※2020/3/2 注意事項追記
SPXL等の3倍レバレッジ商品が償還される可能性が浮上しました。3月24日まで結論が出るそうです意見を募集しているそうで、償還されるかどうなるのかの決定は未定とのこと。大暴落している昨今、購入にはくれぐれもご注意下さい。以下全力米国株様のツイッター記事の引用となります。
WSジャーナル(1/30付)によると
— 全力米国株@レバレッジ投資/英語ニュース/市況/株価/「全力で米国株に突っ込むブログ」 (@komcdspxl) 2020年3月1日
・3月24日までにSECだか議会だかでレバETFの要不要について結論出す
・レバETF取扱投資会社は顧客からSECにレバ保存を嘆願届出て欲しいと呼び掛け
・ブラックロック社はレバレッジ反対派
1.5倍どころか「3倍か1倍か」の話になってるみたい😇
https://t.co/6RobxhNp5v
意見を募っている内容についても引用させて頂きました。
「投資家各位におかれましては間も無くレバレッジ/インバースファンドの購入資格を喪失するかもしれません。米証券取引委員会へのご意見をこちらにお寄せ下さい。」Direxion社のご意見ページを参考までに貼っておきます。レバレッジETF保存希望者は是非コメントを! https://t.co/IjK72oOA81
— 全力米国株@レバレッジ投資/英語ニュース/市況/株価/「全力で米国株に突っ込むブログ」 (@komcdspxl) 2020年3月1日
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こんにちは。okometsubuです。
毎週月曜日朝7:00放送中の大人気番組
「いきなり!先進国株式」※インデックス投資結果発表
を明日に延期して今回は3倍レバレッジの関する記事をお送りします。
また、今回激烈にクソ長い記事になってしまいましたので、本ブログでは超絶レアな目次を付けておきました。適当に見てみてください。
- 前提条件
- 参加メンバー
- SPXLが50%下落した後の世界(2001-02-28~)
- SPXLが80%下落した後の世界(2008-10-09~)
- SPXLが50%下落した後の世界_ITバブル無視(2008-07-02~)
- SPXLが60%下落した後の世界_ITバブル無視(2008-09-17~)
- まとめ
- 私の場合の投資方針(参考例/サンプル)
大暴落真っ盛りな昨今、如何お過ごしでしょうか。私は適当なタイミングおよびSPXL40%下落時にTECLにちょいちょい投資して予定投資額を使い切りました。しかしながら、今年一杯はまだまだ下落すると思っています。というか、そういう風に思う事でショックアブソーバー、つまり、最悪ケースを想定することで心の安寧を計ろうというものです。この考え方は常日ごろ日常においても心に忍ばせています。
ともあれ、私はSPXLとTECLに300万円ずつ、計600万円を投資しています。追加購入は暴落時やリバランス時以外ではやらなくていいかなと思っています。
では、もし今回の暴落がSPXL60%以上、80%以上となった場合はどのぐらいの金額を投資したらいいのでしょうか。というのが今回の議題です。
私は10年で1億を稼ぎたいと考えています。そして、今回は運よく暴落が発生中です。SPXLが60%以下になる前にこの検証をすることで追加投資額をいくら確保しながら生活すればいいかが分かることになります。もちろん、机上の空論です。ですが、投資とは心の強さが一番重要です。その補佐となる机上の空論はとてつもない支えになってくれると信じています。
というわけで、やりたいこと、前提条件をまたズラズラ並べて行きますね。
前提条件
- 本記事のターゲットは「既に3倍レバレッジに投資済み」である人向けです。その後に暴落が来た時に更に追加投資するかどうかの判断材料とします。暴落が起こらなかったら「右肩上がり相場に戻って良かったね」で済みます。暴落を待っても待たなくても利益を得られる状況にある人が本記事を採用すべきと考えます。
- 過去のITバブル+リーマンショックの期間を題材に検証を行います
- SPXLとTECLの両方の違いを見て行います
- SPXLが直近高値から50~80%下落のタイミングを適当に選んでそこから検証開始とします
- TECLは上記SPXLがxx%下落した時に一緒に計算を開始します。
- 直近高値は各日の「終値」をベースに考えます
- 現金リバランスの比率についてもグラフにまとめます
- 現金リバランス間隔は6ヶ月に1回とします
- 可能であれば10年の記録をとります。無理なら可能な範囲で取ります。
- SPXLとTECLは疑似データを使用します。※疑似データ作成方法は過去記事で散々書いたので割愛。本ブログを検索すれば出てくると思います
つまり、「ITバブル+リーマンショック」開始時点を規定値として見て、そこからxx%下落した後の値動きを見ればいいかなと思っています。「ITバブル+リーマンショック」が過去に起こってくれて嬉しいです。何故なら「100年に1度」と言われる実際に起こった環境を後からシミュレーションできて最悪ケースに備えることができるんですから!
