こんにちは。okometsubuです。
「こんにちは。okometsubuです。」と冒頭に毎回書いてるんですが、何か書いた方が良いかなと思ってブログ当初からほぼほぼ入れてました。
が、これ、いります?
私の中の常識で、「冒頭に何かしら挨拶入れないといけない!」という先入観から入れてたのですが、他の人のブログを大量に拝見させて頂いた所、今になってほとんどそんなの書いてないことが分かってしまいました!やだ!恥ずかしい!
ともあれ今更辞めるのもアレだしそのままにしておきます。アイサツは大事。古事記にもそう書かれている。
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さて、最近よく私のブログに登場する「iFreeレバレッジ NASDAQ100」と言う商品があります。これはナスダック指数のに対して2倍の値動きする商品となります。
私はこの商品についてSPXLやTECLのスイッチ先として検証を進めてきたわけです。
しかし、ふと思いました。
「あれ?これ投資信託だから楽天カードの1%貰えるんじゃね?」
「SPXLやTECLや先進国株式は為替ヘッジ無しだけど、iFreeレバレッジは為替ヘッジありだから、将来円高になった時の保険でiFree側も買っておいても悪くないんじゃね?」
と。
現在私は「eMAXIS Slim 先進国株式」に対してつみたてNISA口座で年初一括40万円投資していまして、残りの月5万円を楽天カードで特定口座でつみたてています。
全てを先進国にする事で安心感に包まれています。そんな安住の地に良からぬ考えが吹き荒れました。
「つみたてNISAは先進国株式に投資してるんだから、残りの楽天カード枠はレバレッジで利益目指してもいいんじゃね?」
なんて恐ろしい発想でしょうか!こんなに心地の良く安心できる先進国株式を捨ててレバレッジ商品に投資するなんて!!破滅への道が開かれようとしています。
せめてもの救いが「つみたてNISA」の対象にレバレッジ商品の取り扱いが無いという点です。ギリギリ破滅への道へ辿ることは無さそうで安心しました。しかしながらなんという危険な発想だ・・・恐ろしい・・・!
※それはそうと、ジュニアNISAのSPXLからiFreeレバにするか考えないとなぁ
でも待ってください!私はつみたてNISAと同様に20年以上は投資信託を継続して積み上げる予定です。そして楽天カードのサービスが続く限り、5万円分の投資は引き続き行います。そしてハイテクは私のクッソ適当な見立てだと少なくとも20年は右肩上がりが続くと思っています。2045年にはAIが人間を超えますし、Civilization4という地球創造シミュレーションゲーム(?)でも勝利条件は宇宙船開発及びアルファケンタウリの発見であり、ハイテク無しでは達成できません!なのでハイテクが右肩上がりなのは間違いありません!(※適当に書いてます)
そんなレバレッジ商品、毎月つみたて購入したらどうなるのでしょうか。というわけで、今回は「iFreeレバレッジ NASDAQ100」と「S&P500」等の銘柄達を毎月積立にして戦わせます。
なんでS&P500をターゲットとしたかというと、過去実績におい先進国株式より単純に成績が良いからです。というのは建前で、「iFreeレバレッジ NASDAQ100」の代わりに「QQQ」の値動き2倍のデータを疑似的に作ったものとS&P500を戦わせた方がリーマンショック前から検証できるためです。後全部米国株式市場で統一した方が圧倒的に計算が楽なためです。そのため為替については考慮しないことになります。
簡単な条件を記載します。
- 期間は適当にみます。つみたてNISAと同様20年は少なからず見ます
- 為替は1ドル100円で固定とします。
- 毎月月末辺りで1回積立1万円を投資します。つまり100ドル投資となります。
- 投資人生の最後にもし「ITバブル+リーマンショック級」の暴落を食らったらどうなるかも見てみます。
というか、先進国株式につみたて投資をしている我が家ですが、初のつみたて検証記事になりそうです。プログラムも作るの面倒だったので試運転がてら記事にしています。
つみたて額は適当です。100ドルだと分かりやすいからという理由です。結局投資額からの倍率を見れれば別につみたて額は後から決めればいいのですから。
それじゃまず20年投資した場合の結果を適当に確認します。
20年の結果(2000/1/1~2019/12/31)
- TECL :15.1倍
- 疑似QQQ2倍:9.14倍
- SPXL :7.23倍
- QQQ :3.95倍
- S&P500 :2.31倍
TECLやSPXLは投資信託として類似品はありませんが、見栄え的な問題で入れてみました。一応、毎月積立するなら、米国株式市場で行えばできなくはないです。
さて、ITバブル崩壊が2000-08-31開始なので大暴落時期を通過してこの結果はかなり有力ではないでしょうか?TECLとSPXLもいい成績ですね。
・・・いやいや!考え方が逆です!
