【RPAR】投資可能資金を全て投資するか改めて考えます

こんにちは。okometsubuです。

 

投資というものは、基本的に初手一括投資するのが最もリターンが高くなるらしいです。ただ、一括投資後に大暴落が発生したら人生全てが終わることから「ドルコスト平均法」で分散投資をして精神面の安定と、最悪ケースを免れるために用いられます。

 

ですが原則は初手一括投資が強いというのです。

 

私は現在3倍レバレッジに投資しているものの、現金とのリバランスや追加ナンピン用、さらに言えばその資金は若干生活資金も踏まえた形であるため、「現金」として持っています。

 

ただ、機会損失というものでちょっと持ってるだけじゃもったいないなと思っているのも事実です。

 

ということで、「RPAR」というどのような局面でも柔軟に対応できるポートフォリオを過去に検討していました。以下過去記事です。

 

 

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今現在資金が無いので、早くとも10月から投資開始することになりそうな雰囲気な状況でございます。

 

で、改めてRPARについて調べてみると、個人で疑似的に実現させる場合、「インフレ連動債」は「TIP」という銘柄に投資することになるのですが、これは本家の「RPAR」と比べてデュレーションが異なることが分かりました。

 

 

以下ronaldreadさんのブログ記事より引用させて頂きました。

 

RPAR(The RPAR Risk Parity ETF)は"Cash is Trash"局面に強い? - 高卒非正規が株式投資でアーリーリタイアを目指す

https://ronaldread.blogspot.com/2020/04/RPAR-ETF.html

しかし、個人的には大規模な金融&財政拡大で名目金利が低いままにインフレ率が上昇する"Cash is Trash"の時代が来るんじゃないかなと思っており、その局面では長期米国債は不利で、長期TIPSが入っているRPARはうまく乗り切れそうです。

ちなみに有名なTIP(iシェアーズ 米国物価連動国債 ETF)は実効デュレーションが7年程度ですが、RPARのTIPSは15+ yaerと書かれており、かなりデュレーションが長いです。

米国債でも短期債と長期債では違うように、同じTIPSでもデュレーションによってかなり差があります。

 

 

実効デュレーションというのは私は良く存じ上げておりませんが、基本的に長い方がリスクとリターンが高く、その逆はリスクが低くリターンが少ないものと言う認識です。

 

つまり、「TIP」を用いて疑似的にRPARを作ろうとすると、「ボラ」が低くなるということです。

 

RPARが採用している米国物価連動国債は15年物で、「TIP」は7年物です。そして日本に住む一般人が7年物以上の銘柄を買うのはでき無さそうということです。多分。ここはサクソバンク証券使ってもできないんじゃないかなと勝手に思ってます。

 

それならボラが低くなるから帰って安全になるからいいかなぁと思ったのですが、年間の管理費と利益を考えるとちょっと残念な気がしないでもないです。また、デュレーションの違いにより、RPARとの結果から大きく乖離してくるものと思われました。

 

そして、ボラが低いのは結構ですが、インフレが進む状況でリターンを得られる額が少なくなるため、最終的な年利は押し下げられると思われます。インフレが進まなければ逆にお得ではありそうですが、ここは運になりそうです。

 

実は以前RPARについてグラフを出したのですが、まさにこれが原因だったと今ようやく理解しました。

 

以下RPARが新設されてからと疑似RPARの比較した際の過去記事です。

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

2020年1月1日から現在まで

2020-01-01から2020-08-21までをチェックします。

 

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終結

  • RPAR:+10.73%
  • 疑似RPA(IVV):+8.72%
  • 疑似RPA(VT):+7.78%
  • 1.5倍レバ:+9.44%

高値から底値の下落率

  • RPAR:-19.8%
  • 疑似RPA(IVV):-13.6%
  • 疑似RPA(VT):-15.1%
  • 1.5倍レバ:-22.4%

 

 

これを見て頂けると分かる通り、コロナショックによる下落率は真のRPARの方が深く下落していることが分かります。

 

が、その後の復活状況を見ると、真のRPARの方が利率が良くなっている事が分かります。多分この辺も影響してるんだろうなぁと勝手に思っています。多分空想の中の話を出ない問題ですが、そういうことにしときます。

 

ともあれ、どちらの場合にせよ、割とすぐ復活することに変わりは無く、「銀行預金」するよりはう良さそうという事は分かりました。

 

なんだったらボラが少し低くなることが分かったため1.5倍レバレジにして対応してもいいかなと今現在思っています。本家本元も実は1.2倍レバレッジ運用だったりするため、割と良い感じになるんじゃないでしょうか。※適当発言

 

 この点を踏まえて疑似RPARに投資するかどうするかというと、まぁ、現金で持ってるよりは「アリ」じゃないかなと思っています。最初に記載した過去記事の時点で「リーマンショック」を経由させましたが、疑似RPARはほとんど下落なく過ごせたことは確認済みです。

 

であるならば、言うほど悲惨な結果にはならないことが期待できるというものです。当然将来どうなるか分かりませんが・・・

 

 

ではようやくここからが本題。

 

 

今ある投資可能な現金を全てRPARに一括で投資するかどうか、改めて検討します。

 

はい。完全に私自身用記事でございます。

 

だって全額一気に入れるの怖いじゃん!!!

