インデックス投資家は途中で利確しては駄目という呪いにかかっている

こんにちは。okometsubuです。

 

最近いよいよ我が家の日本円が無くなってしまいました。これにより株主優待クロスも言うほどできなくなると思います。そんな中最大の懸念点は子供の養育費です。

 

よく言われているのは子供の養育費は絶対に日本円で確保しておけ!というもの。

 

これは至極真っ当な話であり、つい1週間ぐらい前までは私もそうしていました。

 

でもMARAとかMSTRとかBTCに養育費とか無視して投資してしまいました。やっちゃったZE!!

 

 

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なぜこのような暴挙にでたのか。

 

そもそも「日本円」というのは本当に持っていて安全なのかという話になります。これについては改めてお伝えする必要は無いと思いますが、「コロナショック」辺りからとてつもなく法定通貨を新しく発行しまくっており、今後はその価値がドンドン下がることが予想されているらしいです。

 

つまりインフレが発生するということ。円の価値はドンドン下がり、物価が上昇するってことですね。偉そうに言ってますがよく分かってない。けど、明らかに法定通貨が溢れていることはだれの目から見ても明らかであるということです。

 

これに対しての対策は「モノ」を買っておくことです。これはよく「コモディティ」や「株」、「金」を買っておくと言う話になるかと思います。

 

今回はその対象を「ビットコイン」にしたにすぎません。

 

正直、「コロナショック」が無くても近いうちにインフレ化すると言う流れが当時あった気がしていますが、コロナショックでそれが素人が見ても分かるぐらいになりました。

 

つまり、今から「日本円」を持っておくのは非常に危険だという発想です。むしろ預金した方が危険と言う事。

 

であるならば、今現時点での考えで言えば、「株式」「インフレ債」「」「ビットコイン」と色々な資産を持っておいた方が「日本円」に多く置くよりも「安全」であるという結論になったわけです。

 

じゃあ「ビットコイン」関連に全部投資するなよって話なのですが、私は約1000万円程は「RPAR」というリスクパリティポートフォリオ、所謂オールウェザーポートフォリオみたいなものを運用中です。以下詳細。

 

 

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New・疑似RPAR

10% SPXL(S&P500の3倍レバレッジ)
12% TMF(長期債)
45% TIP(インフレ連動債)
30% GLDM(金)
  3% BTC(ビットコイン)

 

 

ようするに、子供の育成費用が必要になったらこの「RPAR」を売ればいいじゃんって感じにしています。ビットコインが明らかにバブルでピークっぽそうだったらBTCから売ってもいいと思います。2000万円/BTCとか来年ぐらいに行ったら余裕で少し売るとおもう。1000万円台だったらまだ迷う。

 

このRPARの最大の問題点は為替問題です。ドル円がその時どうなってるかは相当インパクトがあります。が、年利5~8%程度は期待しているため、ドル円の為替問題は年を重ねるごとに問題は無くなってくるかなと思っています。ここはもう運。

 

また、RPARではなくビットコインに養育費を全部いれたのは今年が半減期1年目だからです。過去の実績だと大体超高騰していますので今年から来年末辺りまで期待しています。

 

 

さて、私が円を大量に手放そうと思ったのにはもう1点理由があります。幼稚園が特定の金額まで無償になるということです。以下内閣府サイトから引用します。

 

幼児教育・保育の無償化はじまります。

https://www.youhomushouka.go.jp/

 

令和元年101日より
3~5歳児クラスの幼稚園、保育所等の利用料が無償になります。

※無償化には上限があります。また、含まれない費用があります。 ※0〜2歳児クラスは住民税非課税世帯が対象です。

 

我が家の話になるのですが、上記を利用するのはまだ数年先であり、かつ、その数年後の養育費も2,3年間は言うほどかからないということが分かりました。ありがたい話です。

 

であれば、2,3年もの間、怖がり過ぎて「日本円」を持ち続ける方がリスクが高いと判断したということです。

 

さて、このような状況でも「日本円」を投資に回せない人は多分、「一度投資したら売却してはいけない」という呪いにかかっているからだと思います。

 

これは偏見ですが、長期投資家、とりわけ「インデックス投資家」は

 

途中で利確するなんてとんでもない!絶対ガチホし続けろ!

 

みたいな、一種の「呪い」の言葉に縛られてる気がしました。

 

これは正しい意見であるとともに、固定概念を植え付けられる部分でもあるかなと思った次第。私が最初インデックス投資で学んだ事で、いついかなる時もガチホしよう、という考えがずっと心の底に張り付いていました。

 

なぜこの言葉が定着して世間で流行っているのか。

 

これには理由があって、

 

  • 利確すると税金が取られる。取られた税金分の運用益が勿体ないことになる
  • 毎回売買手数料がかかるためその分損をする

 

というものです。これは非常に正しいです。

 

逆に言えば、一度投資したら売ることを考えられない投資家は生活資金として「日本円」をある程度多く確保し続けている傾向にあると言えます。

 

そうすると「機会損失」と「インフレリスク」により状況が悪化する可能性があるということです。

 

そして何より、株式や債券、金やビットコインに投資したからと言って価値がいきなり50%以下になると言うことは早々稀です。であるならば、養育費等で「日本円」が欲しくなったときだけ必要額を売ってしまえばいいのではないかという考えがあります。

 

 

さて、では売買をすると発生する「税金」や「手数料」について考える必要があります。

 

