【等倍】FANG+を積立投資したらどうなるか確認します

こんにちは。okometsubuです。

 

今回はFANG+についての調査を開始します。まずはレバレッジを効かせない、ただのFANG+とNASDAQ100を比較したらどうなるかというのと、積立投資をした場合にどのぐらいの差が生じるのかを確認したいと思います。

 

FANG+とは、なんかすごい10社を集めたETFです(※適当)

 

今現在は以下の通りのようです。

 

なんかすごい企業10種

 

銘柄組み換えをしてくれると言う点が私にとって非常に好感が持てたため、積立投資対象とするか今現在検討しています。一括で多く投資するのはちょっと怖いので流石に積立投資対象として考えていますが、過去結果としては非常に優れていることは分かっています。

 

 

ということで、本当に優れているのか、改めて過去データを比較してみてみましょうか。

 

NYSE FANG+」の結果とNASDAQ100である「^NDX」を単純比較します。

 

NYSE FANG+のデータはjp.investing.comサイトを参照させて頂き、^NDXはYahoo Financeから参照させて頂いています。

 

Investing.com - FX | 株式市場 | ファイナンス | 金融ニュース

https://jp.investing.com

 

Yahoo Finance - Stock Market Live, Quotes, Business & Finance News

https://finance.yahoo.com/

 

FANG+とNDXの単純な比較

FANG+が誕生したと思われる2014-09-22~2020-09-04の約6年間の結果となります。

コロナショックと先日のちょいとした暴落含んでいます。

 

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終結

  • FANG+:5.6倍 5.48倍
  • NASDAQ100:2.86倍

 

6年で5.6倍! 5.48倍

 

※2020/09/09 修正

若干値が異なっていたので修正しました

 

当時2000万円投資していたら、6年で1億円以上を到達したことになります。

 

こんなに成績がいいんだったらレバレッジ効かせないで、良い所の企業に一括投資した方がむしろ安全じゃないかと思えてしまうほどです。

 

ただ、この検証でつかった「NYSE FANG+ Index」は信託報酬とか全く考慮されていない大元なので、そこそこパフォーマンスは落ちる見込みです。

 

いやー、でも揺らぎました。レバレッジで償還リスクや金利に怯えながら頑張るより、こっちに投資して放置した方がいいんじゃないかなと思えてきました。

 

ぶっちゃけ、「FANG+」の等倍商品の投資信託でも信託報酬が約0.8%と高額なので、だったら10種類を海外ETFで買えばいいじゃんってなりそう。等倍なら普通に海外ETFを買いです。信託報酬が高すぎる。

 

ただ、今回検討してるのは「FANG+」の2倍レバレッジかつ積立投資先としてです。

 

今回はレバレッジは無しで実データを元に積立投資をした場合の結果を比べたいと思います。

 

積立投資、ドルコスト平均法の弱点といいますか、特性として、投資初期段階で右肩上がりが続いて、後半右肩下がりするような相場だと非常に弱いのです。

 

つまり、「FANG+」で大きく右肩上がりしても、積立投資になると返ってデメリットとなりうる可能性を秘めているということです。

 

とはいえ、結局最後に「右肩上がり」の上昇率が大きいのであればその限りではありません。しかも対決先が「NASDAQ100」となると、ほぼ間違いなく「FANG+」の圧倒的勝利で終わりそうです。まま、とりあえず見ましょうか。

  

毎月積立投資した結果、一体どうなったでしょうか!?

 

毎月積立投資した結果

 2014-09-22~2020-09-04です。買付手数料や管理費は入っていません。毎月積立です。

 

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終結

  • FANG+:3.26倍
  • NASDAQ100:2.06倍
  • (積立額:7100ドル)


まぁそらそうなるんです。結局ドルコスト平均法、つまり積立投資は後半になったら結局一括投資とそう変わらないリスクになるのでグラフの動きは最初の一括投資と後半似たような動きになるのですから。

 

但し、最終結果の倍率は初手一括投資と比べたら大分落ちます。FANG+は5.6倍だったのが3.26倍という結果に終わりました。

 

と言っても、2014年なんかは暴落が発生していない時期なので、結局はドルコスト平均法の苦手な期間だったからと言わざるを得ません。これが「世界恐慌」のような長期間低迷する時代だったらドルコスト平均法は圧倒的なパフォーマンスになったでしょう。

 

その分利率が落ちるのはやむを得ないということです。

 

それでも3.26倍は凄いですね。ちょっと気になったのですが、ここにQLDやTECLを入れたらどうなるでしょうか。試しに入れてみましょう。疑似データになりますが、流れが分かればOKとします。QLDはNASDAQ100の2倍値動き、TQQQは3倍値動きです。

 

QLDとTQQQの積立結果追加

 

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終結

  • FANG+:3.26倍
  • NASDAQ100:2.06倍
  • QLD:3.65倍
  • TQQQ:5.45倍
  • (積立額:7100ドル)

 

これ、結構面白い結果となりました。QLDと今回のFANG+の積立結果だけ見ると、言うほど変わりません。途中大きく差が開きそうなタイミングがありましたが、コロナショックでレバレッジ商品は大幅な下落を経験するわけで、結果的には誤差の範囲になったと言うわけです。

 

とはいえ、今回の検証は指数のFANG+とNDXを対象にしているので年間の管理費とか一切含まれていません。そして「iFreeNEXT FANG+」とかは信託報酬が0.775%/年と大変高額ですので、それを加味したらもう少し差が生じる可能性は大いにあります。

 

とはいえ、将来もこれだけのパフォーマンスが得られるならFANG+に積立投資しても悪くない気がしました。むしろ「金利コストが無い」「償還や仕様変更に怯える必要が無い」と言ったメリットが大きくなりそうです。

 

懸念点は、このFANG+の採用銘柄が入れ替わるタイミングが読めないぐらいでしょうか。10年もイケイケでずっと同じ銘柄が続くことに私は懐疑的ですので、そういう面でみると若干不安が残ります。

 

さて、積立投資ということで、前半の積立額より下がる可能性がある時期をズームアップしておきましょうか。最初の3年間だけのグラフ結果です。

 

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やはり多少の下落時はレバレッジ商品が大きく負け越していますね。ただ、ひとたび右肩上がりになれば圧倒的になるのはレバレッジ商品ならではです。そんな中、FANG+はNDXよりもむしろ安全と言えるパフォーマンスを得ています。ほぼほぼ、積立額以上をキープしていますね。

 

将来もこういう風に良い感じに動くか分かりませんが、4半期に1回、組み換えの可能性があると言うのであれば採用の余地ありです。

 

 

ということで、今回は等倍のFANG+編でした。記事を分ける必要無い気がしますがデータ出すの面倒なので今回はここまでと致します。

 

次回以降でなんちゃってFANG+のレバ2倍を用意して積み立てた場合を比較してみる予定です。

 

 

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