こんにちは。okometsubuです。
来年の1月5日までであり、かつ色々条件付きですが、「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」を年会費無償で手に入るキャンペーンが実施されています。しかし私は申し込み資格を満たしていながら、応募しなくてもいいかなと現状思ってしまっています。以下前回の記事。
入らない理由は主に以下の通りです。
年会費無料でも使いたくない理由
- 還元率が0.75%と低い
- 海外旅行行くと物凄いメリットがあるが、数十年に一度行くか行かないかしか使わないのでメリットが使えない
- 最低限年1回使わないと翌年1万円が発生してしまう(1円でもいいから使う必要あり)
しかしながら腐ってもアメックスゴールドカード。こんな美味しい機会は今後二度と無いかもしれないし、あるかもしれないとネット界隈ではもっぱらの噂。そう思うといても経ってもいられません。
そこで、今回は「セゾンポケット」というサービスを利用してどうにかできないかを模索します。
セゾンポケットとは
今年11月からスタートしたセゾンカードとUCカード利用者に特化した投資サービス。
たった2種類の投資信託と国内株やETFを扱っています。国内株やETF等は5000円から、投資信託は1000円から積立可能です。
「セゾンポケット」はクレジットカード払いに特化した仕組みになっており、私が入会を悩んでいる「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」でも支払えるそうです。
つまり、ゴールドカードの年会費無料の条件である「年間1回利用」というデメリットはこれで解消出来そうです。
私は国内株は興味がないのですが、ETFの中には「S&P500」銘柄があります。しかしながら買い付け手数料0.5%必要です。高い。見なかったことにしておきます。
と言うことで投資信託を見ます。たった2種類しかない理由は初心者にも安心して選んでいただけるようにしたそうな。
やはりというか、案の定というか、扱っている商品はどちらも信託報酬料が高い「アクティブファンド」です。以下商品。
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
- セゾン資産形成の達人ファンド
セゾン投信が扱っているのでラインナップも納得。
「アクティブファンド」の特徴は運用者のプロが頭を使いながら儲かるように頑張るから、その分手数料多めに頂戴ねミ☆ というものです。
逆に、頭を使わないで沢山の企業を全部買ってあとは放置するから手数料少なくていいよ、というのが「インデックスファンド」です。(※説明は超ざっくりしたものですすいません)
で、過去の実績から、「アクティブファンド」が「インデックスファンド」に勝つ確率は7,8割程度2,3割程度しかなく、その上手数料まで沢山取られるという歴史の闇があります。
※2019/12/14 更新
7,8割勝利しているのは「インデックスファンド」です。記載ミスを修正しました。
何が言いたいかと言うと、アクティブファンド、あんまり買いたくないです。それでも買ってもいい理由を見つけるべく、我々は他のメリットを調べる事にした。
投資額に応じて永久不滅ポイントが貯まる!!
「セゾンポケット」で投資するとポイントが貰えるそうな。一体どのくらい貰えるのでしょうか?!?!!!
