【新NISA】つみたてNISAから一般NISAへ切り替えを検討します【2階建て】

こんにちは。okometsubuです。

 

最近「新NISA(2階建て)」なる物が登場して界隈を賑わせていますね。私はつみたてNISAだし関係ないよなーと他人事のように思っていましたが、最近「SPXL」というS&Pを3倍レバレッジした商品に目がくらんでしまい、「NISA」でやったらもっと儲けられるのでは?!という欲望に掻き立てられてしまいました。

 

NISA」の商品特性として利益に対する税金部分が控除されることからリスクの高い商品を選んで高利益を目指せば目指す程、恩恵を多大に受けることができる為です。S&P500であれば、米国1国とリスク分散が先進国株式に比べて劣りますが、将来に渡って右肩上がりであろう事を信じています。本当は先進国株式の3倍商品があればそっち買いたいですが…

 

とはいえ、ロールオーバーを含めて10年しかないので特定口座に下ろすときにマイナスだったら目も当てられません。よって「SPXL」というハイリスク商品は暴落時のみ購入するスタンスにし、それまでは定期的に先進国株式を毎月積立しようかなと思っています。以下模索したときの記事。暴落したに余ったNISA枠で購入予定です。

 

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

 

 

話が脱線しました。さて、つみたてNISAからNISAに切替えたいとした場合、私には以下の疑問を解決する必要があります。

 

解決すべき課題

  • つみたてNISA」から「一般NISA」へそもそも切り替えることはできるのか?
  • 今まで「つみたてNISA」で積立てた商品はどうなるのか?
  • つみたてNISA」口座がある状態で他社に移管できるか?
  • 新NISAに「SPXL」の取扱はあるのか

 

 

一般NISAへ切り替え可能

結論から言うと、つみたてNISAから一般NISAは可能です。但し、1月〜9月まで各NISA口座でその年1円も使っていない事、もしくは10月〜12月に申請して翌年の口座から切り替えてもらうと言うものです。もう今月は12月から1月の申請となるため、翌年からスタートですね。もし切り替える場合は注文をキャンセルして1月に発注しないようにしておくといいでしょう。

 

では、今まで積み立てていた「つみたてNISA」の口座はどうなるのかというと、特に何も変わらず、20年間運用可能です。これが「一般NISA」から「つみたてNISA」への切り替えだと話がややこしい(ロールオーバー出来ないなど)のですが、「つみたてNISA」から「一般NISA」であれば、そもそも「つみたてNISA」にはロールオーバーという概念がないのでそのままにしておけます。つまり、20年間非課税枠でつみたてNISA口座を使えるわけです。私の場合は悩まなくて良さそう。これはラッキーでした。

 

 

が、以下の楽天証券サイトで気になることが記載されていました。

つみたてNISA(積立ニーサ)区分変更方法のご案内 | NISA(ニーサ):少額投資非課税制度 | 楽天証券

https://www.rakuten-sec.co.jp/nisa/tsumitate/change_account.html

※ 再投資型の投資信託をお持ちで、区分変更(一般NISA⇒つみたてNISA、つみたてNISA⇒一般NISA)された場合、変更した非課税口座(一般NISAやつみたてNISA)ではなく、一般口座か特定口座で再投資が行われますので、ご注意ください。

 

私は「eMAXIS Slim 先進国株式」で区分を再投資にしています。そもそも配当金(分配金)が出ない銘柄なので再投資は行われないため特に気にする必要は無いという認識ですが、少し気になります。

 

気になったので楽天証券様のサポートに確認したところ、私の想定どおり「分配金」に対する注意でNISA口座自体はそのまま運用可能とのこと。分配金を出さない「eMAXIS Slim 先進国株式」であれば問題ないでしょう。もし分配金のでる投資信託を持っている人は上記を注意した方が良いでしょう。

 

 

 

他社への移管も可能

今回、海外ETFを購入する可能性があるため、ドル転手数料ご最安値の「SBI証券」に移るかもしれませんが「つみたてNISA」がある状態から移動は可能かどうかを調べました。結果、可能ですが今まで購入した商品はそのまま元の証券会社で運用をすることになるのだとか。以下参考にさせていただいたMONEY TIMES様サイトより引用。