  • 税金対策について、そもそも税金とは「利益」が発生しないと発生しない。
  • 先ほど述べたように「日本円」で置いておくより「RPAR」のような投資先に数年投資した方が圧倒的に利益が得られることが期待できる。その利益の税金が引かれたことを考えても有利になる(利益になる)可能性が高い
  • 但し手数料は確実にかかるコストとなるため、可能であれば「投資信託」等の売却時も費用が発生しないローコストな信託から取り出す方が理に適っている。※私のRPARはETFなのでここがデメリットとなる

 

 

ようするに「オールウェザーポートフォリオ」チックな所に何も考えずに投資するのが一番安全であり現金で持つよりマシだろうということ。これが日本の投資信託でできればよかったのですが実現が難しそうだったので海外ETFを利用して使ってます。

 

そして税金についてですが、10億とか100億とか持ってる資産家の人は人生終わるまで売却することが無いため「税金分の運用益は損」と言い切っていいです。

 

が、大多数の一般人の人は、老後になったら株式100%なんて怖くてできないと思います。いや、出来る人はある程度資産家になってるので割愛。こうなると、最終的には途中で必ず利確することになり、税金は引かれることになります。

 

当然、人生の後半で売却した方が税金を繰り延べ出来るので運用益は膨らむでしょう。が、今回は「生活資金」等の余剰資産をとりあえず数年投資しておこうというものです。途中売却アリきなので特に問題にはなりにくいということです。

 

でも途中で大暴落したら現金で持っていたら良かったって話になると思います。

 

これについての対策は先ほどから何度も述べていますが「RPAR」等の低リスクポートフォリオに投資することで改善できますし、「積立投資」をすることでも緩和が可能です。

 

例えばインデックス投資を4,5年毎月積み立てることで余裕で元本は超えることが可能であります。以下過去記事。

 

 

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1935年頃に元本復活が確認できました。注目ポイントは「S&P500」も「SPXL」も「SSO」もほぼ同時期に復活した点にあります。これが「3倍レバレッジ」でも「ドルコスト平均法」が有利じゃないかと思う理由です。

 

例ではレバレッジ商品での積立投資結果ですが、あのボラの激しい商品でも世界恐慌という大変な時期でも4,5年あれば余裕で黒字になるということです。直近高値からという悲惨な時期から開始したとしても、です。

 

よって、5年分の養育費を日本円でガチホするぐらいなら、5年分割で毎月積み立てた方が圧倒的に安全であるということです。結局途中利確すればそんなに怖いことは無いです。

 

これの実例が以下。こちらは楽天カード1%を得るためにやっているので10%利益で利確していますが、上記のようにレバレッジETFにして50%利益になった後に売却でも十分利益になると思ってますし、真に利益を得たいなら50%利益ぐらいから利確の方が良いです。

 

 

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最近の界隈の流れだと「積立投資」はリスクが後半になるから「初手一括投資」とリスクは変わらないという認識が進んでくれているように感じます。

 

が、未だに「途中売却」をするという発想が無く話が進んでいるようです。これは難しくてレバナスのようなレバレッジ投資かつ、楽天カード1%をゲットしたいとか特殊なことをやってるからであり、そんなのしなければ普通に全額「全世界株式」にでも突っ込んで放置した方が利益は高いとかそういう話。

 

積立投資は右肩上がりを信じられる「株式」にやるのが良いかなと個人的には思っています。株式は過去100年でみたらずっと右肩上がりです。当然、10年近く下落相場になる可能性もありますが、「積立投資」であれば上記の通り、超ヤバイ「世界恐慌」ですら5年で復活するのです。他の時だったらもっと安全でしょう。但し、これはあくまで「仕事」等で定期的に日本円の収入がある場合ですが!

 

 

話が脱線しました。

 

 

ともあれ「RPAR」のような安全なポートフォリオに預けたり、「積立投資」×「途中売却」のように安全に運用できれば「日本円」で持っている必要性は無くなると思います。

 

例えばそうですね。現金で持っている人は、これは「日本円」に「投資」をしていると考えると腑に落ちると思います。今後ずっと下落する「日本円」にそんなにお金を投資していいのか?という話です。そう考えると割と分かりやすいのかなと思った次第。

 

下落するのが分かっている銘柄に大量に保有していいのかということ。

 

当然、暴落が発生する恐怖は誰もが持つ者です。が、恐怖しすぎて大量に保有する必要性は無いかなと思った次第。

  

まぁ、今回大きく投資したのはビットコインなんですけどね!!

 

正直全部ビットコインにしたい欲に駆られているぐらいですが、流石に1点集中しすぎて家族持ちとしてアウトなので、RPARで回避しようというわけです。

 

ぶっちゃけ暴落が発生したタイミングで養育費が必要になったら素直に負けを認めて損切りすればいいということ。当然ガッカリするけどね。とはいえその日がくるまでに「運用益」は少なからず乗っていると思うし、確率で言えば圧倒的に日本円で持つよりも有利と信じています。何も1000万円のRPARが10万円とかになるなんて、もうそれ世界崩壊してるから子供の養育費どころじゃないでしょう。

 

必要になったら利確・損切りしようと言うお話でした。確率としては利確になる可能性の方が圧倒的に高く、「損切り」になったら諦めようというだけの話。損失ならば3年間繰り越すことができますし、他の投資先で損益通算すれば税金対策も問題にはならないでしょう。

 

なお、世界恐慌レベルの暴落が来たらこの限りではないためやっぱ怖い人にはやっぱり投資に全部回すのは怖いんだけどね!

  

最低限の予防線を張って、今回はここまでと致します。

 

 

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