つみたて開始時に大暴落がある方が積立投資側が有利になるのです。運用開始時点で安い時期に大量に買い込んで、その後の運用でむしろプラスになるのですから。つまり、「コロナショック」が発生している今が「つみたて投資」の本領発揮というわけです!!
つみたて投資の強みは「右肩下がり⇒右肩上がり」という流れが一番強くて、「右肩上がり⇒右肩下がり」が続くと滅茶苦茶損をします。高い時に買い続けて最後に下がったら平均値が押し上げられて利益が少なくなるからですね。
というわけで、つみたて投資であったとしても、最後の最後、売ることを考えなくてはいけません。つまり、最後に売却予定の頃に大暴落が着ていたら積立投資をしていたとしても結局一括投資していた場合と変わらず一緒に地獄行なんですから!
その時に果たして各レバレッジ商品達は「S&P500」よりも結果が上回っているか、気になりませんか?私は気になりました。
つまり、「ITバブル崩壊+リーマンショック」時の暴落率を最後の売るときに味わわせて、最終的に「S&P500」よりも優れた投資先かを見ればいいかなと思いました。
ぶっちゃけ未来のことは分かりませんし、あくまで過去データではありますが、これから未来も「S&P500」よりもハイテクが強いと思えるのであればこの検証結果を心の支えに投資できるかなと思った次第です。
というわけで、以下の条件で再検証してみたいと思います。
- ITバブル崩壊+リーマンショックの最大の暴落率が発生するのは2000-08-31~2009-03-09となります。つまり約9年間です。
- 条件を厳しくするため、先に2010-01-01~2019-12-31までのデータを取って、その後に大暴落を味わわせます。
- なぜ2010年からを最初に実施するかというと、最初に右肩上がりの期間を味わわせた後に大暴落を当てた方が利益は悪くなり、最大限の酷い環境になるためです。
- つまり、「右肩上がりの10年(前半)」+「大暴落の9年(後半)」の約19年分の運用実績を見ます。
2010-01-01~2019-12-31は滅茶苦茶株価が伸びた期間でした。その期間から積立を行い、最後の9年間で大暴落の時間を味わってみるというのが今回の趣旨となります。最悪の期間を知ることができるのはこれからの投資人生の糧になるはずです。
そして、この検証結果はこれから起こりうるコロナの暴落でも当てはめることができる、何気に現実味のある検証になるかもしれません。2010年の1月から投資をしている人で、後10年後ぐらいに投資辞めたいなぁ・・・としている人は必見かもしれません。
疑似的な期間での検証結果(年数としては2000-01-01~2018-07-03の日数分の約19年ぐらいの運用です)
あ、みんな積立額以下になってる!これはヤバイ!!!