 

「初手一括投資が儲かる」と何度も記事にした人の発言とは思えない暴言。これはひどい。でも怖いものは怖いんです!

 

 

最初に述べたように、SPXLやTECLに現在投資しており、それに対する「ナンピン用」かつ若干の「生活資金」の置き場所になる予定でおります。

 

ただ、「ドル転」をする必要がありますし、急に「円」が欲しくなった場合に円転をして取り崩す必要もあるため、「生活資金」分は流石にRPARに入れるのはNGかなと思っています。

 

ということで、さすがに「生活資金」は入れません。いや、ちょっとだけ妻に気づかれないように入れてもいいですが・・・やっぱ怖いからやめとこ。

 

 

 

では次に、その投資可能資金についてを考えます。

 

正直、全額一括で投資しちゃっていいと頭では思っています。

 

しかしながら、私のこの資金の目的はあくまで「ナンピン用」です。

 

そこで考えたのは、SPXLやTECLが大暴落した場合の「大底」になるまでの期間が分かれば、その期間分だけ「現金」で持っておき、追加ナンピンが完了してもまだ「底」に向かうようであれば、その時初めて「RPAR」の資金から売却して投資すればいいのではないかということを考えました。

 

なぜなら暴落が起こったら基本的に「RPAR」も大きくはありませんが、その価値を下げることになります。であるならば、その価値を下げる時期に「RPAR」を売却してSPXLやTECLに投資するのは勿体ないことになりますし、そもそもナンピン用で用意した現金です。価値を下げては意味がありません。

 

ということで、改めて過去の大暴落の歴史を振り返ることになります。

 

以下、直近高値から大底になるまでの「期間」を調べた過去調査結果となります。対象はS&P500です。

 

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直近高値から「底」までの期間は概ね、以下の通りとなりました。

 

世界恐慌は100年前に1度起こったきりであり、ここまでケアするなら4年間の「ナンピン用」の現金は確保する必要があるということです。

 

ただ、さすがにそこまでは起こらないだろうという読みと、もし「世界恐慌」が発生したらむしろ、「現金」は価値が無くなってしまうのではないかと、なんか漠然とした不安があります。※よく分かってない

 

であるならば、ITバブル崩壊の2年間ぐらいを見るのが自然な流れなのかもしれません。

 

 

で、「底」までの期間だけ出しましたが、これは本当は正しくありません。

 

暴落後、そのまま停滞してしまうケースは普通に起こり得ます。世界恐慌の低迷期は最たるものです。そのため、本来であれば「直近高値に戻るまでの年数」で見た方がいいのですが、さすがに十年近く待つケースがあったりするので待てません。そうなったらもう投資しない方が良いです。

 

「直近高値」から「底」付近までに積立投資で投資することで平均取得単価を押し下げることができますし、その「底」付近まで到達した後はRPAR側から少しずつ売却してSPXLやTECLに転換していく方法であれば、大きな損失にはならないと考えています。

 

何故なら、RPARは「底」に到達後に圧倒的な速度で復活することが期待できるためです。「底」到達後の5年間を分割スイッチすることを考えれば、RPARは十分プラスで引けるんじゃないかなと期待しています。

 

この辺の考え方は完全に運任せです。キッチリやるなら「RPAR」に投資せず、「現金」でナンピン資金は持っていた方が良いことになります。が、世界恐慌を考えなければ十分RPARは復活は早いことを期待していますし、暴落発生までの「利益」と「底」からの復活劇に期待したいです。

 

 

私の中で勝手ながら、段々話がまとまってきました。

 

 

さて、私は世界恐慌を見据えて「ノーセルバリュー平均法」なるものでナンピンを想定しています。これは想定年利を下回ったら決められた額を定期的に積み立てる、いわば「ナンピン専用のドルコスト平均法」を考えています。

 

で、世界恐慌まで見るのであれば「10年分」の投資予定資金があれば最悪耐えられるだろうと予想しています。以下過去検証記事です。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

つまり、「ナンピン用全額 ÷ 10年 ÷ 12ヶ月」分の費用を毎月投資する形となります。

 

最初の2年間を「現金」で積立投資をして、残りの8年間、まだ暴落している状態であったら「RPAR」を売却してSPXLやTECLにスイッチングすればいいかなと思います。

 

ちょっと「ITバブル」をみてるのか「世界恐慌」をみてるのか、話にズレが生じていますが、まぁ大体その中間点ぐらいを見れば酷いことにはならないかなと思った次第です。もはや気分の問題になってきました。どこまで恐怖するかということだけです。

 

ノーセルバリュー平均法の投資額を10年分割は守りが強すぎるので5年分割で投資しても良い気はしています。この辺はもう好みの問題。

 

そのため、私は今の投資可能な現金を以下の様にしようかなと思いました。

 

今後の投資方針(パターン別)

