【2倍レバレッジ】FANG+2倍レバレッジを積立投資したらどうなるか確認します

こんにちは。okometsubuです。

 

前回の続き物です。FANG+という銘柄の2倍レバレッジに対して積立投資をしたら有効かどうかをみるだけの記事です。以下過去記事。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

というわけで、早速2倍値動きの指数を確認した所、FNGOというものがありました。が、これは2018年12月に開始されたばかりの新設ETNであり、期間が短すぎて検証データとしては使えません。

 

ちなみに「FNGO」の正式名称は「MicroSectors FANG+ Index 2X Leveraged ETN」というものらしい。ETNなので実際には私は投資しないです。ETNは確か、運用会社が破綻したら投資資産も全部ぱあになる商品だったはずです。ETFはそこは保障されてるとかそういうやつ。※適当に書いてます

 

ということで、「NYSE FANG+」との値動きを超適当に比較して作りました。何も計算していない、超適当フィーリングで出してます。

 

ということで、超適当に作った値動きです。

 

等倍値動き*1.91 + 0.00001541

 

で、上記結果を使った結果がこちら

 

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当たらずとも遠からず。そう酷く違う訳でもないのでこのぐらいでやってみましょうか。ちなみにFNGOの管理費は0.95%なんだとか。iFreeレバレッジFANG+より安いですので、iFreeレバでやる場合は値動きをもう少し減らしたら似たような動きになるかもしれません。

 

今回のデータ期間は右肩上がり相場の中での値動きの疑似データなので全期間使えると言うものでは無いですが一応FNGOの管理費分はかかった感じでシミュレーションできると思われる雰囲気なアレです。※超適当

 

というわけで、この結果を元に、積立投資ではなく初手一括投資をしたらどうなったかを見て見ましょう。

 

疑似FANG+初手一括投資した場合

NYSE FANG+が誕生した2014-09-22~2020-09-04で見ます。

 

 

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終結

  • FANG+:5.47倍
  • NASDAQ100:2.86倍
  • QLD:6.27倍
  • TQQQ:10.60倍
  • FANG+2倍:18.36倍

 

かなり予想外な結果になりました。あの最強と名高いTQQQFANG+のそれも2倍レバレッジ圧倒されてしまいました。

 

コロナショック後は特にヤバイですね。2倍レバレッジの方が下落率は抑えられており、その後の右肩上がりで差が広がる一方になったというわけです。

 

これまじ?ほんと?

 

ちょっと自分の検証結果が信じられないので、FNGO(※FANG+2倍レバ)とTQQQのオリジナル同士で見て見ましょうか。検証期間はFNGO開始時期から。

 

さらにオリジナルと疑似データも一緒にやってみますか。そこそこ差異は出ると思いますが、一応みてみますよ!!

 

FNGO バーサス TQQQ

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言うほどずれてませんでした。つまり、ある程度ではありますが、大きな局面でみたらTQQQよりFANG+の2倍レバレッジ商品を初手一括投資した方が成績が良かったことになります。凄い!!

 

えーー。ふつうにすごくなーーい??

 

これだったらTECLに今全力投資してるんですが、FANG+2倍レバレッジでも十分という話になります。レバレッジ2倍なら3倍のような「ITバブル崩壊」ですべてがパァになるリスクは抑えられるはずです。以下3倍レバだとパァになったと思う過去検証記事。

 

 

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もちろん、今後もFANG+がこんなに高成長を遂げるかなんて分かりませんし、ハイテクはこの10年の上昇程今後は伸びないとも言われています。というか米国株全体が伸び悩むとかなんとか。

 

ただ、この水準ならTECL全力ではなく、半分FANG+2倍レバレッジとかしてリスクヘッジしてもいいかもしれない。うーん。いま現在「iFreeレバレッジ NASDAQ100」に積立投資してるけど、やっぱり半分ぐらいFANG+2倍にしちゃおうかなぁ。

 

そのまえに、調査期間中の最大下落率も見ておきましょうか。果たしてFANG+2倍レバは暴落時にも十分耐えられるでしょうか。高値からの最大下落率を見ます。

 

調査期間中の最大下落率

  • FANG+:-34.2%
  • NASDAQ100:-28.0%
  • QLD:-51.7%
  • TQQQ:-69.9%
  • FANG+2倍:-60.3%

 

こうみると、FANG+2倍はそこそこ下落したことが分かりました。リスクとしては、

 

QLD < FANG+2倍 < TQQQ

 

と、こうなるわけです。ただ、リターンはFANG+2倍がトップなので、過去の実績を信じるならばFANG+2倍が圧倒的ということです。

 

とはいえTQQQのように、ボラが激しい銘柄こそ追加ナンピンで増価効果を生かしたいですね。そのため、「積立投資」であればTQQQを採用するのが良いかなと個人的には思います。

 

但し償還リスクを考えるとFANG+2倍がギリギリまで攻めて、高リターンを得られる気がしてしまいました。まるで2.5倍レバレッジ的なイメージでしょうか。

 

 

ということで!