 

NISA口座の金融機関を変更すべき4つのケースと注意点 | MONEY TIMES

https://moneytimes.jp/investment/detail/id=1395

変更前の金融機関のNISA口座で保有していた株式や投資信託については、変更前の金融機関でそのまま運用をすることになる。

 

楽天証券であれば投資信託保有でポイントが少し貰えるので願ったり叶ったりですね。

 

 

 

新NISAでSPXLがあるのか

これについては分かりませんでした。現時点ではまだ制度そのものが確定しておらず、誰にも分からない状況(のはず)です。海外ETFは購入対象としているものの、「レバレッジを効かせたものは除く」とありました。おそらく「SPXL」も除外対象になってしまう気がします。

 

但し、現行の一般NISAは後4年間(2020年開から購入開始した場合)は「SPXL」を買えるので、その期間だけでも利用するかを検討することになりそうです。

 

ここで怖いと思ったのが、「レバレッジを効かせた商品」を現行の一般NISAで購入後、この銘柄だけロールオーバーが出来ないなどが発生するかどうかです。もしそうなった場合、やはり最大5年間しか「SPXL」を運用できないことになります。5年間という短い投資期間だとNISAの終わりのタイミングで赤字となる確率が高まると思われます。その結果、NISAのデメリットである損益通算出来なくなる恐れがありそうです。

 

しかも本来貰えていた5年分のロールオーバー枠が新規買付けからスタートになってしまい、なんだか損する可能性が高くなります。本当に現行NISA枠で今から「SPXL」買ってもいいか不安になってきました。一応暴落時に少しずつ毎日積立予定なので5年間でも大損はしないはずですが、ロールオーバー出来ないとなると損した気持ちになります。

 

現状、情報が少なくてよく分かりませんでしたので、続報を待ちつつ、一般NISAには切り替えてしまおうかと考えています。

 

そんな新NISA、SPXLを買えなくても別にいいかなと現時点だは思っています。何故なら今回の仕様変更のお陰で「一般NISA」は最大10年運用できます(※2020年開始なら残り9年)し、そのおかげで「つみたてNISA」よりも「一般NISA」の方がお得になるかもしれないのです。

以下私が勝手に尊敬している河童氏のブログ記事より引用。

 

我が家は一般NISAの5年延長を大歓迎です - 個人事業主が節税してインデックス投資

https://secrets2mysuccess.net/2019/12/19/get_most_out_of_them/

これまでは、一般NISAとつみたてNISAのどちらが有利(得する)かと言うと、普通に考えればつみたてNISAだったと思います。(ここでは、選択できる商品が違うとかいうツッコミはなしでお願いします。)ところが、一般NISAの非課税期間が10年に延長されると、その判断は微妙になると思われます。

一般NISAの非課税枠120万円を満たせる人は、20年も待つことなく非課税口座であることで同等の金額得することができそうです。もちろん、投資対象は定期預金ではなくてリスク資産なので、10年保有と20年保有を同列で扱うのは不適切です。

 

新NISAの方がお得かについては言及されていないものの、同等の利益を出せそうな雰囲気はありそうです。であれば、早めに一般NISAに切り替えて、より多くの非課税枠に資産を早い段階から入れることができるので若干有利になるかもしれないし、ならないかもしれません。

 

まぁ、現行とニアイコールの結果になるのであると仮定するなら、一般NISAにしておいて、「SPXL」が、ロールオーバー可能と分かってからすぐに投資が出来るように、選択肢を増やしておく、という形にしておこうかなと思ってます。分からないうちは「eMAXIS Slim 先進国株式」を買っておけば良いんです。

 

 

 

そう考えると、「ジュニアNISA」は最強かもしれません。なんせ18年以上、海外ETFである「SPXL」に投資出来るので、多少の株価変動は長期の投資期間によりうまい具合に黒字になってるんじゃないかなと。最後の売り抜け時に大暴落が来ても、約20年の黒字期間が支えてくれるはずです。あれ、面倒なことは考えないで「ジュニアNISA」で全力投球やってみようかな…手数料も買い付け時無料だし…

 

 

失敗しても借金じゃないですし、そうなったら身を焦がしながら働けば良いんですよやったぜ!!!!!!

