【SPXL】リーマンショック時の暴落期間を改めて確認します【90%減】

こんにちは。okometsubuです。

 

毎週月曜日朝7:00放送中の大人気番組

コードインデックス 反逆の先進国株式」※インデックス投資結果発表

を明日に延期して今回は3倍レバレッジの関する記事をお送りします。

 

もういよいよ「コロナショック」はリーマンショックを上回るというニュースが飛び交っています。さすがに私も怖くなってきました。なぜなら、私は「リーマンショック級」に耐えられる形での運用を行っていますが、それを超えてしまうと計画が破たんしてしまうためです。毎日積立したりSPXLが直近高値の80%下落時に追加投資とかも考えていましたが、もっと下落してからでも間に合うんじゃないかとかヤキモキしているわけです。

 

では、疑似SPXLでの話となりますが、「ITバブル崩壊+リーマンショック」の期間中、そもそもSPXLが80%や90%下落した時、どのぐらいその期間に滞在していたのでしょうか。疑似データを用いて振り返ってみたいと思います。

  

前提条件

  • 今回のコロナショックは「リーマンショック越え」であることを想定し、まずはリーマンショックの状況を振り返る形となります。
  • SPXLは当時存在しないので疑似データを使います。
  • ITバブル崩壊前の高値から調査を開始します。
  • SPXLが直近高値(ITバブル崩壊直前)の70%、80%、90%、95%下落した期間を調査します。

 

では、SPXLの直近高値はいくつかというと、2000-08-31に32998ドルとしています。S&P500の1927年からの積み重ねでのドルとなります。

 

というわけで、早速当時の暴落時期の疑似SPXLのグラフを見てみましょう!

 

ITバブル崩壊からリーマンショック復活まで(疑似SPXL)

2000-08-31~2009-03-09の期間がITバブル崩壊直前~リーマン底値となります。約9年間となり、その後に復活するシナリオです。2014年末までグラフ化しています。

 

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暴落時の株価

  • 70%減:9899ドル
  • 80%減:6600ドル
  • 90%減:3300ドル
  • 95%減:1650ドル


暴落期間結果

  • 70%減期間:2001-09-07~2013-04-10(※約12年)
  • 80%減期間:2002-07-10~2011-01-04(※約8.5年)
  • 90%減期間:2008-10-24~2009-07-23(※約9ヶ月)
  • 95%減期間:2009-02-26~2009-03-17(※約半月)

 

90%であれば一瞬で復活するように見えますが、当時は2000年の8月からスタートなので、そこを起点とすると90%減の期間でも9年の年月が必要になるということです。

 

そして、逆に95%減の期間は約半月、営業日で言うと約10営業日程度でしょうか。95%減であれば速攻で復活しているので、有無を言わさずこのタイミングでSPXLとTECLに全力買いをするのがベストと言えそうです。

 

ただ95%まで落ちた時に償還リスクが常に伴うため、ここで全てが終わるかもしれないという「覚悟」をもって投資するとともに、無くなってもいい金額で行うべきだと思います。

 

今回はリーマンショック級ということなので、直近高値でSPXLやTECLを購入した人は、20年近く値が戻らない可能性が高いですね。私のことですが・・・

 

ともあれ、上記はITバブルも含めた形なのでかなりの期間が必要となっています。では、「ITバブル」を考慮せずに、今回の「リーマンショック」期間でのみの期間だった場合はどうだったでしょうか。つまり、2007年の直近高値から調査した場合の復活期間です。これを見ていきたいと思います!

