Afterburnerを使ってRTX3060Tiをダウンクロックしてみた

少し前にデスストランディングをプレイ中に突然ブラックアウトする現象が発生。度々発生するも、電源タップを交換することで問題が解消したことから電源タップは新しくすればいいという結論になった。以下過去記事。

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

が、再びブラックアウトが発生。電源タップが原因ではなかった・・・

 

ということで、今回は別の方法としてダウンクロックをして対応してみることにした。

 

ざっくりスペック

  • CPU:Core i5-11400
  • GPU:RTX3060Ti(ZOTAC製)
  • メモリ:16GB(DDR4-3200 8GB * 2枚)
  • マザーボード:ASROCK H570 PHANTOM GAMING 4
  • 電源:Seasonic 定格750W(80PLUS GOLD)

 

今回対象は「RTX3060Ti」だ。このGPUではないが、次のようなyoutube動画があった。以下参考文献。

 

【ジャンク】ファンが全開になってブラックアウトするグラフィックボードの使い方。困っている人必見!もしかしたらこれだけで使えるようになるかも?ジャンクGTX1660Tiを制御して使っていく!! - YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=dKDF49nPEd8

 

要約すると、

  • ジャンクパーツのGTX1660Tiを使って動画にした
  • 負荷を一定賭けるとブラックアウト100%発生する
  • 対策としてダウンクロックしたらブラックアウトしなくなった!

 

ということで、ブラックアウトする事象が同じことから、自分のRTX3060Tiも同じようにダウンクロックしたらブラックアウトしなくなったらいいなぁ~という感じで進めます。

 

ということで、まずは「Afterburner」をダウンロード/インストールします。ググると、Afterburnerによるオーバークロック/ダウンクロックを使うと保守サポート外になるらしい。ちょっと怖い。

 

が、もう我がPCは1年経過したので保守もクソもないことと、ダウンクロックなので壊れないよなぁ~というのでサクッと導入してみました。

 

こんな画面になる。ここの赤丸部分を-100にしつつ、決定ボタンっぽいのを押せば反映される。はずだ。多分。

 


で、設定を保存したい場合は真ん中のフロッピーディスクのマークを押した後に、右側の1~5の数字のどれかを押せば設定が保存される。

 

で、その状態で画面右上のWindowsマークを押すと、Windows起動時に今設定した内容で起動してくれる。非常に便利だ。

 

 

 

最初私はAfterburnerを常駐させないと効果が無いと思っていたが、上記のWindowsマークを押した後に再起動したらちゃんと設定されてるっぽいことを確認できた。「GPU-Z」というツールを使って確認すると分かる。窓の杜とかで紹介されてるリンクから取りに行った方が無難か。ググると出てくるはず。

 

■PC再起動したAfterburnerを起動しない状態

 

GPU Clock」がDefault Clockより100MHz下がっていることが分かる。この後、Afterbernerを改めて起動して、-100MHz部分を-200MHzにしたらリアルタイムで反映されたのでAfterburner自体を常駐する必要性はなさそうだ。

 

■Afterburnerを起動して改めて-200MHzに直したら数値に変化があった図

 

但し、この設定(Windowsマーク)をそのままにしておくと、自分がダウンクロックしていた事実を忘れる恐れがある。

 

そのため、あえて、意図的にAfterburnerを常駐させて意識付けをしておくのも人間面として効果的だと思う。

 

話は脱線しますが、GPU-Zを使うことでどのメーカーのRTX 3060 Tiか知ることができたのは僥倖だった。我が家のはZOTAC製でした。初期不良が無いかググったりしましたがあんまりそれっぽい情報は無かった。残念。

 

■Subvendorで分かった

 

さて、Afterburnerを常駐させる方法はというと、左の歯車アイコンをクリックした後に次の部分を設定しました。

 

■やらなくても良いが設定したことを忘れないための常駐

 

正直Windowsマークだけで事足りるが忘れないように常駐させておいてもいいだろう。私は忘れそうなのでしばらく入れておいて、ゲームしなくなったりブラックアウトが解消されたら設定全部戻して常駐を解除する予定。

 

 

さて、ブラックアウトが発生するか否かは今後数週間かけて確認するとして、-100Mhzとしたことで性能がどのぐらい落ちるのかが非常に気になる所です。

 

ということで、改めて-100Mhzにした状態でベンチマークを取得してみる。

 

okometsubulog.hatenablog.com

■CINEBENCHR23

 

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スコア:10081 (※Gear1化の場合は10152)

 

ということで、-100Mhzした場合のスコアはこんな感じに。

 

■-100Mhzした場合

 

スコアは9591でした。

 

前回は10081だったので約5%減。まぁ御の字じゃないでしょうか。良く分かりませんが5%ぐらいなら・・・

 

経年劣化もあると思いデフォルトの状態でも試してみる。

 

■-100Mhzを辞めて普通の状態で改めてテスト

 

 

スコアは9505に下がった。あれ?なんでだろう。

 

そもそもですが、「Cinebench」はCPUベンチマークソフトのようで、GPUは関係無さそうだった。GPUベンチマークもできるっぽい記述がググるとあるが、上記をみるに、関係無さそうだ。なので、このベンチマーク自体無意味だった。

 

ということで、改めてGPUベンチも兼ねてる「3DMark Time Spy benchmark」でテストをしてみた。ちなみに「3DMark」はSteamでデモ版をダウンロードして試しています。デモ版で「Time Spy benchmark」が設定されてる。当時これ使ったので今回もこれ使う感じで。

 

 

ダウンクロックしなかった場合(3DMark Demo)

改めて取り直しました。全体のスコアは10437。これを軸に見ます。

 

-100MHzダウンクロックした場合(3DMark Demo)

 


スコアは10171となったので、約5%性能ダウンと言った所でしょうか。5%程度ならそんなに変わらないかなと思う。実際この設定でデスストランディングをプレイしても違いが全く分からなかった。

 

ということで-200MHzダウンクロックした場合も見てみる。

 

-200MHzダウンクロックした場合(3DMark Demo)

 


スコアは9896。最初から約10%性能ダウン。試しにデスストランディングをプレイしてみたところ、一瞬カクつくところがあったかもしれないがそれ以外は概ね良好だった。問題はそのカクついたのがダウンクロックしたからなのか良く分からなかったこと。ぶっちゃけそこまで気にならなかった。

 

結論

  • -100MHzダウンクロックした程度では性能落ちた程度では性能に違いを感じられなかった
  • -200MHzダウンクロックした場合は一瞬カクついたかもしれないが特に気にならなかった

 

ということで、しばらく-200MHzで試そうかと思ったのですが、ベンチマーク実施後Webブラウザを10分ぐらい眺めてたら突然ブラックアウト+ファンフル回転+再起動が発生したので、今回のダウンクロックは無駄に終わりそうでガッカリしています。

 

なので単にGPUが壊れたか、補助電源の線が壊れてるか、入れ替えた電源タップ側に問題があるのか確認が必要になってしまいました。もう面倒なので電源タップ外して直刺しにして、それでもだめなら補助電源の線を差しなおしたり交換したりしないとなぁ・・・となってます。無念。

 

一旦-250MHzで運用中してみる。進展あったらまた備忘録で記事を残す予定。