こんにちは。okometsubuです。
なんか話題も落ち着いてきたのでデルタニュートラルの話題でも。
先月5月の仮想通貨暴落を機にFR(FundingRate)が大幅に下がっているように感じます。FRとは「資金調達率」というもので、先物取引をしていると特定の期限になったらそのFRの数値分お金をもらえたり貰えなかったりします。
これが存在する理由として現物と無期限先物の価格の乖離を抑えるために導入されたもので、現物価格が先物価格より下落していた場合、先物価格が高いことになるため「売り」を推奨することになります。つまり、FRが高めに設定され、先物でロングしているとその分FR分お金を払うことになると。逆ならFRがマイナスになるのでロングしていると逆にお金が貰えるみたいなそんな感じ。
で、基本的にはFRはプラスで働いているため常にショートをしているとそのFR分のお金を都度貰えるって形です。ようするに現物買いと先物ショートを同額組み合わせたら基本的にはFR分お金が貰えるって話。株主優待クロスをやってる人ならすぐ理解できると思う。買いの枚数と売りの枚数をほぼ一致させればいいと言うことです。
ということで、以前もやりましたがFRの変化を改めて見てみようかなと思って本記事を作成しました。以下は前回の物。やはりデルニューは放置しづらいという結論通りでした。
ということで、更新版の図はこちら。bybitよりFRのデータを取得しました。
bybitのBTCUSD無期限先物FR推移
2018-11-14～2021-06-12までのデータとなります。bybitでは8時間に1回判定のため1日に3回分のデータがまとまっているように見える点ご了承ください。
残念ながら2017年末からのデータが無いため大暴落時のFRの変化が分からないのが残念です。
さて、2020年11月ぐらいからFRは凄いプラスに働いていることが分かります。この時期からビットコインは暴騰しまくりな状況であり、ショートをするとFR金利が多く貰える時期であったということです。つまり、バブルが発生していたと言う事です。
残念ながら直近1,2ヶ月はFRは減少傾向にあり、むしろマイナスになったことから「ロング」をしないと大損するということになります。私も1ヶ月程前にこの辺のポジションを解除してただ傍観しているところです。
もうすこし最近の状況を見てみます。5/1～6/12までを見てみましょうか。
平均FR：0.0026439 %
一応プラスで終えることができました。
もう少し直近を見てみます。6/1～6/12までを見ます。5/19の暴落は一旦終わった想定で、最悪大きく暴落しても上記の5/1～6/12を見た通り、最悪プラスで終えることが可能ですし誤差の範囲内と判断しました。
ということで6/1～6/12までを見ます。
平均FR：-0.0009.71059 %
マイナスですが、もはや誤差以外の何物でもないですね。これなら別に今からポジション組んでも大けがもしないし、怪我と言うほどのダメージは受け無さそうです。
とはいえ6/8を見る限りまだ大き目なマイナスも目に留まります。あえてこの時期に急いで入る必要性もないのかなと思ったり思わなかったり。
ただ、基本的なFRの考え方はショートが有利ということで、マイナスになることは割と稀な傾向にあるというのは分かりました。であるならば、今から改めてポジションをとってもいうほど悪くないかなぁ。
ぶっちゃけ急ぐ必要性を全く感じていないので7月まで待とうかなと思いましたとさ。
そして唐突に自己アフィ。一応以下bybitの紹介プログラム。お互い10ドル分のBTC貰えるそうです。
「1OMMG#2」
bybitはFTX,Binanceにくらべてショート有利でFR多めに貰える傾向にあるのでこの3つの中ならbybitが一番ショートするのに適しています。
が、貼っといてなんですがbybitは海外取引所なので普通にGOXリスクがあるので分かる人以外は触らない方が無難です。
というわけで、今回はここまでと致します。