公式サイトより引用。
ポイントプログラム|セゾンポケット
https://www.saison-pocket.com/point-program/
0.1%です。それも条件付で最大0.1%
しょ…ショボすぎる…
バカな…楽天証券より後発のサービスだぞこれ…
6回分の投資額に応じて5000円で割った分の永久不滅ポイントが貰えるそうです。きっちりポイント余すことなく貰うには最低「2500円」を毎月積み立てる必要がありそうです。これで6ヶ月後に15000円積み立てたことになり、3ポイントの永久不滅ポイントゲットです。年間6ポイント。年利にして最大0.1%。あれだけダメ出ししてしまった「tsumiki証券」が神に見えるほどショボいです。「tsumiki証券」なら5年間頑張れば0.5%になるのに…
というか「楽天証券」なら最初から1%バック…
話を戻します。このサービスはあくまで都度投資した額の合計のため、保有している運用額がいくらかなんて関係なさそうです。6回の積立投資した額の実績がどうかだけ判定されるようです。
以下、「tsumiki証券」の時と全く同じ状況の過去記事です。使い方次第で「tsumiki証券」は相当美味しいサービスになります。※但しお行儀は悪い
他のメリットとしては、カードを毎月使うことになりますので、「セゾンクラッセ」のポイント稼ぎに使えそうです。星4はキープできるんじゃないでしょうか。スコアが増える条件は開示されていませんが、毎月5万円投資したら、もしかしたら星6になって、ポイント還元率が1.25%のゴールドカードに変わる可能性はあります。
それでもプラスで毎日「ペンとすくん」に会いに行ったり、アンケートに答えないと行けないと思うのでヤッパリ面倒くさそう…
ともあれ、星4ならば、年間30ポイントの永久不滅ポイントがもらえます。150円ほんのり嬉しい。年1回なのでほんのーーーり嬉しい程度ですが。
さて、「セゾンポケット」の大体のメリットが揃いました。
実際に投資を実施するとどうなるでょうか。
- 毎月2500円投資で1年に6ポイント(30円)がセゾンポケットから貰える
- セゾンクラッセで星4は最低限保てるはずなので1年で30ポイント(150円)貰える
- あわよくば、星6を目指せるかも?!(多分無理。行って星5)
いかに「セゾンクラッセ」で星を稼ぎつつ、資産運用ができるかと言うところですね。
さて、先程も少し話題を出しましたが、高い信託報酬の投資信託達を持つ意味が無いのでスイッチします。「セゾングロバラ」も商品としては悪くなさそうですが、信託報酬が0.65%前後と「eMAXIS Slim先進国株式」の6倍近いコストがかかります。というわけで、スイッチにかかるコストを超ざっくりで見ていきましょう。やることは先程紹介した過去記事と同様です。
シミュレーション
- セゾングロバラに投資したものとします。信託財産留保額は0.1%です。
- 売却時のセゾングロバラの基準価格は15000とします。計算を簡単にするため価格変動なし。
- 2500円でセゾングロバラを購入したとします。2500÷1.5=1667の口数を得た事になります。
- 海外株含む投資信託は売却までタイムラグがあるので3日必要とします。
- セゾングロバラの信託報酬は0.65とします。
- 同日、「eMAXIS Slim先進国株式」等のインデックスファンドに切り替えるため、基準価格の変動は気にしないものとします。(※過去実績では約0.1%の誤差になる想定)
途中で売却しても良さそうなので、初日に買ったら即売ることを想定しています。また、条件最後の過去検証の約0.1%の誤差についてはまだ記事にしていないので、いずれ記事にまとめてみます。
では計算します。
信託財産留保額の計算式
基準価格 - (基準価格×信託財産留保額)
15000-(15000×0.001)=14985
計算後の額×(購入口数÷1万口数)
14985×(1667÷10000)=2498
結果 2500-2497=2円
と言うことで、売却時に「2円~3円」のコストです。細かすぎて小数点は適当に誤魔化してます。多くて3円と言った所でしょうか。これが年で12ヶ月分発生しますので、大目に見て最大36円程度の赤字になることでしょう。
信託報酬について
信託報酬は年計算なので、1日でスイッチするのであればほとんど影響無いと思われます。但し投資信託は売却までにタイムラグがあるので3日として計算すると、
2500 ×(0.0065÷365×3日)= 0.1円
無視していいな!これ!最悪累計とか出来たとしても、毎年1円です。
と言うわけで、年間のザックリ結果はこうなります。
コスト
36+1=37円
では年間の利益はどうでしょう。永久不滅ポイントは1ポイント5円とします。
利益
30+150=180円
トータル
180-37=143円
やった!年で143円儲かりました!!!
毎月頑張ってスイッチしてたったこれだけ……
これでセゾンクラッセで星6になって還元率が1.25%になるなら割と頑張ってやると思いますが、現状厳しいでしょうね。月に2500円しかカードを使わない訳ですから。さすがに0.1%確定しているセゾンポケットで月5万円はきついです。私の余剰資金だとちょっと気軽に試したくない金額です。
ヤッパリ「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」、永年無料でもいらないんじゃないかなぁ…
「セゾンポケット」で簡単に星6になるようなら相当良いサービスに早変わりだと思うのですが。ブログのネタがてら、やってみるのも一興かもしれません。とりあえず、試すとしてもまずは月2500円からでしょう。
と思ったところで今回はここまでと致します。