【iFreeレバレッジ】現金還元サービスについて松井証券とSBI証券で比較しました

こんにちは。okometsubuです。

 

私は「iFreeレバレッジ NASDAQ100」に積立投資を実施しています。

 

そんな中、松井証券が「現金還元サービス」なるものを開始しており、その対象に上記銘柄が採用されておりました。以下その時の過去記事。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

年間0.135%をキャッシュバックしてくれるのです。楽天証券は0.048%なのでこれは流石に移管を検討しています。以下松井証券の公式HP。

 

投信毎月現金還元サービス | 投資信託 | 松井証券

https://www.matsui.co.jp/service/fund/cashback/

 

ただ、SBI証券は1000万円以上なら0.2%のTポイント還元を得られるサービスを行っております。但し1000万円未満は0.1%のため松井証券の方が上です。以下SBI証券の公式HPより引用します。

 

SBI証券|株・FX・投資信託確定拠出年金・NISA

https://www.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_home&cat1=home&cat2=service&dir=service&file=home_fundmileage.html

ポイント付与率・算出方法

(A)通常銘柄
全対象銘柄((A)~(E))の月間平均保有金額が
1,000万円以上:年率0.2%
1,000万円未満:年率0.1%

 

 

 

さて、先ほどの過去記事でも追及しましたが、松井証券の0.135%のキャッシュバックは雑所得扱いとなります。つまり、給与が多い人ほど後から税金を多くとられてしまうというものです。

 

私の場合は確か20%持ってかれると思うので約0.108%のキャッシュバックになってしまうと思われます。

 

で、Tポイント等のポイントについては課税対象かというと非常にグレーなお話です。今回は非課税として話を進めるとすると、今から松井証券SBI証券、どちらを使ったらいいのでしょうかというお話です。

 

といっても、非常に簡単な比較です。

 

ようするに、1000万円超えそうならSBI証券に移管して、それまでは松井証券を使えばいいんです。

 

そこで確認すべきポイントは次の二つです。

 

  • 移管手数料
  • 差額の0.08%/年の利益はどの程度か

 

「移管手数料」がいくらなのかと、0.08%はどの程度のインパクトがあるのかを天秤にかければいいというわけです。

 

では松井証券からSBI証券に移管する際の費用はどの程度でしょうか。以下松井証券のHPにありましたので引用します。

 

他の証券会社へ株式や投資信託を移し替えるにはどうすればいいですか。 | よくあるご質問(Q&A) 松井証券

https://support.matsui.co.jp/faq/show/1816?back=front%2Fcategory%3Ashow&category_id=258&page=1&site_domain=faq&sort=sort_access&sort_order=desc#02

投資信託の出庫は手続料として1銘柄あたり3,000円(税抜)をご負担いただきます。

 

恐らく私は1銘柄しか扱わないので3,000円、10%税金を入れると3,300円発生すると考えれば良いでしょうか。

 

では、これに対して投資額の0.08%の威力はどうでしょうか。簡単に言えば、上記の移管手数料を上回れるのであれば普通に松井証券を採用して1000万円超えそう、もしくは明らかに超えたと確信したらスイッチしてしまえばいいのです。

 

私はiFreeレバレッジは2000万円になるまでは毎月積立継続する予定ですので、その途中の500万円ぐらいは通過してくれると信じて送り出しています。

 

単純に500万円の0.08%はいくらでしょうか。小学生の算数をドヤ顔で見せつけていく。

 

5,000,000 * 0.0008 = 4,000円

 

4,000円もらえました。税金考えても4,000円もらえるなら十分じゃないでしょうか。

 

1000万円の半分である500万円でもこの時点で手数料をペイできる金額を1年間で得られることが分かりました。

 

であるならば、投資額が1000万円以下しかない場合は普通に松井証券を選んだ方がお得という事が分かりました。

 

1000万円ギリギリのラインだと非常に悩むことになりそうです。行ったり来たりしたら0.1%と0.2%が交互に入れ替わるからです。とはいえ、交互に入れ替わるぐらいだったらSBI証券の方が期待値としては半々の1.5%と捉えればいいから普通にその時に移管ですね。

※まだサービスが継続しているか不明

 

 

さて、早速楽天証券から出庫をしようとしたのですが、楽天証券のサポートに問い合わせたところ、以下の回答を得られました。こちらも出庫になるのですが迅速に対応頂いて好感度アップです。楽天証券も色々言われてますが私は結構好きです。が、今回は出ていきます。

 

楽天証券からの出庫について

  • 出庫に際して「投信口座振替依頼書」を提出してから約1ヶ月間程度時間がかかる
  • その1ヶ月間、インターネットでの投資信託の売買は全て不可となる。これは出庫対象の銘柄以外の注文全てが対象。
  • これは「楽天カード積立」や毎月積立設定をしていても例外ではなく不可となる。
  • 但し、購入日前営業日に「電話」で購入する意志を伝えることでその日の買付については可能となる。
  • 1銘柄あたり3,300円(税込)の手数料がかかる(※これについては松井証券で手数料キャッシュバックサービスがあるので実質0円)
  • 信用代用として保有されている投資信託はあらかじめ保護預りへの振替手続きが必要

