こんにちは。okometsubuです。
最近になって「対数グラフ」について知ったお猿さんの私です。
片対数グラフとは以下のようなものです。Wikipediaより引用します。
片対数グラフ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%87%E5%AF%BE%E6%95%B0%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95
片対数グラフ(かたたいすうぐらふ、semilog graph)[1][2][3] [4]とは、グラフの一方の軸が対数スケール(縦を対数スケールとすることが多い)になっているグラフである。極端に範囲の広いデータを扱える。通常の目盛(線形スケール)の軸を範囲の狭いデータに、対数スケールの軸は極端に範囲の広いデータ用にする。
どうです皆さん。分かりましたか?
私はもちろん分かりませんでした!
よく分かりませんが、ようするに、1→10と100→1000は同じ10倍だけど、1→10の場合は9しか増えていなくて、100→1000は900も増えてるから後者の方が物凄い伸びてるように見える不思議!!!
みたいなグラフのマジックを暴くようなアレです。そんな感じ。どっちも10倍だから凄い伸びてるように見えるけど惑わされちゃダメ!っていう雰囲気のアレです。
で、私は最近ビットコイン、BTCにお熱なのですが、その開始からの普通とグラフはこちら。
2010年8月から現在まで
なんだか大変なことになってますが、よく分かりませんね。これを対数グラフにしたのがこちら
今現在BitCoinは200万円/BTCで躍起になって凄い高値更新だ!!!
と言われていますが、最後の2020年を見てみると、その伸び率は過去に比べたら実はそんなに凄いものではないんじゃないかなぁと暴かれた瞬間みたいな、そんな感じです。
言うなれば2012~2013年なんかヤバイですね。100倍になってますから。でも、普通のグラフだと全く見えない小さな点にしか見えない。そんな感じ。
で、ここで思ったのが、「ITバブル崩壊」です。
ITバブル崩壊が起こると、TQQQ,TECL,SOXLはすべからく全滅します。これはもう間違いなく全滅。商品自体氏滅して跡形も無く吹き飛ぶことが予想されます。
では、今現在は「ITバブル」なのでしょうか。
ぶっちゃけ確かに物凄い株高になってTQQQ,TECL,SOXLがもてはやされているのがわかります。が、当時の「ITバブル」の右肩上がりの異常さが果たして2010年頃からの株高の状態でも同じぐらいの威力、暴騰力を持っていたのかという疑問が私の中でずっとあったりします。
これ、もしかしたら対数グラフで見たら何となくわかるんじゃ・・・
と言うのが今回の記事の趣旨です。
あ、ちなみに私は本当に知識がないのですし、当時の状況と今の状況だとお金の価値とか世論とか世界情勢とかなんかそういったことを加味したらうんたらかんたら・・・とか全く考えてません。とにかく暴騰の強さがどうかだけを比較したいだけです。
これで右肩上がり率がそんなに凄く無かったらまぁ、まだ大丈夫かなぁ・・・
みたいな安心材料にしたいだけです。私は「暴落の強さ」は「暴騰の強さ」に比例しているという考えを持っているため、その「暴騰の強さ」を知っておきたいと言った具合です。
さて、長々と書きましたが、早速比較してみましょうか。が、ITバブル崩壊時はTQQQ,TECL,SOXLは存在しませんので、^NDXを用いた疑似データを使って疑似TQQのみ見る感じにします。ご了承ください。
というか、元指数の^NDX見ればええやん!ってことで、疑似TQQと^NDXの2つ見ます。
疑似TQQQの歴史を確認
1985-10-01~2020-11-27のグラフです。まずはTQQQから
なんかよく分からないものが生まれました。
じゃあ次はお待ちかねの対数グラフ
・・・あれ???????????
これ何気にやばくね??????????