この最悪ケースである程度結果が出るようであれば、それは未来10年においてもかなり良い結果がもたらされるんじゃないかと少なからず期待してしまいます。よだれが出そうです。
さて、SPXLを対象としたのは、TECLの場合だと大昔のデータが疑似的に取れなかったため、SPXLがxx%暴落したら、SPXLとTECL両方とも投資をスタートする形で考えます。SPXLが暴落してたら少なからずTECLも暴落してるでしょという短絡的な発想です。以下は疑似データのSPXLの暴落回数について1970年からをまとめた記事です。
ともあれ、細かい部分はもういいでしょう。とにかく結果が分かればいいんだよ!!
というわけで、今回の参加メンバーをご紹介。
参加メンバー
- SPXL100%
- SPXL80%(SPXL:現金を80:20でリバランス)
- SPXL70%(SPXL:現金を70:30でリバランス)
- SPXL50%(SPXL:現金を50:50でリバランス)
- TECL100%
- TECL80%(TECL:現金を80:20でリバランス)
- TECL70%(TECL:現金を70:30でリバランス)
- TECL50%(TECL:現金を50:50でリバランス)
50%リバランスは一般ユーザ様向け、70%リバランスは私のオススメ、80%リバランスは早期セミリタイアの夢をみる恐れ知らずの人向けとなっています。私は80%採用中です。
ITバブル崩壊後の復活劇となるため、TECL側がかなり有利な条件になるかもしれませんし、暴落の速度が速すぎて、逆に不利になっているかもしれません。ともあれ、この二つを保有すると相乗効果(?)で良い感じに利益とリスクに備えることができることを過去検証で知ったので、この条件で行います。以下その時の過去記事です。
では早速、直近高値50%下落から見て行きましょうか。
SPXLが50%下落した後の世界(2001-02-28~)
■~2011-02-25迄(10年運用)
-
1位:SPXL50% :1.38倍
-
2位:SPXL70% :1.14倍
- 3位:S&P500 :1.06倍
-
4位:SPXL80% :0.93倍
-
5位:TECL50% :0.86倍
-
6位:TECL70% :0.50倍
-
7位:SPXL100% :0.41倍
-
8位:TECL80% :0.22倍
- 9位:TECL100% :0.08倍
S&P500はグラフがきついので結果だけ記載してます。
結果がひどいので1億円にするための投資額表示は割愛。これは無理もないことかもしれませんが、ITバブルが発生した後にリーマンショックが来ていますからね。50%下落程度で購入していては10年で1億なんて無茶ってもんです。
また、ここでの注目ポイントは「S&P500」が1.06倍となる点です。SPXL80%であれば、まだギリギリ許される範囲ではないでしょうか。そして私がオススメしているSPXL70%であれば、50%の下落時に買って10年置いておけばS&P500を上回ることができるというわけです。リターンも十分。リスクの備えも十分。あれ・・・?今丁度暴落してるし、私もやっぱり70%運用に切り替えようかな・・・迷いはいい結果を生まないのでやめてくれよ・・・
ともあれ、もしITバブル+リーマンショック級であるならば、我々が今直面しているコロナウイルスの暴落は全く暴落とはいえず、こんなところで資金を使っている暇はないと言えるかもしれません。難しいですね。TECL一本で投資してる人はこの50%下落相場で買えてラッキー!!としても、10年後には0.08倍になっているのですから・・・恐ろしすぎる。まだ十分資産を市場に投資していないのであるならばともかく、私の様に既に十分投資が完了している人は、50%下落如きでTECLに追加投資するのはおこがましいことかもしれません。
