レバレッジにおけるドルコスト平均法とバリュー平均法の感想を述べます【雑談】

こんにちは。okometsubuです。

 

今回は感想回です。ただ、色々今回の記事を書いてたらバリュー平均法についても検証してみたくなったので、この記事書いた後に多分検証始めます。最初はノーセルバリュー平均法を見て、リスクとリターンがつり合い取れてそうな結果がでたらバリュー平均法もやるかも?と言った感じになると思います。

 

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最近、私は積立投資がレバレッジ商品では非常に優れているとお伝えしました。以下過去記事です。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

ここから完全に私目線でお話します。世間の一般論とは異なる可能性がありますので戯言と思ってください。

 

まずあらかじめお伝えする点として、どのような投資方法であれ、最後の最後、売却するときに大暴落が発生したら皆すべからく大けがをするということです。当たり前の話ですが、投資金額がマイルドで安定していると言われているドルコスト平均法も例外ではありません。

 

というわけで、ドルコスト平均法とバリュー平均法について簡単にまとめます。自分の頭の整理的な記事になってスイマセン。

 

ドルコスト平均法レバレッジ商品

 

レバレッジ商品は安くなりやすく、高くなりやすいという特性があり非常にリスキーな投資先です。であるならば、ドルコスト平均法を用いることで、高値でも買いますが安値でも買うことで結果をマイルドにでき、3倍の値動きパワーの恩恵だけを受け取ってしまおうという考え方です。

 

ドルコスト平均法の利点は「投資人生の半分ぐらい」までを非常に安定した投資が出来ると言う点です。前半戦であれば大暴落が来ても耐えられるのが非常に魅力的である、ということです。逆に暴騰がきたら若干ガッカリするかと言うと、実はそうではなく、レバレッジにより利益が非常に乗っかっているため、レバレッジ無しの銘柄より圧倒的にパフォーマンスに優れる結果となるのです。

 

では「投資人生の半分」以降はどうかというと、積立額の運用実績が年々少なくなってくるため、人生の後半で暴落がおきた時に安く買うことはできても微々たるものです。その安くなった株が人生の終わりで果たして本当に安かったと言えるのか。そして今まで積み上げてきた資産は大幅に減って今までの積立額以上に減ってしまうのではないかと言う恐怖がある、そういう話です。

 

ここでレバレッジ投資がドルコスト平均法で有利だと思っているのは、その前半の人生の間に大暴落が来たらラッキーで済みますし、大暴落がこなくて逆に暴騰しているようならレバ無し商品より圧倒的に利益を得ている状態であるため、一旦売却するという戦い方ができると踏んでいます。これについては更に利益を目指して億万長者を目指すか、老後を見据えて安定に行くかの分かれ道になりそうです。ただ、その選択肢を選ぶことができるのがレバレッジ投資の真骨頂だと思います。

 

うーん。そうすると、例えば運用人生の全部をドルコスト平均法するのではなく、人生の3/4ぐらいまでをドルコスト平均法で買って、最後は追加投資無しで放置でも良い気がしてきました。その分を多めに3/4に資金を詰め込むのです。

 

ただ、人生の後半で大暴落がきたらその分多めに現金を投資していることになるわけですから、より大きく大暴落を味わうことになるためリスクは相当上がります。やっぱ怖いな。その人の耐性力次第でしょうか。下手なことしない方が良いか。この案は無し。

 

話が脱線しました。続いてバリュー平均法を見てみましょうか。

  

バリュー平均法とレバレッジ商品

 

よくドルコスト平均法と比べらえる手法としてバリュー平均法と言うものがあります。ドルコスト平均法は毎月決められた額を機械的に買うだけですが、バリュー平均法はその時その時の相場を見て、買う量を変動させ、安値になったら買い、高値になったら売る投資方法です。亜種としてノーセルバリュー平均法というものもあり、これは買う量だけを変動させるやり方で、売りはしません。ドルコスト平均法により近いものとなります。

 

で、ちょっと思ったのですが、バリュー平均法、レバレッジ商品と相性良さそうに思いました。安くなりやすく、高くなりやすい。その点その点で売買することで理想の年利を実現させて、3倍のパワーを維持しながら目標金額まで安定して運用できるのではないかと。バリュー平均法のメリットは次のようなもののようです。

 

  • 平均年利を策定してから投資するため、その年利通りに事が運びやすい。計画が立てられやすい
  • 3倍レバレッジのパワーだけを貰って安定した運用が可能そう(※未検証想像の話)

   

但しデメリットは以下のものだと思っています。

 

  • 世界恐慌」レベルの場合、確実に途中で投資資金が枯渇する
  • 売却時に税金が発生する。利益の20%は結構な額で中々の損失になる
  • レバレッジ商品に対して目標の「年利」を定めるのが困難、もしくは見直しを行うのが面倒くさそう

 

前者の世界恐慌は3~4年かけて底値を目指します。途中のちょっとした暴落時にバリュー平均法だと大量に資金を投入することになりますが、世界恐慌だとまだまだちょっとした暴落。ガツンガツン暴落したころには追加投資資金は余裕で枯渇していることでしょう。