 

 

 

すいません。話がまた脱線しました。また、河童氏の記事にて新NISAの考え方がとてつもなく分かりやすく説明されていました。

 

【大歓迎】我が家は新NISA制度を最大限に活用します - 個人事業主が節税してインデックス投資

https://secrets2mysuccess.net/2019/12/23/new_nisa_helps_us_to_maximize_financial_assets/

 

 

詳しい説明は省きますが、「つみたてNISA」のまま進めるより、一旦「一般NISA」にして、「新NISA」→「つみたてNISA」と続けた方が非課税枠を多く使えてお得になるかもしれないし、ならないかもしれない、ということです。制度を利用する年数や寿命を考えるとお得度が人それぞれ変わってくる可能性があるため一概には言えないようです。詳しくは上記の氏の記事を見た方がいいと思います。

 

河童氏のブログはとにかくためになる事だらけなので、投資している人全員に見てもらいたいです。いつも楽しみに見ています。

 

 

またまた話が脱線しました。そんな訳で、一般NISAに切り替えつつ、その後は自動的に新NISAに切り替わり、最後に残ったつみたてNISAを始めるのが1番非課税枠を余すことなく使い切れそうでした。ので、来年早々一般NISAに切り替えるだろうなと思っています。面倒なのでそのまま楽天証券で切り替えようかなぁと。特定口座で海外ETF購入時のみSBI証券で購入予定です。

 

 

しかしながら、「SPXL」、海外ETFについてですが、楽天証券では何やらとてつもなく大変そうになりそうな記事を見かけました。以下私がまたまた勝手に尊敬しているたわら男爵氏の記事より引用。

 

SBI証券、米国ETF9種の購入手数料を実質無料化へ(1/2~) - 40代でアーリーリタイアしたおっさんが たわら先進国株でベンツを買うブログ

http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1573.html

楽天証券の重大なデメリットその1は、非整数倍の株式併合等があると、強制的に特定口座から一般口座に払い出されてしまうという点です。

 

つぎに、楽天証券の重大なデメリットその2は、楽天証券の特定口座からは他社の特定口座への出庫ができないという点です。
そのため、非整数倍のコーポレートアクションがあるときに他社に移管して逃げることもできません。

 

なんだか分かりませんが、一般口座に払い出されて大変なことになる事だけは私にも分かります。それにしてもよくここまで細かい部分(?)に気付くものです。視点が違うのでしょう。毎回勝手に助けられています。ありがとうございます。

 

ただ、上記はあくまで特定口座の話の様です。もう少し調べると、NISA口座であれば上記の問題は発生しなさそうにみうけられました。以下楽天証券様Q&Aサイトより

 

NISA口座で保有している海外株式にコーポレートアクションが発生した場合、取扱いはどうなりますか?|よくある質問|楽天証券

https://faq.rakuten-sec.co.jp/sp/faq_detail.html?id=2843002

NISA口座で保有されている海外株式にコーポレートアクションによる権利処理が発生した場合、すでに保有されている株式については、引き続きNISA口座でお預かりいたします。
一方、権利処理により、新たに付与された株式は、一般口座でのお預かりとなります。

 

この内容によると、NISA口座の場合で一般口座に払い出される条件は

スピンオフ、子会社分割などで親株と違う銘柄の株数を取得した場合

買収

上場廃止

の3つのみとなります。株式併合と分割はNISA口座にて対応可能とあるので大丈夫かなぁと思った次第です。難しい内容なので今の私には理解が及びませんでした。本当にNISA口座なら大丈夫なのでしょうか。

 

