偏見です。気分を害されたらスイマセン)
では、その株主、ホルダーからの苦言だったらどうでしょう。
正しいです。むしろドンドン苦言を言いましょう。当然です。株主なのですから。
ただ、苦言を言う先が間違っています。「株主優待クロス」をしている人ではなく、「企業」に対して行うべきです。
この国ではそもそも「株主優待クロス」が出来る世界であることが前提にある中で「株主優待」を企業は採用していることを念頭に置く必要があります。
そういう社会でその企業の「株式」に投資している「資本家」なのですから、そのデメリットを考慮した上で該当企業の株を買っていることになるはずですからね。
上記のメリット・デメリットを踏まえたうえで「株主優待」を採用しているのは企業であり、廃止・存続を決めるのも「企業」です。
株主であれば、企業の成長を考えて「株主優待をやめて株価に反映してくれ!」という意見をいう事もできますし、「株主優待じゃなくて配当金にして!」と言う権利もあります。
それを言う先はクロス優待を行っている「個人」じゃなくて、株式を購入している「企業」に言うべきです。
それでも企業は「株主優待」を続けることも普通にあるでしょう。というか、普通は一個人の不満なんか早々聞き入れられません。それが不満なら株主、ホルダーを辞めて別の銘柄を買えばいいだけです。
他に「株主優待」ではなく「配当金」を多く出す企業や、グロース株で配当金は出さないが順調に株式を伸ばすところにスイッチすればいい。資本主義とは自由に経済活動ができるのです。そんな「株主優待」だけで現状維持できている企業と心中する必要はありません。
もし仮に「株主優待クロス」程度でその企業が先細りしそうだな、とか、「株主優待」を廃止した瞬間にこの企業は「終わり」だな、ともし思う所があるなら、株主にならない方がいいです。そんな危うい企業に投資することを見直した方がいいでしょう。
ホルダーがいくら文句をいっても「株主優待クロス」をする人は減りませんし、株主優待を出す企業はその分リスクがあると言う点を考えて投資するしかないのです。
とはいえ「株主優待クロス」をしている人の影響力ってそんなないでしょう。多分、株価が安定するメリットの方が強いと思いますので、そうそう目くじら立てる必要も無いかなと思った次第。
普通にうらやましい
私自身が歪んだ性格の持ち主であり、物事に対して斜に構えているからかもしれませんが、実はこの理由が大多数なんじゃないでしょうか。
マジでこれ以外で株主優待クロスに対して文句を「あえて」言う必要性が感じられませんし、「正義感」で文句言ってる人は多分本質はこれでしょう。そう。「正義感」という名の嫉妬です。
そもそも人間なんてもんは普通は自分の利益の事しか考えません。中には神のような心穏やかな人もいると思いますが、9割以上の人は自分の利益になること大好きでしょう。投資家なんて最たるもので自分の利益を常に求めるために投資をしています。
で、株主優待クロスに苦言を述べる人は、ただ株主優待クロスをしている人がうらやましいだけなんじゃないかなと思っています。
だって、株主優待で損をしている人はその「企業」に投資している「株主」か、「企業」だけです。ホルダーでもないのに文句言う必要性も権利も無いのです。
この「普通にうらやましい」という理由、馬鹿にできないです。
隣の芝生は青く見えるのは世の常です。
私も株主優待クロスの存在を知った時、信用口座を開くのが怖くて遠くからうらやましく眺めていたものです。株主優待クロスには「信用取引」は必須です。
当時は「信用取引」はお金を借りて取引をする大変危険な口座だから、素人は絶対に手を出すな!という空気が往々にして流れていました。
口座開設をするのもなんだか億劫ですし、毎回クロスを建てるのも面倒です。
そうやってモヤモヤしているうちに、株主優待クロス組はガンガン利益を得ているのです。なんと妬ましいことか!!!!
ということで、私は妬ましかったので「信用取引口座」を開設して普通に始めました。いやぁ、限りなくノーリスクに近いローリスクで食う飯はうまいなぁ!!!!!
ぶっちゃけた話を言うと、「株主優待クロス」の為だけに「現金」を持つぐらいなら、普通に投資した方がリターンはいいですよ。株式100%であればリスクが増大しますが、リターンは相当良いです。なんならインデックス投資をすれば企業が潰れる心配も無いわけですから全部そこに預けてもいいぐらいです。
ただ、全部を全部一括で投資するのは怖いですよ。普通の人、特に日本なんかは金融リテラシーが全然進んでいないので怖いと言う感覚は当たり前です。私も普通に怖いです。
ということで、株100%は少し怖いので「オールウェザーポートフォリオ」か「RPAR」にガッツリ移す予定です。以下RPARについての過去記事。当然リスクはありますが、株式100%よりも圧倒的にリスクは低いですし、現金で持つよりはいいでしょう。
むしろ逆にRPARが元本以下になったらつまり、株式が大暴落しているわけで、その時株式に多く投資することになると思います。
多分、私はこれの1.5倍レバレッジでやることになる。
最後RPARの話で本件と全然違う話に思われるかもしれませんが、実はつながっています。
つまるところ、自身の資本をどの「投資先」に投資するのか?という話の延長線上でしか無いと言うわけです。結局年利何パーセント稼げるの?って話です。
では改めて株主優待クロスの位置付けを記載しておきます。
■リスクの大きさ(※インフレ考慮無し)
現金 ≒ 株主優待クロス <<<<<< RPAR << 株式100%
■利益率(※インフレ考慮無し)
現金 <<<<< 株主優待クロス << RPAR << 株式100%
この流れを見ると、株主優待のリスクの圧倒的低さもさることながら、利益率も実はそんなに悪くないのです。ぶっちゃけ、「現金」で持ってるリスクと「株主優待クロス」を行っているリスクに殆ど差が無いくせに、利益率はそこそこ良いのです。
ハッキリ言って滅茶苦茶美味しすぎる投資先です。株主優待クロスは「歪み」ですよこんな投資先。こんなにリスク低いのに年利3~5%は異常です。
人気がこれ以上でたら一般信用の在庫がへるので困るから始めて欲しくないんですけど、これが事実です。
現金、主に「日本円」を保有しているのであれば、「株主優待クロス」に投資しない理由は無いのです。
まぁぶっちゃけ手間が割とあるので「投資」というよりも「副業」に近いかもしれない。自己で全部が解決する割りの良い「副業」です。以下時給換算した時の記事。割と利益を最低限で見積もってこの額を貰えるので割りが良いです。
ザックリ時給
106330 ÷ 34時間 = 3127円/時
ただ、株主優待は「パイ」、つまり一般信用の在庫数が決まってるので、多く張ることはできません。3月と9月が多いですが、他の月はそんなにがっつり投資できるわけではないです。
その中で少ないながらも利益を求めるのが今の私で、株主優待クロスを実施している人の現実です。投資先を「株主優待クロス」にしているだけなのです。
というわけで、今回はここまでと致します。