【3倍レバレッジ】TECLとSOXLにITバブル崩壊を経験させたその後を観ます!

こんにちは。okometsubuです。

 

毎週月曜日朝7:00放送中の大人気番組

超進化!先進カリオン国株式!」※インデックス投資結果発表

を明日に延期して今回は3倍レバレッジのシミュレーション記事をお送りします。

 

以前、TECLとSOXLについて疑似データを用いてITバブルからリーマンショックまでを体験させてみました。結果は散々でした。

  

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この結果からSPXLなんか目じゃない程、早期償還がヤバそうだねって話で終わりましたが、Twitterでその後どうなったのか気になる旨のご質問を頂きました。

 

確かにとてつもない下落でしたが、その後復活したかは気になりますね。私も2つとも投資しているので気になってきました。と言うわけで、早速見てみましょう!

 

 

前提条件

  • ITバブル+リーマンショック時はTECL,SOXL,SPXL共にデータが無いため疑似的に作成したデータで行います。(※先ほどの過去記事参照)
  • 途中TECL,SOXL,SPXLが登場したらそこから実データを使います。
  • ITバブル崩壊開始から2019/12/31迄とします。
  • 1000ドルからスタートしたものとします。

 

 

2019年迄と期間が少ないことがネックでしょうか。参加メンバーはこちら!

 

参加メンバー

  • 疑似データTECL
  • 疑似データSOXL
  • 疑似データSPXL
  • S&P500

 

そんじゃいきなりですが結果はこちら!

 

悲しみの連鎖

 

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結果発表

1位:SPXL  :2133ドル

2位:S&P500:2129ドル

3位:TECL  :117ドル

4位:SOXL  :4.6ドル

 

 

大変!SOXLちゃんが息してない!!!!

 

 

途中SOXLちゃん、0.03まで下がりましたからね・・・むしろよく4.6ドルまで戻してくれたと褒めてやりたい。ほとんど互角に思えたTECLですが、最底値でも1ドルとSOXLより100倍以上も高値を記録していました。人間の目には見えない所でこれほどの差が生まれていたということですね。分子とミジンコの戦いといいましょうか。

 

この結果を見るに、セクター集中投資は危険極まりないということを再認識しました。いや、「SPXL」だって危ないと思いますよ?でも見てください!20年経ったらあの超有名な投資先である「S&P500」と互角にやりあっているんです!

 

当然、これは過去の話であり、かつ、TECLとSOXLが大ダメージを食らう「ITバブル崩壊」という完全に狙い撃ちされた暴落であったことは否めません。全く別のセクターで大暴落が発生したら、逆にSPXLだけが下がる可能性だってあるわけです。

 

ともあれ、未来のことは分かりません。TECLとSOXLだって滅茶苦茶伸びまくるかもしれませんし、またITバブル崩壊、例えばAIが反乱を起こしたとかあったら終わるかもしれないというヤツです。まぁ、その頃は我々子供・孫世代でしょうから気にしないでいいか。うん。

 

 

 

 

・・・こんな結果じゃ満足出来ない!SOXLちゃんは本当に暴落したら無能なまま終わってしまうのでしょうか!?

 

というわけで、本当に短絡的な発想で申し訳ありませんが、リーマンショック回復仕出した時期をループさせて見ます!復活劇が見てみたい!!

 

追加条件

  • リーマンショックが終わった辺りから2019/12/31までを2,3回ループさせます
  • X軸の日付は適当に付けてます。365日で計算しています。通常は営業日計算なので251日前後となるため結構ずれてますが目安として見てください。

 

全ての3倍レバレッジ商品が存在している2010/03/12から2019年12月末までをループさせればいいかなと思います。

 

TECLとSOXLがSPXL以上になったら辞めにしましょうか。明らかにテクノロジー関連達が躍動した時期ですからすぐに追い越されるんじゃないかなぁと事前予想していますが果たして。

 

 

この道をいけばどうなるものか

 

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すいません。やりすぎました。

 

対象の右肩上がり時期をずっとループさせて2070年(実際は2100年ぐらい)まで続けると、いつのまにかSPXLは地のかなた、TECLが最強となりました。SOXLも徐々に差が縮まっているので、我々が滅びた後に超えてくれることでしょう。

 

これは極端な結果過ぎるので、TECLがSPXLを超えた時期についてもう少し見てみましょうか。

 

TECLがSPXLを超えた辺り

 

 

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結果発表(2053年頃。実際は2070年ぐらいか)

1位:TECL  :952,468,503ドル

2位:SPXL  :912,797,104ドル

3位:SOXL  :63,082,452ドル

4位:S&P500 :356,148ドル

 

今回は極端な例で確実に右肩上がりになる相場をループさせました。そのため無事SOXLちゃんも復活してS&P500より200倍近く差が生まれました。

 

米国株は右肩上がりを皆信じているから投資していると思いますし、実際右肩上がりは長く続くと思います。そうなった時、果たして「3倍レバレッジ」商品達は危険な商品と言えるのでしょうか。時間をかければ暴落だってなんのその。このグラフを見て思うのでした。

 

もう一つの視点を見てみましょう。寿命が耐えられる時期です。2019/12/31時点ではSOXLは4.6ドルでした。ITバブルから20年後として、後30年、計50年間ガチホ運用した場合を見ます。おそらく皆さん、おじいさん、おばあさん。孫にあげるのはもちろん現金。なぜなら、彼もまた特別な存在だからです (尚贈与税)

 

先程もお伝えしていますが、グラフの表示上は365日周期でやってるのでそこも考慮して日付だします。

 

SOXL最後の戦い(実際は2050年ぐらい)

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これは・・・グラフが見えづらい!S&P500と一騎打ちさせて!

 

 

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 やりました!2050年ぐらいまで運用すればSOXLはS&P500よりも上回りました!

 

・・・まぁ、右肩上がりばかりですからね。30年もずっと右肩上がりならそりゃそうなりますよ。

 

最後の方茶番だらけでしたが、何が言いたいかと言うと、右肩上がりを信じれば、長い運用期間を伴えばSOXLのような超絶大暴落が来ても何とかなるかもしれないし、だめかもしれないという事でした。

 

 

そんなことより、以下が今回のまとめと言えるでしょう。

 

結果発表(2000年~2019年)

1位:SPXL  :2133ドル

2位:S&P500:2129ドル

3位:TECL  :117ドル

4位:SOXL  :4.6ドル

 

 

この結果を胸に刻んで投資しようってことですね!!

 

上記はほぼ疑似期間もありますが、大体実績ベースです。20年で1000ドルが4.6ドルになるという実績を我々は胸に刻む必要があります。

 

それでもセクター単位で3倍レバレッジ投資を全力で行いますか?

 

私は怖いのでTECLとSOXLに対してはちょっとだけ入れて20~30年後に一攫千金!

レベルでとどめておこうかと改めて思いました。そして余剰資金は少額でもいいので確保しておこうと!

※なおSPXLは安全であるという未知の自信を心に刻んでしまったので投資を頑張る予定

 

この恐怖が今後30年以内に起こるのか起こらないのか。各自しっかり認識した上で、楽しい3倍レバレッジ投資にチャレンジしよう!彡☆

 

 

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