SPXLはディフェンシブなのでこのタイミングでも「まぁまぁ」ありかなとも思います。機会損失もありますが、このタイミングで全力でSPXL50%下落した時に買わない方が良いかなと個人的には思いました。今回のコロナ、数年続く可能性があるのであれば、リーマンショック級の長期間暴落に繋がる可能性も無きにしも有らずですから。怖がり過ぎてもしょうがないですが、上手く投資額を決めたい所ですね。
まま、ともあれ運用期間を19年まで伸ばした場合をみてみましょ。
■~2019-12-31迄(約19年運用)
最終結果(元本からの倍率:1億円にするための投資額)
-
1位:SPXL80% :6.34倍(¥15,762,816)
-
2位:SPXL70% :6.29倍(¥15,891,566)
-
3位:SPXL50% :4.92倍(¥20,344,150)
-
4位:TECL70% :4.83倍(¥20,713,475)
-
5位:TECL50% :4.75倍(¥21,042,719)
-
6位:SPXL100% :4.15倍(¥24,116,698)
-
7位:TECL80% :2.74倍(¥36,461,497)
- 8位:S&P500 :2.61倍(¥38,378,965)
- 9位:TECL100% :1.64倍(¥61,158,436)
19年あれば大分復活しますが、1億円プレイヤーになるのは夢で終わりそうです。つまり、ITバブル+リーマンショック級の暴落がコロナショックで起こることを想定した場合は50%下落程度で買っている場合ではないことが分かりました。逆に言えば、もし仮に50%未満で今回のコロナ騒動が終わってくれるのであればそれは好感触として捉えることができます。何故ならそこから右肩上がりになってくれるので早期に資金が増えることが期待できるためです。別に追加投資しなくても、右肩上がりで早期復活してくれるだけで御の字としてもいいかもしれませんね。
上記の結果より、60%や70%でもそう変わらない気がしました。何故なら、60%下落も70%下落も「ITバブル崩壊」時の2001年~2002年で発生しているからであり、「リーマンショック」も両方食らうことになるためです。「ITバブル+リーマンショック」というのはそれほどまでに凄い威力だったということです。これに対して80%下落の場合は「2008年」スタートとなるため「ITバブル崩壊」を回避する形となります。では80%の時を見てみましょう。
SPXLが80%下落した後の世界(2008-10-09~)
疑似データですが、SPXLが80%下落するのは過去50年で3回しか発生していません。そのため、ここまで待つのはあまり理にかなっていないと思います。しかしながら、既に十分市場に資金を投資済みであり、できれば追加投資したくないなぁという人はこの80%下落時に投資することになるかなと思います。生活資金に若干手を出そうとする人ですね。
っと、検証の前に。ここで面白いのは、先ほどまでの検証は2001年頃だったのですが、今回は2008年となっています。80%下落となったのがITバブルから7年後です。もしコロナが今回と同じだったと仮定するのであれば、2027年の7年後に投資機会を得られることになり超絶待つことになります。
つまりですよ?今コロナで暴落で「買いだ買いだ!」と叫んでいる人が多いのですが、実は全く買い場でもなんでもないことになるわけです。しかも7年後とかホント辛い。となると、やはり50~60%の下落と80%の下落で投資資金を2段階分けて考えた方が良いと思いました。3倍レバレッジとはそれだけ怖い商品なんです。余剰資金を残しておいても誰がその人を責められましょうか!?話が長くなってスイマセン。語っても仕方ないですね。実績が全てです。では検証結果をどうぞ!
