Fund of the Year 2023でまたもレバレッジ投信がランク外

2024年1月20日に2023年のFund of the Yearが決定したそうです。以下ツイートを引用します。

 

 

で、中身を見てみると、見事なまでにレバレッジ投信がランクインしていないことが見て取れます。確か2021年はレバナスが5位と非常に高い順位だったと記憶しています。2022年もレバナスはランク外、2023年の現在もランク外という結果に終わりました。

 

これ結構面白い結果だなと個人的には思っていて、一過性で世間に知られて、結局「レバレッジ投信は減価する、金利怖い、長期投資はだめ」ってことも一気に広まって廃れたという印象だけ残りました。明らかにレバナスに対してブームを巻き起こしたインフルエンサーの人がいたんだなって思わざるを得ないです。

 

かくいう私も2019年からレバナスやら3倍レバレッジETFやらに投資してブログに書いていましたがね・・・

 

じゃあ2023年の現在レバレッジETFやレバナスに対する私の評価はというと、当時から何も変わっていません。結論から言うとこうです。

 

レバレッジ投信、ETFに対する感想

  • ヨコヨコ展開の減価とかのマイナスエネルギーは「バブル期」の超絶ぶっ飛ぶような右肩上がりのエネルギーに賄われるので別にエネルギーが減ってるわけじゃない(という印象)
  • なので、バブルが起こらないとゴミ、バブルが起こったら超絶大金持ちの超絶ピーキーな商品という認識
  • ボラが激しいので積立投資に最適。人生20年以上投資生活できるならレバレッジ商品に積立するのはとても良い選択肢だと思っている
  • ただし、現実的なラインで利確をしてレバ無し商品へのスイッチングをすることが前提。大金持ちを目指して利確ラインを超えるのは資産が0になっても良い覚悟で行わないといけない。(※私には無理だったのと、ビットコで十分だったので辞めた)

 

こんなところでしょうか。結局結論としては世間様の意見に近い認識になるのですが、「減価」についての認識は多分違う。減価によるマイナスエネルギーはバブル時の上昇時に使用されるのでとてつもなく上昇してヤバイことになる、が私の認識。等価交換。

 

だから、超絶ピーキーな商品であり、精神が持たないのです。全財産3倍レバレッジはさすがに頭おかしいです。ガチで運ゲー過ぎて精神が耐えられません。アーリーリタイアするならそれぐらいの覚悟が必要なのですが、私には耐えられませんでした。

 

よく「米国株、全世界株」を買っておけば20年後、30年後には必ずプラスになるほど凄い安定する、と耳にします。でもレバレッジ投信やETFはこれに当てはまりません。ITバブル崩壊時にQQQの3倍レバレッジであるTQQQを購入していたら50年以上たっても株価は戻りません。0に非常に近い数値で一生そのままです。人生終わりです。

 

なので、一般人がレバ商品を使いたいなら、私は以下のように使います。以下過去記事。

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

結局、3倍レバレッジやレバナス等の2倍レバレッジに投資すると「恐怖」が勝り、中途半端な投資額と中途半端なポートフォリオが誕生して、信託報酬だけ損するポートフォリオが完成しちゃったりするのです。仕方がない。人間人生が終わるほどの恐怖をこれから20年ずっと持ち続けるなんてできません。

 

ということで、レバレッジ投信が2021年から衰退するのは明白であるとともに、2021年は謎のブームが巻き起こっただけで、そこまで真剣に投資できている人はいないか、非常に稀な存在だったということが浮かび上がったのではないでしょうか。

 

私はビットコさんがそれらに代替することが分かったので全財産の9割をフルベットできるぐらい自信をもって切り替えたのですが、もし仮にビットコさんに出会えなかったら2.1倍レバレッジポートフォリオを作って、今も毎日恐怖におびえながら人生を過ごしていたでしょう。そして、Fund of the Yearにも当然投票していたと思います。

 

学びポイントとしては、一時期のブームに惑わされないこと、ブームでも本当に良い商品かどうかは自分で確かめてみて、信頼できるか必ず調べること、10年20年付きあっても良いと思える商品であるか見極めることが重要だと感じました。