【S&P500】世界恐慌発生時の一番底からの復活はどの程度だったか確認します

こんにちは。okometsubuです。

 

世界恐慌」の再来と一時は言われていた今回の「コロナショック」ですが、そんな噂が嘘のように株価が上昇しており、もう安心ムードが一部で流れてきています。通貨の価値が下がりますが、株価は維持されるとか良く聞こえてきますので、仮に本当に「世界恐慌」レベルだったとしても、株価は普通の値になるのかもしれません。もしそうなったら私の1億円計画が見事成功しても、普通に会社勤めは続けなくては行けなさそうです。

 

さて、ここで1点気になることができました。もし仮に今回の騒動が「世界恐慌」レベルだったとして、最初の1番底とその反発で仮の高値はどのぐらいの伸びを見せたのでしょうか、というものです。

 

正直、株価としては「世界恐慌」レベルにはならないんじゃないかなぁと楽観視していますが、本当に起こったら辛すぎるので一応チェックだけしておきます。

 

 

世界恐慌・「底」調査

世界恐慌は直近高値(1929-09-16)から底値(1932-06-01)まで4年の年月かかりましたので、その期間のグラフを記載します。

 

 

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赤線は底値から次の底値への期間を表したものです。この中で一番長いのが最初の

1929-11-13(17.66ドル)~1930-10-17(17.16ドル)

約11ヶ月程度ということになりました。

 

さて、ここで私が気になったのは、1929-11-13(17.66ドル)の「」の底値から、「」の高値である「1930-04-10」の時点までどのぐらいの伸びがあったかを確認します。当時の株価を見ると、

 

  • 1929-11-13(底値):17.66ドル
  • 1930-04-10(反発後1回目の高値)25.92ドル
  • 仮の底値からの反発率(上昇率):46.8%

 

つまり、当時は一番目の底値から47%近く上昇した後に再度下落相場に移行したことになります。私はSPXLとTECLを長期運用を目標としているため、一度購入したら(※一度狼狽で売りましたが)売らない方向で運用しています。

 

では、この状況を今現在に置きなおしてみます。コロナショックでの「」である「2020-03-23」の株価と現状の株価を見比べてみます。

 

  • コロナショック現在の「底」:2237.4ドル
  • 4/13現在の株価:2761.63ドル
  • 仮の底値からの反発率(上昇率):23.4%
  • 世界恐慌レベルの反発率の場合の株価:3283.88ドル

 

今現在で言えば23.4%の反発を見せています。世界恐慌では46.8%でしたのでまだまだ伸びそうです。ということで、世界恐慌レベルの反発率が仮に発生した場合の株価も上記に載せました。3283.88ドルがそれですね。

 

もし本当に「世界恐慌」と同じと仮定したらまだまだ株価は伸びます。底値から後20%は伸びるのでS&P500は約3284ドルまで到達することになります。

 

・・・あれ?2020-02-19のコロナショックの高値時点が3386.15ドル。もし本当に「世界恐慌」レベルと同等の恐怖が舞い込んでくると仮定すると、暴落開始前の高値まで普通に株価が戻る可能性は十二分にあるわけです。今現在、株価が滅茶苦茶伸びています。もしかしたら、このまま数ヶ月間上昇を繰り返して、前回の直近高値まで行くことだって普通にありそうです。そこまで株価が数ヶ月に渡って戻って来たのだから、

 

「前回の高値まで戻った!ナイフは落ち切ったんだヤッター!!!」

 

と思ってしまっても不思議ではありません。

 

本当に世界恐慌と同じなら、その時に気を抜いた後、とんでもなく株価が落ちたという事実があったことは覚えておいて損は無いかもしれません。いや、下手に知識を付けると逆に損失が伴うからこの結果は知らなきゃよかったかも・・・。実際、世界恐慌にはならない、とする意見が多数を占めてきておりますしお寿司。

 

なので、この後大いに株価が伸びるかもしれませんが、私はやはり少なくとも半年~1年という時間を武器に「順張り」をしようかなと思いました。株価だけみたら高値を超えたらもう復活したって錯覚してしまいそうですので、まやかしかもしれないことを頭に留める必要があります。

 

そして「」から1年後に投資をしても、過去の大暴落を例にしても、そこまで悪くない位置で投資が可能なことは歴史が証明してくれています。以下その時をまとめた記事となります。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

そして、もし本当に「」が「2020-03-23」であり、そのまま右肩上がりするのであれば願ったり叶ったりです。そのまま億万長者に向かって資産を増やし続けることができるのですから!

 

やはり「底値」と思われる位置から半年~1年後に購入するのは正しそうです。特にレバレッジ商品!こいつらは下落率が大きくなりすぎると償還リスクが高まるとともに、本当に「落ちるナイフ」の地点で投資すると投資資金が消えてなくなる可能性もあります。なので本命は「順張り」として、ギャンブルとして少額の「逆張り」を、汎用性の高い「毎日投資」を少額ずつ行うという形をこのまま続けたいと思います。

 

というわけで、今回はここまでと致します。

 

 

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