 

 

ここからがようやく本題ですが、積立投資をした場合はどうなるでしょうのコーナーです。

 

まぁ、前回の記事からも分かる通り、余裕で1位で相当良い結果になることは分かります。そして積立投資の利点である「大きく下がったら安く買える」が3倍レバのTQQQなら使えますが、FANG+2倍レバではそこは使えません。

 

まま、積立にしたらどのぐらいの倍率になるのかとか、そのぐらいは見ておきましょうか。

 

毎月積立投資した結果 

 2014-09-22~2020-09-04です。買付手数料やNDX(等倍)とFANG+(等倍)は管理費入っていません。毎月積立です。

 

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終結

  • FANG+:3.26倍
  • NASDAQ100:2.06倍
  • QLD:3.65倍
  • TQQQ:5.45倍
  • FANG+2倍:8.44倍

 

はー。つっよい!!

 

積立でも6年で8.44倍は夢がありますね。TQQQを凌駕するのは普通にヤバい怖い。

 

ただ、積立投資といっても、運用後半になればなるほど暴落のショックは大きくなるため後半は積立投資によるリスクヘッジは皆無と言っていいでしょう。それでも8.44倍は強いですね。

 

しかしですよ。コロナショックで大きく下げましたが、TQQQの3倍レバレッジに比べて2倍レバレッジレバレッジFANG+は限定的な下げとなりました。これは初手一括投資でも同じことが言えましたね。いうても2倍レバレッジです。

 

逆にこのような大暴落が積立投資初期に発生するならそれは逆に「TQQQ」にメリットがある話なのでタイミング次第で結果は変わるとは思います。

 

とはいえ、2倍レバレッジの方が3倍レバよりリスクが低いのは明らかですし、後半リスクが少なくなるのは嬉しいことです。

 

そして将来後10~20年を「良い感じ」の10社に委ねられるなら悪くない投資先と思った次第。最悪、米国が駄目でも中国2社が入ってますし、「銘柄組み換え」が行われるのは強いと思います。

 

ぶっちゃけ、投資家ではなく使用者目線ですが、中国2社をマイクロソフトとかにしてもいいとも思ってしまう。いや、TwitterとかFacebookよりマイクロソフトでいいじゃんって。普通にマイクロソフトの方が将来性あると思うけどなぁ。サブスクリプションサービスで軌道に乗ってるし、将来安泰なイメージが強い。

 

というかTwitter株価みたら完全にボックス相場ですねこれは・・・。将来性もあるんだかないんだか不安です。FBはなんか知りませんが右肩上がりです。どっちも似たようなもんなのに大分違うんですねぇ・・・(※インキャ並感)

 

話が脱線しました。

 

 

さて、2倍レバレッジなら短期間に指数が-50%下落しなければ償還はされないのは強いです。3倍なら指数が33%下落でアウトなので、ちょーーーっと、いや、相当怖いと感じています。バブルが強ければ強い程、はじけた時の下落率がヤバイのです。

 

それもあって、私は3倍レバレッジに長期投資しているものの、SPXL:TECLへの投資額を50:50程度に留めています。最悪SPXLで復活できるようにしているのです。ただ、今回のFANG+レバレッジは2倍なのに株価はTQQQ以上というのは好印象ですね。

※将来に渡って強いかは別問題です。

 

 

  

ということで今回の結果を受けて、今後どうするかを検討します。

 