■~2019-12-31迄(約11年運用)
最終結果(元本からの倍率:1億円にするための投資額)
-
1位:TECL100% :49.0倍(¥2,040,772)
-
2位:TECL80% :27.6倍(¥3,628,628)
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3位:TECL70% :20.0倍(¥4,999,387)
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4位:SPXL100% :17.5倍(¥5,718,103)
-
5位:SPXL80% :12.2倍(¥8,210,725)
- 6位:TECL50% :9.81倍(¥10,192,091)
-
7位:SPXL70% :9.77倍(¥10,237,003)
-
8位:SPXL50% :5.82倍(¥17,182,130)
- 9位:S&P500 :2.61倍(¥28,164,096)
やはり右肩上がりになったらTECLは強いですね。そして今回のコロナ騒動を「ITバブル+リーマンショック」級とした場合は80%下落まで待つことを覚えておいても悪くないと思いました。
そして投資額についてですが、SPXL80%下落のタイミングでTECLに100万円入れたとしても4900万円になるというわけです。これでも億には届きませんね。10年そこらで「億」を目指すというのは、それだけ難しいということです。
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さて、今回は「ITバブル+リーマンショック」=「コロナ騒動」と捉えての検証でした。
しかしですよ?「ITバブル+リーマンショック」は100年に1度と言われています。であるならば、「リーマンショック」=「コロナ騒動」として考えた場合はどうでしょうか。
つまり、「ITバブル」が発生する2000~2003年の時点で下落率が50~70%になった部分を「無視」します。そうすることで、「リーマンショック」のみの検証結果を得ることができます。
つまり「賭け」になるのです。今回の騒動を「ITバブル+リーマンショック」級と見て80%下落まで待つのか、「リーマンショック級」と見て50%程度から投資を開始するのかの違いです。
というわけで、もし仮に「リーマンショック級」だけを見た場合は何時頃に到達するのでしょうか。ちょっとその日付を列挙しますね。
- SPXL50%下落:2008-07-02
- SPXL60%下落:2008-09-17
- SPXL70%下落:2007-10-09
「あれ?SPXL70%下落時が前の二つより過去になってるじゃないか!この検証結果はおかしいぞ!!しっかりしろ!!!」
という声が聞こえてきそうです。今回の条件は1度xx%下落を発生したら過去の最高値を「リセット」して再調査が行われているためです。なので、SPXL70%は「ITバブル」当時の最高値で計算されているため、今回の検証からは割愛とします。「ITバブル時」を無視するのが目的ですからね。ちょっと分かりづらいですが、一旦そういうものか、としておいてください。
というわけで、まずはSPXL50%下落した2008-07-02の結果を見てみましょうか。
SPXLが50%下落した後の世界_ITバブル無視(2008-07-02~)
最終結果(元本からの倍率:1億円にするための投資額)
-
1位:TECL100% :15.5倍(¥6,444,125)
-
2位:TECL80% :14.2倍(¥7,054,993)
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3位:TECL70% :12.0倍(¥8,320,167)
-
4位:TECL50% :7.36倍(¥13,579,827)
- 5位:SPXL100% :5.97倍(¥16,760,836)
-
6位:SPXL80% :5.70倍(¥17,548,876)
-
7位:SPXL70% :5.17倍(¥19,465,245)
-
8位:SPXL50% :3.73倍(¥26,789,873)
- 9位:S&P500 :2.56倍(¥39,046,918)
先ほど検証した80%下落時の2008-10-09の3ヶ月前に投資した場合になりますが、大幅に結果が悪くなりました。つまり、「リーマンショック級」単体であったとしても、50%下落したタイミングでは追加投資から12年で「億」を目指すのはかなり厳しいものがあると言えそうです。私の場合ですが、TECL80%+SPXL80%においても1200万円の投資資金が必要となるためですね。
では、60%下落時であったらどうでしょうか。見てみましょう。