 

未検証ですが、リーマンショックとかだと底値まで長くて半年未満程度であるため、通常の場合はバリュー平均法でもそこまでキツくは無い気もします。ただ、本当に「世界恐慌」レベルが発生するリスクを考えるなら、ドルコスト平均法の方が有利なはずです。つまり、大きく下げ相場が長く続く低迷期があるとバリュー平均法は大損(?)する可能性を秘めているというわけです。 

 

さて、続いて途中で売却すると税金が発生する件について、ドルコスト平均法でも最終的に売却するのだからそこで税金がかかるので一緒ではないか?と思われると思います。が、途中で売却することでその税金分の資産運用ができなくなるというデメリットが非常に辛いです。

 

例えば、SPXLを10年運用したら20倍の利益が得られたとします。10年前にバリュー平均法により20万円の利益が出たとしたらその20%の4万円が取られます。この4万円を20倍すると80万円です。途中で売却しない場合は最後の最後に20万円を売れば4万円で済むため、76万円の損失が確定してしまったというわけです。

 

バリュー平均法は確実に「利益」になった時にしか売らない訳ですから、毎回100%税金が発生するという点が辛いのです。

 

私が現在行っている現金リバランスも税金のデメリットは一緒です。なので私は1年とか2年とか長期間見た後に1回程度でやろうかなと思っています。上下の値動きは激しくなりますが、大けがはしないことは過去の検証で確認済みです。ズボラな私は毎月チェックするのが面倒なので、という理由の方が強いですが!

 

 

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最悪、2,3年に1度のリバランスでも良いぐらいです。逆に、世の中の動きやニュース、相場等を読める人であれば1ヶ月に1回のタイミングで確信を持ったタイミングで売買すると超絶効果が高いと思います。私は金融リテラシー0の何も分からない系投資家なのでそれが出来ません。なので適当に雰囲気でリバランスです。どのタイミングでも、適当にリバランスをキッチリ行えば大ケガはしなさそうという判断です。

 

話が脱線しました。

 

そんなバリュー投資法は私が採用している現金リバランスと非常に似ていると思っています。違いは以下の通りでしょうか。

 

  • 現金リバランスであれば、決められた「投資額」の中の話なのでその投資額の範囲でしか損失は発生しない
  • バリュー平均法は決められた「年利」の中の話なので、予想外の暴落が発生したら予定していた「投資額」上回り資金が枯渇する危険性がある

 

つまり、バリュー平均法のほうがリスクをとってリターンを求める投資方法というわけです。どちらがいいかについては一概には言えませんが、初手一括投資よりはどちらの手法も大幅にマイルドになっていると思います。

 

後はバリュー平均法は目標年利を定めて運用する訳ですが、その目標年利をいくつにするか、非常に難しそうです。ちょっと前までだと、確かTECLは年利44%だったかな?そんな感じだったと記憶しています。ただ、これはハイテク産業が若干バブルった話であり、その後の動きはちょっと読めません。SPXLなら20~30%程度でしょうか。ここ適当に書いてます。

 

つまり、平均年利の算出が値動きが激しいため設定が難しそうということです。

 

そして平均年利は分かったとしても、実体経済としては上下に大きく値動きするため正しくその通りに動きません。つまり、大きく動くため、下に動いたときに余裕資金が枯渇しやすい可能性が高そうというお話です。その辺のバランス感覚とか投資資金をどこまでするかを考えながら投資するので手間が結構ありそうな印象です。

 

年利を定める方法の他に、投資額を決めておいて、その投資額が次に投資するときに株価がどのぐらい動いたかを見るだけのバリュー平均法もあるようです。例えば1万円投資を予定とし、最初に1万円を投資したとします。次に株価が1.25倍に増えた場合、予定の金額は2万円となるため、追加投資は7500円だけ積み立てる、というものです。

 

ともあれ、バリュー投資法も一筋縄ではいかなさそう。ちょっと勉強が必要ですね。

 

というわけで、総括すると、

 

  • ドルコスト平均法はバリュー投資法に比べて安定性はあるがリターンはバリュー平均法の方が高そう
  • バリュー平均法は「世界恐慌」レベルが来たら相当ガッカリしそうだが、そのレベルまでなければ現実的に採用して良いレベルと思う

 

こんな感じかな。多分、平時であればドルコスト平均法よりバリュー平均法のほうが優れている気はします。これも時間があったら検証してみたいな。

 

また、3倍レバレッジという非常に値動きが激しい商品を対象とするわけで、追加投資額がとてつもなく跳ね上がりそうなのもちょっと怖いです。

 

どちらにしても、VOO等のレバ無しで積立投資を行う必要性は薄く感じています。※20年以上の投資人生が残っている場合の話です

 

今回は特に検証した内容ではなく所感なのでその点スイマセン。ただ、多分大体イメージはあってると思うから別にいいか!

 

というわけで今回はここまでと致します。

 

 

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