まとめと言う名の所感

  • 償還や仕様変更(3倍→1.5倍等)のリスクを考慮するならTECLに一括投資するよりFANG+2倍レバレッジに投資しても面白い
  • FANG+2倍レバだからといって、QLDと比べても大きな暴落で突出して下落するものでは無いことが分かった。
  • 但し、採用10社の不祥事等で大きく下げるというリスクは常に付きまとう形になる。大手10社なのでその不祥事が表にでたらNASDAQ100側も落ち込む気はするがそのリスクをどう考えるか
  • 残念なのは2014年からしかデータが無いこと。今回の結果だけで全てを判断するのは非常に難しいし無理。
  • それに加えて正直10社しかないため、初手一括投資を今からするのはちょっと抵抗がある。
  • ということで、結論として「積立投資」にして途中良い感じになったら売却して「IVV」「QQQ」辺りにスイッチしちゃうのが良さそう

 

結局、過去に私が言っていることと変わらない所感になりました。「積立投資」×「レバレッジ」のボラの高さを利用して底値で安く買え、暴騰時はその波にのって利益を得た辺りで「売却」すると良い感じで回るんじゃないかと思いました。

 

以下積立投資×レバレッジの有用性を説いた過去記事です。途中売却を挟むことで安定して「等倍商品」×「積立投資」よりも利益を得られやすいと思ってます。

 

 

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売却時の利率は大体50~75%が無難だと思っていますが、それはあくまで「SSO」のS&P500の2倍レバレッジ程度の話なので、それよりボラが高いと思われる「FANG+2倍レバ」なら70~100%ぐらいの間で利確しても十分余裕があるんじゃないかと思わなくもないです。

 

その時のS&P500とNASDAQ100とFANG+の値動きが異常にずれているようなら売っちゃうかも。その時(50%上昇)になって考えます。

 

 

ただ、勘違いしないでほしいのが、余剰資金でこの「積立投資」をあえてやるより、「初手一括投資」した方がリターン的には上がる可能性が高いと思います。もし投資可能な余剰資金があるのなら、と言う話です。

 

 

どちらかといえば、投資可能資金は等倍商品であれ、債券であり、金であれ、とりあえず今現時点で投資した方が良いと言うものです。可能であれば株式100%にフルインベストメントですね。

 

で、その後の投資可能な額、つまりお給料等の毎月の浮いたお金を「レバレッジ」に対して「積立投資」する上では非常に有効な手法だと思っています。その状態なら「S&P500」や「QQQ」に愚直に積み立てている人より圧倒できると割と真面目に考えてます。

 

だって右肩上がりの良い感じの所で売ってしまえばいいのですから。しかもその右肩上がりは暴落が終わった後のちょっとした大き目の右肩上がりでよく、大暴落前の高値まで戻す必要はありません。少なくとも5年運用すればその機会は得られると思います。

 

暴落があっても安く買ってますし、暴騰が続くならある程度したらそのまま売り抜けられる機会にも恵まれるはずです。過去検証では毎年1年間で普通に毎回売り抜けられたこともありました。そしたらまた1から積み立てればいいのです。

 

・・・え?

 

暴落しっぱなしだったらどうすんだよ!!!

 

ですって???

 

その心配をするなら投資しちゃだめですね。うん。あおぞら銀行あたりは普通預金なのに0.2%/年利なので、そこに預けておくといいんじゃないでしょうか。後は株主優待クロスとかね。これもオススメ。人口増えて欲しくないから参入してほしくないのは内緒だ。

 

ぶっちゃけFANG+の10社だったら確かに不安ですが、NASDAQ100のレバレッジかS&P500のレバレッジなら流石にどこかで右肩上がりするでしょ。流石に。

 

普通に考えて大きな下落があったらその後復活するのが株式投資なんですから、運用年数次第ではありますが、ドルコスト平均法を5年で見たら十分いい感じになると思います。

 

 

 

というわけで、私の今後の方針をお伝えします。

 

 

今現在「iFreeレバレッジ NASDAQ100」に対して松井証券で5万円、楽天証券で5万円を毎月積立しています。

 

松井証券は残念ながらFANG+レバレッジの扱いが無さそうなので、楽天の5万円積立部分の半分、2万5千円分を「iFreeレバレッジ FANG+」にしちゃおうかなと今超絶に思っています。いやー、1万円ぐらいにしとこうかなぁ。悩みます。

 

楽天カードの銘柄切り替え可能日は毎月12日ぐらいだったはずなので、間に合えば来月からの毎週月曜日放送中のインデックス投資結果に顔を出すかもしれませんし、出さないかもしれません。

 

最近はテスラが大幅下落しているらしいですが、それこそまさに「積立投資」の開始時期かもしれません。5年間を見据えているのです。最初に下がってくれるなら「積立投資」であれば万々歳です。

 

ということで、今回はここまでと致します。

 

 

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