この件についても楽天証券様に問い合わせさせて頂きました所、上気の認識で概ね問題なさそうですが、「SPXL」の商品についての説明は頂けませんでした。まぁそりゃそうですね。ここからおそらくベースの話になってしまいますが、おそらく子会社分割なんてETFで無いと思いますし、買収もなさそう。後は倒産、つまりサービス終了くらいでしょうか。それはもう諦めるとして、他は大丈夫そうかな。

 

でもヤッパリ怖いから、一般NISA枠ではやらないかも。ジュニアNISAはSBI証券なので、もしNISAでやる場合はジュニアNISAをメインで組み立てることになりそうです。

 

 

 

ならば証券会社を変える場合はどうか。もし仮にNISA口座をSBI証券に移管した場合、「楽天カード」による毎月5万円の枠を特定口座で消費することになります。一般NISAへ切り替えることで、つみたてNISAだけの場合の800万円から約1000万円の投資力が追加で必要になるため余剰資金を圧迫します。そこから更に楽天カードの毎月5万円を特別口座に割り当てる財力は我が家には無さそうです。うーん。ヤッパリ楽天証券で一般NISA口座に切り替えてそこで楽天カード使うかなぁ。

 

 

あ、ひとつ見落としていました。SBI証券であればドル転時の手数料が1ドル4銭で済むのでした。※通常1ドル25銭必要。

私の場合、来年からと考えるとNISA枠で海外ETFを買えるのは最大480万円(現行NISA)+102万円(新NISA)です。もしNISA枠を全部海外ETFにした場合は1ドル100円とすると、2328円で済みます。これが楽天証券だと14550円必要です。売り買い時に発生することから約25000円分の損失でしょう。地味に痛いですが、これはNISA枠を全額買った場合です。そうしょっちゅう暴落なんて無いでしょうから多くて半分、12500円分のコスト増と考えておきます。そう考えるとしても、コーポレートアクションなる物のリスクも踏まえてNISA口座は「SBI証券」の方がいいでしょうか。

 

しかししかし、そうなると、楽天証券投資信託保有で得られるポイントが少なくなるのでそこも考慮しないといけません。投資信託保有10万円毎に毎月楽天スーパーポイントが4ポイントもらえるサービスです。私は先進国株式分で持っている分があります。SPXL全力で行うわけではなく、先進国株式も購入するので、これが無くなるのはちょっと残念です。SBIにもあるようですが、eMAXIS Slim 先進国株式だとあまり貰えないとか。ヤッパリ楽天証券のままが楽チンだしそのままきりかえたいなぁ。悩ましいです!さっきから意見があっち行ったりこっち行ったりしてるな!!これ絶対年末年始まで考え込むパターンです!

 

 

今年はもう終わってしまうので、来年の10月1日をもって再来年に向けて切り替え対応申請を行うか、今からすぐに切り替え申請を行うことになります。まだ界隈では新NISAについて正しく情報が出回っていないようですので、焦らず来年10月からにしようかな?でもNISA枠がなんだか勿体無い気がするしなぁ。悩みはつきません。とりあえず切り替え申請だけはしておきます。

 

 

グタグタ書きましたがまとめるとこうです。(長文糞ブログの極み)

 

 原時点でのまとめ

  • 現行NISAから新NISAに「SPXL」というレバレッジ商品がロールオーバーできるなら10年間の運用が可能なので投資するのはアリ。
  • ジュニアNISAであれば「SPXL」の運用が約20年間運用が可能なのでやるなら一般NISA枠ではなくジュニアNISAで全力買いが良いのではないか。
  • 新NISA制度が確定するまで不明だが、今からつみたてNISAから一般NISAに切り替えるのもアリ。「SPXL」を買わずとも「eMAXIS Slim 先進国株式」を買うことになっても問題無いはず。

 

ともあれ、楽天証券に対して切り替え申請は先行して行いました。今年中にやらないと来年年初での投資に間に合わなくなるためです。書類が届くまでもっと考えます。

 

 

※2019/12/29 追記

次回の記事でつみたてNISAと一般NISA(新NISA)の比較を行いました。細かい点を省いて、あえて切り替える意味は薄いと感じました。以下次回記事です。

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

 

と言ったところで今回はここまでと致します。

 

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