こんにちは。okometsubuです。
さて2020年も始まってしまったわけですが、これにより「つみたてNISA」や「ジュニアNISA」の年初一括投資が可能な年になったということでもあります。一括投資を行うことは、ドルコスト平均法よりもリスクがあるもののリターンを増やす効果があると考えています。
そんな一括投資ですが、市場ではよく1月より2月の方が良いという噂をよく耳にします。これは1月は年が明けてお祭り気分で株価が上昇するが、2月はそれが終わって株価が下がるとかなんとかかんとか。噂話なのでよく分かりませんが、昨年はその教えに従って(?)2月に一括投資しています。
※単に口座開設が間に合わなかったというだけです
さて、今年はまだ1月が始まったばかりで証券会社はお休み中です。この噂が本当なのか、この際です。簡単に調査してみたいと思います。この調査結果により、私の投資方法が決まるのでかなり真剣に、ザックリベースで調べてその結果に従い投資を行う予定です。間に合えば1月の初日に購入することができますね。
前提条件
- つみたてNISA枠では「eMAXIS Slim 先進国株式」を一括購入します
- ジュニアNISA枠では「SPXL」を一括購入します。調査対象として「VOO」の過去データを元に確認します。
- 1月初日・中旬(15日)・下旬(最終日)と2月初日・中旬(15日)・下旬(最終日)の6つの内、どれが一番株安で購入できる可能性があるかを調査します。
- 対象日の終値を参照し、各日の平均を出します。
- 基準値を「1月初日」とし、そこからプラスかマイナスかの率を調べて最終的に平均値を出します
- 2010年頃(商品が発売されたのがこの頃なので)から調査対象とします。
- 調査対象は「eMAXIS 先進国株式」と「VOO」とします。eMAXISとしたのは、MSCIコクサイのベンチマークを対象としており2010年から調査が可能だったという点だっただけ、過去データを簡単に取得できたからというだけです。特に意味はありません。
「SPXL」については一括投資するか、実は未だに悩んでいますが、とりあえず今回調査はします。どうするかはその日までに考えます。「eMAXIS Slim 先進国株式」は一括投資を不慮の事故が無ければ必ず実施します。
以下モーニングスターサイトから「eMAXIS 先進国株式」のデータを取得しています。
投資信託のモーニングスター|スナップショット[eMAXIS 先進国株式インデックス]
以下ナスダックサイトからVOOのデータを取得しています。
Vanguard S&P 500 ETF (VOO) Historical | Nasdaq
ではまずは先進国株式から見てみたいと思います。
先進国過去データ平均値
2010年~2019年のデータとなります。
日にち | 騰落率 | +/-回数 |
1月初日 | 0 | - |
1月15日 | 0.061570007036228 | 6+、4- |
1月最終日 | -0.032651619863708 | 5+、5- |
2月初日 | 0.019337642713779 | 5+、5- |
2月15日 | 1.00634921376309 | 6+、4- |
2月最終日 | 2.35246302078989 | 5+、5- |
最後の「+/-回数」は1月初日から「+」数と「-」数の合算です。「+」が高値で「-」が安値です。どれも勝ったり負けたりであんまりデータとしては参考にならないかもしれません。
結果を見る限り、「1月最終日」の終値で買うのが一番安く仕入れることが出来そうです。調査対象年数が10年と少ないですが、あまりに過去すぎても時代が違うので何とも言えない気がしてます。となると、このデータもあんまり意味は無いかもしれません。
では続いてVOOの調査結果を見てみます。
VOOデータ平均値
2011年~2019年のデータとなります。
+/-回数 | ||
1月初日 | 0 | - |
1月15日 | 0.332613550316737 | 7+、2- |
1月最終日 | 1.27809328709987 | 6+、3- |
2月初日 | 1.55005698389198 | 6+、3- |
2月15日 | 3.19240247604494 | 8+、1- |
2月最終日 | 3.77375785094683 | 8+、1- |
意外なことに(?)1月初日に購入することが最も安く買えることが分かりました。先進国株式も1月初日は2位をマークしており、最初の一発目に安値を狙って(狙えるのであれば)購入するのが最も安定するのかもしれません。勝率でみても、2月に買った方が高値の回数が多い点も1月の初日に購入することの後押しになっています。
このデータより、直近約10年ぐらいのデータから読み取ると、
「1月初日に購入することが最も安く買え、2月最終日に買うのが最も損する」
ことが分かりました。
※2019/1/2 追記
終値で今回調査しましたが、始値についても参考情報として追記しておきます。結果としては騰落率の変動は多少するものの、結果は本記事の通りとなります。
1月初日 | 0 |
1月15日 | 0.563029956998327 |
1月最終日 | 1.22764431375192 |
2月初日 | 1.7115006960797 |
2月15日 | 3.26999989703167 |
2月最終日 | 4.38715884262237 |
※2019/1/2 追記
1月初日の始値と終値の比較も行いました。10年とデータが少なすぎてアレですが、気持ちの後押しになればと思うことにしました。結果から、VOOの場合は始値で買った方が終値で買うより安く買えるため、いきなり始値で買ってしまってもいいかもしれません。
日付 | 始値 | 終値 | 騰落率 |
01/03/2011 | 115.94 | 116.22 | 0.241504226323962 |
01/03/2012 | 116.9 | 116.6 | -0.256629597946973 |
01/02/2013 | 132.94 | 133.6 | 0.496464570482922 |
01/02/2014 | 168.53 | 167.63 | -0.534029549635083 |
01/02/2015 | 189.29 | 188.4 | -0.47017803370489 |
01/04/2016 | 183.77 | 184.31 | 0.293845567829348 |
01/03/2017 | 206.68 | 206.74 | 0.029030385136444 |
01/02/2018 | 246.15 | 247.09 | 0.381880966890107 |
01/02/2019 | 226.18 | 229.99 | 1.68449907153595 |
0.207376400767976 |
次にチャートを見てみたいと思います。まずは「eMAXIS 先進国株式」から。
現在2019年で2018年からボックスっぽくなってますが、2018年の最高値を突き抜ける形でフィニッシュしているように見えます。もしこれが2010年~2012年末の再来であるとすれば、2013年の通りうなぎ登りになるかもしれませんし、2018年、2019年の年初に行われる暴落で大損するかもしれません。
では次にVOOも見てみます。
こちらもほぼ同じようなことが言えそうですね。ただ、VOOに限って言えば、ボックスとして機能してるのは2015~2016年頃で、そのほかの期間は2019年の暴落を除いて右肩上がりで問題ないかなぁと楽観視してしまいそうなチャートだと思います。
※素人の適当な感想です。
「NISA」口座に限って言えば、1月の初日しょっぱなから年初一括投資はアリじゃないかなと思いました。資産のすべてを投資する訳ではないし、早く市場に投資するという考え方としても合致しています。
というわけで、早速各証券会社に一括投資を行う対応を行おうかと思いました。怖いですけどね。今まさに絶好調、最頂点にいるわけですから。2013年の再来を信じるのであればこのままうなぎ登りし、2018年年末を信じるのであればここから暴落します。果たしてどうなることやら。本日はここまでと致します。