- S&P500 :0.71倍
- QQQ :0.65倍
- 疑似QQQ2倍:0.23倍
- SPXL :0.18倍
- TECL :0.07倍
ひえぇ・・・最後の最後、全員元本割れです・・・
それにしても、レバレッジ商品が悲惨です。レバレッジ2倍程度であったとしてもここまで下落してしまうなんて・・・「ITバブル崩壊+リーマンショック」を全力で受け止めるとこのような結果となってしまいました。
滅茶苦茶条件が悪い形にすると、S&P500の場合でも20年近く運用したにもかかわらず元本割れとなってしまいました。
もし、2010年1月1日から運用を開始して、2020-01-01から「ITバブル崩壊+リーマンショック」の9年間をつみたて投資するとこのような悲劇が訪れる可能性があるというわけです。私自身、割とショックな結果になりました。え、大丈夫かな・・・。ちょっと不安になりますね。これは・・・
例えばですが、レバレッジ商品を扱うことで「つみたて投資」であったとしても、圧倒的なパフォーマンスがあることは、図の開始から真ん中ぐらいまでを見てもらえると分かると思います。
例えば、2009-10頃を見ますと、「疑似QLD」は元本より約4.2倍程増えています。例えば「S&P500」が年利9%だった場合、20年の運用で約2.8倍です。つまり、最初の10年で「S&P500」の20年分のつみたて実績を達成していることになるわけですね。
この結果から、元本の約3倍の結果を得られた時点で即座に「利確」して、通常の商品に切り替えるのが一番安全で確実な方法と言えるでしょう。もしくは4倍までやって、残り1倍をそのままレバレッジで投資し続けてもいいですし、また大暴落が来るのを待ってもいいです。もうすでに「S&P500」の20年分の利益は確保したのだから・・・
そうなると実質無敵です。
そんな中で最も厄介なのが、「ITバブル崩壊+リーマンショック」は9年間も年月が必要という点です。そのため、これが投資生活最後の年から約10年前になったら考えた方がいいかもしれません。逆に言えば、レバレッジ商品であればこの点を回避しやすいかもしれません。
まずこの話は途中で大暴落が発生するものの、右肩上がりが前提のお話です。
ではなぜレバレッジ商品であれば「ITバブル崩壊+リーマンショック」級の大暴落も回避がしやすいかということを私の雰囲気でお伝えします(※心配)
大暴落は基本的に10年に1度と仮定します。これは過去のアメリカ市場の歴史から大体このぐらいの規模で起こることが前提とさせてください。
では、つみたて投資開始時に大暴落が発生した場合ですが、これは積立投資側が非常に有利なのは前述の通りです。安く買って長い運用時間があるからですね。
そして、大暴落が後半にある場合もレバレッジが有利だと思います。なぜかと言うと、先ほど図で説明した通り、10年程度あればもとの「S&P500」よりも「レバレッジ商品」側が有利になりやすいことが挙げられます。大暴落さえなければ「レバレッジ商品」は相当強いです。とにかく右肩上がりであれば伸びに伸びます。つみたて投資であったとしてもです。
つまり、その中盤戦(10年の運用程度)で「S&P500」分の利確を行ってしまえばいいのです。
流石に20年の運用期間すべてが右肩下がりやボックス相場である、とか言われたらお手上げです。が、私たちは皆、アメリカが右肩上がりであることを想定して投資しているはずです。であるならば、積み立て投資のタイミングを見極めて、「S&P500」よりも数倍利益が得られた時点で利確することが心の支えになるのではと思いました。
この考え方(利確)は今回の「つみたて投資」に限らずに実施した方が無難かもしれません。個人的な意見としては、運用開始後の10年目頃がキーポイントになるかなと思ってます。10年目までに大暴落するのであれば、ナンピン買いでもう10年は耐えられます。但しナンピン買いは必須です。購入タイミングは過去まとめた記事がありますのでそちらを参考にしてみてください。
以下は暴落の頻度調査結果です。
話が脱線しました。
ただ、問題は中盤、例えば8年目ぐらいに大暴落が発生したとした場合は危険です。ナンピン買いをするにしても、そこから10年は復活期間が欲しいです。つまり、8年+9年(リーマン級) + 10年 = 27年の運用期間が必要になるかもしれません。超ザックリですが。
なので、10年目までに「S&P500」の成績よりも2倍程度利益がでたらその分売ってしまってもいいかもしれません。後はもうタイミングと「ITバブル+リーマンショック」が起こるかどうかを考えながらプレイすることになるでしょう。
というか、今回の「コロナ騒動」がまさに大暴落になるようであれば、後は右肩上がりしやすい(※値が大幅に下がってるから)んじゃないかなと思ってみたりしています。つまり、今からレバレッジ商品にたいして毎月つみたて投資をするのは非常に有利なんじゃないか!?と、たった今思いました。あれ、もう「iFreeレバレッジ NASDAQ100」にしようかな・・・マジで。