 

楽天証券の出庫については以下の公式URLを参照しました。

 

投資信託の出庫 | 取引ガイド | 投資信託 | 楽天証券

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/rfund/guide/transfer_out.html

 

 

ようするに、出庫には日数がかかってその間取引しづらいよってことです。辛い。

 

というわけで、結構制約が多くなっています。懸念点は、全ての銘柄の積立投資が停止してしまう点でしょうか。これの欠点は二つ。

 

  • 楽天カードによる1%のポイントバックが得られない、もしくは電話で前営業日に電話しなくてはいけないことを覚えておく必要がある
  • 電話料金が発生する(※固定電話なら0120で無料だったはずだが楽天証券の場合はスマホだと有料だったはずです)

 

後、移管が完了したタイミングが分かるかどうかも不安材料です。2ヶ月かかる可能性があることもURLに記載されています。

 

なので、ちょっと悩んでますが、私は楽天証券松井証券で証券会社間クロス取引で一斉に移管しちゃおうかなと思っています。

 

この方法の欠点はズバリ、今現在の利益に対して税金がかかってしまう事です。では今の私のiFreeレバナスはどのぐらいの利益を得ているかというと、約25万円でした。

 

つまり、250000 * 0.20315 = 50,787円

 

約5万円、税金で取られてしまいます。普通に辛み。

 

で、よく言われているのは、

 

税金分の5万円を実際に投資していたら20年後に10倍になって50万円になった!だから45万円の損だ!!

 

というものです。所謂「税の繰り延べ」です。

ぶっちゃけ、私もこの考え方をして生きていました。

 

ただちょっと待ってください。フルインベストメントをして貯金が10万円以下とかそういう人だったら上記理論は使えると思います。

 

しかしそうではない、普通に生活資金を多めに確保している一般層の人はどうでしょうか。

 

私は結婚していますし生活資金として会社を首になってもいいように3年間の貯金はストックしています。ここから5万円をひかれると思えば、そんなに痛くないのではないでしょうか。さすがに5万円程度が最後の最後に無くて生活困難になったため銘柄を売却した、とかいうのは無いでしょう。さすがにね?

 

つまり、対象の5万円は大体の場合、銀行預金に置くことになりますので楽天銀行ならば0.1%/年分を損する人生になると考えるのです。

 

そう考えると、例えばiFreeレバを10年で手放すとしたら、

 

50,000 * 0.001 * 10 = 500円/10年

※面倒なので単利計算

 

10年で500円の損失ということになります。

 

超ザックリでいうと、私が今回証券会社間スイッチをすることで500円の損をするということです。青空銀行なら0.2%なので1000円でしょうか。税金入れたら800円。複利考えても800~900円ぐらいでしょうか。

 

10年で800円ぐらいならま~、手間を考えて証券会社間スイッチしちゃっていいかなぁ~と思ってしまっています。移管手続きの証明書の手配とか郵送対応とか普通に労働力発生します。

 

以下松井証券の移管手続きのキャッシュバックURLです。移管費用を松井証券で請け負ってくれますが、証明書類を用意するのが面倒そうです。

 

投信を松井証券に移し替える方法| 松井証券

https://www.matsui.co.jp/service/fund/transfer/

 

多分封筒代と切手代も必要になると思います。後、書類をミスって出し直しした場合とかもあるとちょっと大変そうです。これならクロス売買で移管しちゃってもいいかなと思ってます。

 

 

今回先行して税金を払うので、最終的に売却するときには安く済むことになります。出庫による移管は税金の繰り延べだけですので、最終的に払う税金と言う意味では皆すべからく一致すると思います。

 

これが等倍商品とかだったら、人生最後まで保有することで税金を払わないとかいう力技を使えるかもしれませんが今回の商品はレバレッジ商品。絶対目標額に到達したら売った方が良いと考えています。

 

というわけで、なら額も額ですし、証券会社間クロス取引で移管しちゃえばいいかなぁと思っています。その税金で引かれた金額をプラスして買付を行えばOKという発想です。

 

こうなると松井証券にこだわる必要が無くて、SBI証券でも移管が可能ですが、先ほど検討した通り、SBI証券に現時点で移管する必要性は感じないため松井証券にて行うことにします。ちなみに売買手数料は松井証券側も楽天証券側も無償でできますので実質手数料は0円で行けます。

 

というわけで、この記事を書いた後に注文しちゃおうかと思います。恐らく毎週月曜日のインデックス投資結果で移管が完了していることでしょう。

 

ただし注意点があります。投資信託は金額指定の売買となるため、口数による売却はできません。今回全スイッチする予定ですが、そうなると端数部分についてはその日の値動きによって発生してしまうというわけです。

 

面倒だったらプラス1~5万円ぐらいを松井証券で買付してしまえばクロス自体はできます。投資というものは早期にすればするほど有利という話から、1万円~5万円ぐらいのしを付けて買ってもいいというものです。もちろん損をする可能性もありますから、程々にしてスイッチしていいと思います。

 

これはまだ60万円ぐらいしか投資していない私だからこそできる技でしょうか。大金ある人は普通に移管手続きをすべきだと思います。

 

というわけで、今回はここまでと致します。

 

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