 

コロナショックがはびこる昨今、ITバブル+リーマンショック級を想定した場合、高値70%下落までは確認できていますが、リーマンショック単体が今回のコロナショックと同等だったらどうでしょうか、というのを調べます。

 

 

リーマンショック開始から調査(疑似SPXL)

2007-10-09からの期間となっています。その時の疑似SPXLの高値は「22883ドル」となりますので、そこからのパーセンテージを見ればいいわけですね。

 

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暴落時の株価

  • 70%減:6865ドル
  • 80%減:4577ドル
  • 90%減:2288ドル
  • 95%減:1144ドル

 

暴落期間結果

  • 70%減期間:2008-10-06~2012-11-21(※約4年)
  • 80%減期間:2008-10-09~2011-11-30(※約3年)
  • 90%減期間:2008-11-20~2009-07-10(※約8ヶ月)
  • 95%減期間:2009-03-09のみ

 

ITバブル崩壊」を加えなければ、暴落から復活する時間は非常に短縮されることが分かります。また、リーマンショック単体であれば、95%減時点で購入するのは難易度が結構高いものでした。到達したのがたった1日だけでした。

 

そして高値から90%下落した地点で購入すれば、「リーマンショック」程度であれば、8ヶ月もすれば復活しますし、80%下落時点で購入しても3年後には復活するというわけです。

 

さて、私は既に60~70%減の時点である程度の追加投資を完了しており、もし今回も「リーマンショック」であると仮定するのであれば、後12,3年後に1億円は到達できるという非常に雑なシミュレーションを行いました。以下その時の記事です。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

そして、今現在私の心境はこうなっています。

 

  • 今回の暴落が「リーマンショック」で済むのであれば、ダウ平均は「13500ドル」程度になる。
  • もしダウ平均が「13500ドル」で終わってくれるのであれば、上記のシミュレーションの通り、12,3年後に1億円到達できるので静観しても良い状況にある。
  • つまり、SPXLが70%減程度の現在において、追加投資するのは12,3年という時を短縮するためだけの投資であり、必須ではない。
  • もしダウ平均が「13500ドル」を下回った場合、1億円どころか元本復活まで大いなる時間が必要になるかもしれない。そのため、「13500ドル」を下回るようなことを予想するのであれば、その時点から追加投資をしても十分命を守れるのではないか
  • もう一つ理由があり、今現時点程度の暴落で追加投資をした場合、「SPXL」や「TECL」が途中で繰上償還をされた場合に投資先を失うことになる危険性があることから、もう少し3倍レバレッジに対して投資するタイミングを遅らせたい狙いもある

 

長々と書きましたが、私の場合は今急いで追加投資する理由が無い状況です。十分SPXLとTECLに投資済みなためです。投資せざるを得なくなるのは「リーマンショック越え」の「13500ドル」を超えた大暴落になったその時です。上記のシミュレーションから逸脱することになるので追加投資予定です。その時までに、運用会社自体がTECLやSPXLの運用そのものを困難と判断した場合は「iFreeレバレッジ NASDAQ100」にスイッチすることになるでしょう。

 

それとは別枠で私は毎日積立を実施しています。これについては一旦中止して80%下落してから行うかもしれませんし、毎日積立予定額から半分ぐらいを投資して、80%下落してから予定額の倍を積立投資するとか、その日までの投資分を一括で投資するとか、色々考えます。高値80%下落ぐらいならすぐ行ってしまいそうな気配があります。

 

私はSPXLが「15.17ドル」になった時が80%下落のサインとしています。このタイミングで中止した毎日積立投資額を一括投資して、そこから毎日積み立てを再開するかも。毎日積み立ての計算式は以下の通りで行います。河童さんのブログ記事を参考にさせて頂いております。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

株価が暴落した時の準備はできていますか?【追加投資ルール】 - 個人事業主が節税してインデックス投資

https://secrets2mysuccess.net/2020/02/03/are_you_ready_for_next_market_crash/

追加投資額を求める計算式はこうです。

=(POWER(下落率-8,1.1)+12)*0.4

グラフにするとこうなります。

 

 

ブログ記事の場合、1500万円を追加投資額とされていました。

※確か以前の記事では2000万円だったと記憶しています。種銭についてはその人それぞれで考えれば良さそうかも

 

上記の計算式を用いる場合、追加投資額が少ないと数日で無くなる可能性もあります。そのため自身の投資額をみて投資割合を変更してもいいのかなと思いました。1500万円/自身の投資額 みたいな感じで掛け算すればいいのかなと。

 

=(上記計算式)*((自身の投資額)/15000000 or 20000000))

 

ともあれ、少し「いのちを大事に」にシフトしつつ、今回はここまでと致します。

 

 

 

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