SPXLが60%下落した後の世界_ITバブル無視(2008-09-17~)
最終結果(元本からの倍率:1億円にするための投資額)
-
1位:TECL100% :23.4倍(¥4,268,454)
-
2位:TECL80% :19.6倍(¥5,099,958)
-
3位:TECL70% :16.0倍(¥6,222,397)
-
4位:TECL50% :9.23倍(¥10,839,193)
- 5位:SPXL80% :8.42倍(¥11,876,198)
-
6位:SPXL100% :7.98倍(¥12,531,473)
-
7位:SPXL70% :7.54倍(¥13,253,967)
-
8位:SPXL50% :5.17倍(¥19,344,174)
- 9位:S&P500 :2.79倍(¥35,792,905)
大分改善されましたね。ただ12年でこの結果ですので、「億」を10年そこらで目指すのはやっぱり厳しそうかなぁといった感想が漏れてしまいました。暴落時期が無かったSPXLとTECLの結果が余りにも良すぎたと言わざるを得ません。ともあれ、私は少し早計で投資完了したのが早すぎたかもしれません。まぁ仕方ないよね。未来のことなんて分からないんだから。
というわけで、簡単にまとめましょうか。
まとめ
- 今回のコロナ騒動が「ITバブル+リーマンショック」級であるならば、2020/2/28時点の暴落時にTECLに追加投資すると元本割れするのでまだ投資しない方が良い。購入するにしても全力買いは避けて、割合決めて投資するのが無難か。但しし、20年運用すれば戻るので覚えておくこと。SPXLが投資先であれば2020/2/28の時点で投資しても悪くないかなと思える。(※あくまで過去結果で言えばの話でITバブルがあったからこその話です。)
- 「リーマンショック」級程度と考えているようであれば50%下落時にTECL購入は悪くは無い。但し、圧倒的なパフォーマンスを得られた形でもないので60%下落を目指しても問題は無さそう
- どのような場合においてもSPXLが「80%」下落した時用に余剰資金を100万円程度残しておくべき。200万円はやり過ぎ。50年に3回しか発生しない点を考慮すること。心の支えの「100万円」とする。
この結果から、どちらのパターンになったとしても、私は60%下落時と80%下落時に追加投資をすることになりそうです。80%は数年後になるかもしれないし、30年後まで起きないかもしれません。発生率はかなり低いですからね。
さて、ここからは番外編といいますか、むしろ本編といいますか、では、私はこれらの暴落が発生した時にいくら投資すればいいのかを簡単に記事にさせてください。ここからは無視して頂いて構いません。
私の場合の投資方針(参考例/サンプル)
まず最初に、現在TECLとSPXLに各々300万円を投入しています。仮に過去最高値でこの300万円を投入したとします。計算面倒なので。
で、80%リバランス運用なので、実質の投資額は「720万円」となります。20%の現金も「投資」しているのと同義とお考え下さい。
60%下落時の投資額について(参考例/サンプル)
となると、今回60%下落した場合、「288万円」の価値になります。TECL側の方が大きく下落すると思われますが、「過去最高値」で全部買ったと仮定しているので相殺して考えます。超ザックリですが大きく変化はないと思ってます。面倒なのでお互い
SPXL側ポートフォリオ144万円+TECL側ポートフォリオ144万円
の価値が残っていることとします。
で、60%下落時の条件は「リーマンショック」のみであるとします。「ITバブル+リーマンショック」級は100年に1度であり、さすがに起きないで欲しいなぁという願望です。起こったら起こったで20年運用して再出発です。20年運用すればS&P500より高い利益を得られると思うのでまぁいいでしょう。
話が脱線しました。では先ほどの結果から計算します。
2位:TECL80% :19.6倍(¥5,099,958)
5位:SPXL80% :8.42倍(¥11,876,198)
上記の計算式を当てはめます。
144万 * 19.6倍 + 144万 * 8.42 = 4035万円
となりました。つまり、追加投資で後5965万円稼げればいいわけです。
19.6x + 8.42x = 5965万円
となるため
x = 213万円となりましたので、これを2倍すればいいわけですね。
よって、私の場合ですが、60%下落時に追加投資するのは「426万円」になります。そこから80%(リバランス分)を掛け算して実際に投資する額は「341万円」となりました。実際に用意するのは「426万円」で問題なさそうです。が、追加投資したくないほど高い!!!!!
