【調査】SPXLをベトナム戦争頃の暴落時に順張り投資したらどうなるか確認します

こんにちは。okometsubuです。

 

現在のコロナショックについてダウ平均が高値から35%下落をマークしております。そして過去の調査としてその対象になったのは「世界恐慌」「リーマンショック」「リーマンショック」とそれに加えて「第一次オイルショック」を前回紹介しました。その中で1968年から始まる暴落についても35%下落をマークしておりましたが、その下落に到達するまで1年以上の歳月が経過していたことからスルーしていました。

 

が、せっかくなのでこの年についても調査対象としてみましょう、というのが今回のお話です。シリーズ物の位置付けになりますでしょうか。以下他の暴落時の結果発表会(過去記事)です。

 

以下は「世界恐慌」や「リーマンショック」の大規模な暴落のまとめ

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

以下は「第一次オイルショック時」のまとめ

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

  

 

というわけで、1968年から暴落が続くのですが、ベトナム戦争による影響が凄かったんだとか。また、ニクソンショックというものも1971年頃にあったんだとかなんだとか。詳しいことは私にはわかりませんが、ともかく過去の結果を見て満足したくて記事にしました。確か、当時もインフレが原因で株価が下がっていたので、今回のコロナショックが落ち着いた頃にインフレが進むという予想があちこちで聞こえてきます。数年後には同じような下落が待っているかもしれません!(※いつものように適当に書いてます)

 

 では早速1968年頃を適当な期間見てみましょうか。どんな感じだったのでしょうか。

 

1968年(高値)からの10年間を適当に見る

1968-11-29(高値)から10年間とりあえず見ます。底値は1970-05-26となるため1.5年の下落相場となったようです。

 

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始点(高値):108.37ドル

底値(※1970年台のものです):69.29ドル

下落率:36%下落

 

下落率を見ると、もし今回のコロナショックがこのベトナム戦争暴落時と同等とするのであれば、下落率はほぼニアイコールの結果となりました。何気に今回のコロナショックが参考になってしまうかもしれません。

 

当時の1970年台の「底値付近」から見るとかなりの株価が上昇しています。つい昨日(4/6)ですが、日経平均が凄い伸びを記録しました。これは米国のコロナ感染者および死者数が減ったこと、日本が緊急事態宣言を行うことを好感に持たれた買いだとされています。もしこの当時と同等の規模間だというのであれば、このままうなぎ登りでとてつもない株価になるかもしれません。

 

しかしながら、10年間でみると株価が全然伸びていません。10年間についてですが、その間に「第一次オイルショック」を通過しているんですね。それが1973年頃のお話です。そちらの方が株価がより低く「真の底」になっていますが、別の暴落という扱いのため今回はその手前の1970年頃の底をターゲットとして見ます。2つの暴落があるため10年間経ってもS&P500だったとしても元本を取り戻せていないことが分かると思います。

 

では次に我がブログの「順張り」投資方法の判定基準である「」を判定してから1年の経過後についてグラフで見てみます。半年でいい気もしてますが安全のため1年としています。

 

1970年の底値から1年間の世界

1970-05-26(底値)から1971-05-25の1年間の世界です。どのぐらい株価が上がるでしょうか。

 

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  • 底値:69.29ドル
  • S&P500:99.47ドル(約1.44倍)
  • SPXL:194.15ドル(約2.8倍)

 

」からの調査なので当然右肩上がりです。1年間の成績でS&P500が44%上昇するのは中々悪くないと思います。その間の機会損失を経過してから順張り投資を開始することになるので、このぐらいの利益は失われることを覚悟して取り組む必要があるということです。

 

そして今回のパターンは非常に残念な結果となります。何故ならこの後に「第一次オイルショック」が控えているためです。泣きっ面に蜂。悲しみの連鎖が続きます。

 

ということで、1年後から順張り投資を開始したらどうなるか、早速見てみましょう。

 

ベトナム戦争後「底」1年後からの世界(10年物)

1971-05-26~1981-05-25の10年間の世界を見ます。

 

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  • 底値:99.59ドル
  • S&P500:132.77ドル(約1.33倍)
  • SPXL:172.51ドル(約1.73倍)

 

10年でこの結果は悲しすぎますが、生き延びることはできそうで、なんと黒字でフィニッシュです!「ベトナム戦争」と「第一次オイルショック」の2つの暴落の爪痕を残したとしても黒字でフィニッシュできていますし、なんならSPXLがS&P500を超える快挙を達成しています!

 

この倍率なら夢は追えませんが、十分な利益になってくれることでしょう。

 

ではその夢を追うべく、20年の投資結果も見てみたいと思います。

 

ベトナム戦争後「底」1年後からの世界(20年物)

1971-05-26~1991-05-25の20年間の世界を見ます。

 

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  • 底値:99.59ドル
  • S&P500:381.94ドル(約3.84倍)
  • SPXL:1850.92ドル(約18.59倍)

 

途中ブラックマンデーを挟んでいますが、その後のITバブルに向けて大幅に上昇していきます。SPXLの場合は約18.6倍ありますので1億円を目指すなら約540万円を20年前に投資すると達成できそうです。しかも途中でブラックマンデーまでにバブル?があるので2度のチャンスがあります。途中で目標金額に到達したら直ちに売却した方が無難かもしれませんね。暴落は10年に1度と言われているためです。私も欲をかき過ぎないようにしないと・・・

 

ともあれ、ブラックマンデーが発生したとしてもS&P500よりも成績がいいので、やはり順張り投資はSPXLの十八番と言ってもいいんじゃないかなと思った次第です。悪くないです。今まで見てきた大暴落と言われた時期全てを見ても、「世界恐慌」を除いて全てプラスで終えているのが好印象です。早くコロナの底が決まって1年後に投資したいものです。つまり「世界恐慌」だけ別物です。あれには遭遇したくないです。ともあれ先は長いのでゆっくり参りましょうか。

 

というわけで、今回はここまでと致します。

 

 

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