話が脱線しました。
ともあれ、運用方針としましては、
- 10年目までに暴落が起こったら上記のようにナンピンで立ち向かう
- 10年目までに何もなく穏やかに過ぎていたら「S&P500」の積立結果分を利確して、改めてレバレッジ商品に挑む
- これでオリジナルの「S&P500」の投資結果より良くなるんじゃなかろうか
となりました。
ともあれあくまで「机上の空論」ですし、私も色々忘れてそうです。10年って滅茶苦茶長いですからね・・・
また、この方法は運用期間が「20年」以上ある人限定の技です。最低でも20年運用期間が無い人はそもそもレバレッジ商品に手を出すべきではないというのが私の考えです。もしくはギャンブルで遊び感覚で行えるだけの金額で行ってください。
というわけで、何も考えずに脳死で「iFreeレバレッジ NASDAQ100」につみたて投資するのは中々難しいものがあることが分かりました。ただ、結果を見てもらえると分かる通り、各レバレッジ商品の伸び率はすさまじく、投資額から10倍程度の結果を残すこともできる可能性があるため、かならず「ナンピン用の余剰資金」を持つことが肝要であると思います。これは安全と言われる「つみたて投資」であってもです。
ぶっちゃけ、大暴落が無ければ10倍近く伸びるんだから、投資資金が1/3程度でも十分じゃないでしょうか。10/3ですからね。3倍以上の効果です。この時点で100%投資した「S&P500」よりも成績が良くなると思いますし、暴落したらしたで2/3の資金をナンピンに使えばいいんですから。でもまぁ、つみたて投資は比較的安全な投資策でもあるので、最初から80%近く投入しても問題は無いかもしれません。後は個人の趣味と考え方次第と言った所でしょうか。
まとめに入ると、上記結果より、私は以下の行動になるかなぁと思ってます。
- 楽天カードの5万円の毎月積立額の33,333円は「つみたてNISA」で「S&P500」や「先進国株式」に積み立て投資する。
- 残りの16,666円は「iFreeレバ NASDAQ100」に投資をしてポイント約500ポイントを得る
- 10年以内に大暴落が発生したら、60%下落時に今までの積立額を追加投資し、80%下落時にもう一回投資する予定。※額は適当。その時の生活資金や貯金、お給料と相談。
- 10年以内に大暴落が無かったら利確をして残りの金額はそのまま投資を続ける
こんな感じでしょうか。私は今年は初年度一括投資で「つみたてNISA」枠を埋めてしまったので、5万円の行先をもしかしたら「先進国株式」からiFreeレバに変更するかもしれません。
10年に1度は暴落があるとよく言われていますし、実際私も検証した結果、そのぐらいの規模で色々暴落が起こっているように見受けられました。
逆に、
最後の最後、資金を取り出すときに「ITバブル+リーマンショック」級のリスクを回避できる分、とてつもなくディフェンシブな投資方法ではないか?
とさえ思えてしまいます。レバレッジ商品で時間を買って、再チャレンジを可能とする、という感じでしょうか。コンテニュー1回貰えてる感覚です。(※先ほども言いましたが10年以内の大暴落時のナンピン買いは必須ですが・・・)
ともあれ、他に最大の懸念点があるわけですが・・・
「iFreeレバレッジ NASDAQ100」の総口数が30億口数無いのでサービス自体が無くなる可能性が現状あるのです!(2020/3現在)
※2020/07/15 追記
現時点で「iFreeレバレッジ NASDAQ 100」の総口数は60億を超えていました!かなり安心できる水準まで来ました!
もうこれに尽きます。今回のコロナ騒動でどうなるかを見てからでも遅くないかもしれません。というか、今から上記のルールで積み立てしても、被害は軽微ですし、繰上償還となってもその時の投資額は多少減るものの帰ってくると思われます。単純にお客さんが少ないからサービス畳みたいって言ってるだけですからね。多分。Google先生調べではそんな感じでした。(※曖昧情報)
そうですね。今からなら逆に悪くないかも。次回の投資先を先進国から変えてみようかな・・・実際悪くなさそうですしお寿司。今丁度大暴落しそうな感じですからね。良い感じで購入開始ができるんじゃないでしょうか。つみたて投資自体が「コツコツ」積み上げていくタイプなので、一攫千金を狙う場所ではないと思っているので、途中で「利確」を挟むのも躊躇せずにできそうなのが私の中でポイント高いです。
ともあれ、こんな面倒なことをしたくない!という人はやはり最初から「S&P500」や「先進国株式」にコツコツとつみたて投資するのでも問題ないと思います。
と言うわけで、別に「つみたて投資」じゃなくても言えそうなまとめになった所で今回はここまでと致します。