けど「億」を目指すなら仕方が無い投資額です。辛いなぁ。。日本株の売却分、全部投資することで払うことはできそうですが・・・
計算式あってるかな。私、頭悪いのでちょっと不安。まま、合ってるでしょ。それっぽいし!
というわけで、私はひとまずは「341万円」をかき集めて、後は1年くらいかけてサラリーマンとして頑張って、残りの「85万円の現金」を確保する形になるでしょう。
80%下落時の投資額について(参考例/サンプル)
このケースの場合、60%の追加投資は失敗してしまったことを表します。悲しいなぁ。
さて、前提条件として「426万円」を60%下落時に投資したとします。その後、80%下落が訪れた場合はいくら追加すればいいかを観させてください。そこまで余剰資金ありませんので・・・というか、おそらく妻の「先進国株式」へ投資している費用をここに割り当てることになりそうです。そうなったら妻と相談です。奈落の底へ落ちそうな会話になりそうですねぇ!!
また、このケースの場合は先ほど検証でお伝えした通り、既に7年経過しており、そこから10年プラスなので実質17年後となりそうですが仕方ありません。暴落がおきたらそのぐらいの運用は覚悟すべきです。それが3倍レバレッジに投資する者の運命なのだから。
話が脱線しました。では計算してみます。
- 最初の投資額「720万円」が「144万円」になっています
- 60%下落時点(2008-09-17)の終値と80%下落時(2008-10-09)の割合を計算した所、割合としては55%下落したことになりました。ので追加投資した「426万円」が「194万円」になったとします。
- よって、144+194 = 「338万円」を投資したことになります。
いやー、改めて書きましたが、1100万円近くの投資額が338万円になってしまうという事実はさすがに堪えます。75歳まで働くかなぁと40台で思うことになると思うと億劫ですね。しかも、日本はこれから超氷河期を迎えることになります。職がその時まであるでしょうか。あれ、投資なんか頑張らなくて今のうちに資格勉強した方がいいんじゃないか!?
話が脱線しました。では、この「338万円」で考えます。
2位:TECL80% :27.6倍(¥3,628,628)
5位:SPXL80% :12.2倍(¥8,210,725)
上記の計算式を当てはめます。
169万 * 27.6倍 + 169万 * 12.2倍 = 6726万円
となりました。つまり、追加投資で後3274万円稼げればいいわけです。
27.6x + 12.2x = 3274万円
となるため
x = 83万円となりました。これを2倍すればいいわけですね。
よって、私の場合ですが、80%下落時に追加投資するのは「166万円」になります。そこから80%(リバランス分)を掛け算して実際に投資する額は「133万円」となりました。
これなら何とか抽出できそうです。既に10年ではなく17年も経過してしまいましたが、これにて「ITバブル崩壊+リーマンショック」でも17年で1億円が達成できるというわけですね!!!
といっても60%下落時の追加投資資金が思いのほか余力必要そうでちょーーっと怖いです。さすがに怖い。100年に1度の暴落は過ぎましたが、今回のコロナはジワジワ私たちの生活を脅かしてくるかもしれません。そうなると長期間右肩下がりが続くわけで、いつ晴れるか分からない恐怖の時代が起こりうるかもしれません。そうなると「ITバブル+リーマンショック」級となるわけで、やはり最初から80%下落でいいのではとも思います。但し後数年間は待つことになる可能性があり、今回の暴落祭りは静観となる可能性大です。
困った。ええい!なら60%下落した時点で予定投資額の80%の「340万円」を確保にしましょうか!実際の投資額は更に80%の「136万*2銘柄」とします。こうすれば20%である86万円分の現金を確保できているわけで、80%下落した時の軍資金として使えます。もし60%下落から右肩上がりしたとしても、それはそれで嬉しいです。20%分の利益が少なくなりますが、心の傷は浅いです。
というわけで、多分日寄ってこの通り行かないと思いますが、一応サンプルケースとしてこのような考え方で投資している人もいるんだなぁ程度に捉えて頂ければと思います。あぁ困ったなぁ。本当に難しいです。アメリカはコロナ対策済みって言われてますし・・・
というわけで、今回はここまでと致します。