  1. ナンピン用の現金の7~8割をRPARに一括投資する。為替リスクは考慮しない
  2. 本気で「世界恐慌」を見るなら、6割RPARに投資する。そのRPARは1.5倍疑似RPARにする。
  3. もう「世界恐慌」は見ないで8割を1.5倍レバレッジしちゃう

 

結局、「世界恐慌」再来の可否、恐怖との戦いだなぁと思った次第。

 

これを考慮するかしないかと言うお話に直結する。ITバブル崩壊レベルなら多分「3.」でも耐えらえると思う。最悪、RPARを取り崩す段階ではRPAR自体も赤字かもしれないが、ナンピンスイッチしている最中にRPARは復活できるはず。

 

 

そしてレバレッジを利かせると確かにリスクは高まりますが、復活時期は等倍とそう変わらない印象です。当然復活時期は多少遅れると思いますが、RPAR自体がリスクの非常に少ない商品です。それの1.5倍であればそうそう変わりはないだろうと睨んでいますし、2割の「現金」でナンピンしてればその間に復活することの方が確率は高そうです。

 

 

非常に残念なのが、世界恐慌時やITバブル崩壊時のRPARの検証データが得られないと言う点でしょうか。そこだけなんだよなぁ問題は。

 

リーマンショック」程度だったら余裕しゃくしゃくで元気に動き回るRPARを拝めたのですが、今後起こりうる可能性がある「ITバブル崩壊」レベルだとどうなるかがかなり気になります。

 

また、「RPAR」の本家の目論見書とか資料を漁ってみましたが、こんな記述がありました。超ザックリ翻訳です。意訳が多分に含まれてるかもしれない。

 

現金が最強になる期間は確かにあります。しかし、その時期は非常に短いものとなるはずです。

 

すべてのセクターに投資するとプラマイゼロにはならず、リターンを得られることでしょう。何故なら、投資とは現金より上になることを期待するからこそ投資しているのであり、全てのセクターを買う事でリターンをプラスにすることが想定できるのです。

 

もし投資先がマイナスになるならだれも投資自体を行いません。リスクに対してリターンが得られるとはそういうことです。

 

的なことが書いてありました。RPARで検索した先の本家?サイトを見ると結構面白いと思います。気になる方はGoogle先生使って検索なり翻訳なりしてみるといいでしょう。営業トークマシマシだと思うけどね。売り文句の一つ言えないようじゃ商品売れませんから。

 

 

ともあれ、今考えてるのは「疑似RPAR8割を1.5倍レバレッジ」です。現金最強の時期が短いなら最悪ケースの2年を持っておけば耐えてくれるんじゃないかと期待を込めて。

 

流石にもう世界恐慌までいかない、ITバブル崩壊リーマンショックと比べたらそう変わりはないだろう読みで8割投資。RPARポートフォリオに現金2割が追加される感じでしょうか。ちょっと割合多い気がしますがレバレッジかけるし十分でしょう。

 

そこまでひどい恐慌になったら多分、「億万長者でセミリタイア!」とか言ってる場合じゃない。残念ながら、10年間リセッション期を超えた後の20~30年後に大きな資産を得られるかどうかという時代になるだけです。働くだけです。悲しいなぁ。

 

 

・・・というか、暴落が怖くて投資ができるかってもんです!

 

それを薄めた「RPAR」でこんなに悩むこと自体おかしな話というわけです。ここまで安全な投資先を用意したのに投資しないなんて意味が分かりませんよね!!?????!!!???

 

何も株式100%に全額ズドンと投資しようって話じゃないんだよ!こんな簡単な話、他にないぞ!!!!

  

初手一括投資が一番効率がいいんだろ!!お前いつも言ってるじゃないか!!

 

もういいからさっさと投資しろ!!!!

  

でも、家庭があって子どもがいるんだぞ・・・・耐えられるのか・・・・?

 

いや逆か。

 

今から資産形成しておかないと、中年になった時に、仕事をクビになると生活が苦しくなってしまいます。

 

だから「今」、一括で行く必要があったんですね。

 

 

 

 

 

・・・もうちょっと悩みます。

 

優柔不断だし勇気が無いんだよ良いだろ別に畜生め!!!!!

 

 

まー多分10~12月中には普通にやってると思いますけどね。機会損失が勿体ない病になってきましたし、最近株主優待クロスが改悪続き+私の操作ミスでチョイチョイ損しつつあって利率が下がってるため。

 

後、投資前に検討すべきは投資額とレバ比率とSPXL+EDCのEDC投資するかどうかと、金+コモディティにするか、コモディティ外すかどうかぐらいかな。

 

・・・結構悩みポイントおおいな。

 

ともあれ私はちょっと前にSPXLやTECLに1000万円程度投資できたんです。こんなの屁でも無いんだよなぁ・・・。

 

結局一括投資した後は、

 

ようやく投資するかしないか問題から解放された・・・

 

と安堵した方が強いです。

 

3倍レバレッジでも購入して安心できたのです。RPAR如き、一回投資しちゃったら特に問題なく生活できることでしょう。でもまだ投資前だから悩むのだ。しかし機会損失になるから早急に考えるのだ。

 

ということで、今回はここまでと致します。

 

 

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