一応、前半の2000年頃の頂点までと今現在の位置から見ると、対数グラフなので線毎に10倍の差はあります。
えーっと、疑似TQQQですが、「141,652」が最後の値となっていて、1999年頃の頂点の時期は「673,115」ですので、大体今からあと4.75倍伸びたらITバブル崩壊に匹敵する威力ってことでしょうか。当時の価格に約5倍で追いつくことになりますので、そう考えると今が「バブル」の開始時期とみなしても不思議ではないのかもしれません。
とはいえ、今は「お金がジャブジャブ」らしいので、やはり当時と比べても全然状況は違うと言えるとかなんとか。
なんだかよく分からないので^NDXも見ましょうか。
NASDAQ100の歴史を確認
1985-10-01~2020-11-27のグラフです。^NDXそのものです。
順調に伸びていることが分かります。続いて対数グラフ
なんか安心しました。割と一定の価値を保ちながら右肩上がりをずーっと続けていることが分かりますね。で、1997年辺りから角度が急上昇してきて、ぐぐぐーーーっと上がっていることが分かります。ちょっと斜めの線を入れてみましょうか。角度は一緒で赤線が急上昇時、緑線が一般時を表しています。角度は緑線、赤線、一緒です。コピペしただけです。
緑の線で見ると、当時の平時の方が上昇率が高かったように見受けられます。そうみると、当時よりも緩やかなので前段階としてはまだ余力はあるのかなと思います。
が、赤線の急角度についてですが、何気に当時のITバブル時と似たような急上昇と角度が一緒にみえて、超ヤバく見えます。あれ、大丈夫かこれ?
まぁ、この急角度は「コロナショック」からの復活劇による急角度であるので、そのまま同じ角度で上回ることはないかなぁと思ったりはしてます。なので正直今は「ITバブル」開始時期とは程遠いという気はしちゃいます。ともあれ、角度だけみたら「ITバブル」開始時期と似ているので、後1,2年ぐらいは経過観察すべきかなとも思います。
さて、一応もうちょっと詳しく見てみましょうか。時期をITバブル時と現在の時期に絞ってグラフ化します。対数グラフです。^NDXのグラフとなります。見安さ重視で現在からの緑線にしてます。
ITバブル時のNDX(青)と現在のNDX(緑)
2000年3月頃がITバブルの頂点となります。赤線部分が9ヶ月前の時期を表しています。
これをみると、赤線の角度は完全に一致しており、流れとしては当時の「ITバブル」時期の前段階に見えなくもないです。まぁ、コロナからの回復部分なのはちょっとずるいんですけどね。
どちらかと言えば、その後の1999年辺りの急角度で上がっている角度を懸念した方がいいかもしれません。なので、今現在が「ITバブル」並かと言われると、全然違うかなぁと思えてきました。ちょっと安心しました。
ともあれ、もし今が「ITバブル」の再来だったとしても、まだ始まったばかりです。もし本当にバブルなら、この後1,2年は猶予があると信じていいかもしれませんし、今ここで「バブル」が崩壊するぐらいなら、そこまでのダメージにならないんじゃないかなと予想しています。
何故なら暴落は暴騰の威力に直結すると私が勝手に思っているからです。確かに今は「暴騰」しているように見えますが、それは「コロナショック」からの復活による暴騰であるとともに、まだ期間が短すぎます。この程度なら暴落の威力も限定的になるんじゃないかなと思います。
ということで、今後の投資方針としましては、まだ現状はTECLやらSOXLやらは継続して投資を続ける予定です。が、あまりにもまた暴騰が強くなってくるようなら改めて今回の記事の続編を作って、角度を見るのが良い気がしました。2,3年後。覚えてるかなぁ・・・。
これが資産運用最後の「億」に到達する時期に訪れてくれたらいいのですが、まだ中途半端な数百万円程度の投資時期に「ITバブル」が来られたら完全にアウトです。もし後2,3年で本当に急激な上げが始まったら私は狼狽してある程度売ってしまう気がします。リバランス売り+αぐらいやっちゃいそう。それだけ「暴騰」しきった後の「暴落」が怖いのです。そして今は上り途中。悩みます。
尚、冒頭にも書いた通り、全くの無知で書いてるので、全くの見当違いなこと書いてる可能性がある点ご了承ください。
・・・と、TECLに今後も継続すると書きましたが、もうすでに「バブル」の中にいるなら伸びは限定的です。なぜなら「バブル」の恩恵を既にある程度受け取っている立ち位置に私の投資額が存在するということなのですから。
これならリスクを取って「レバレッジ投資」を続けるよりも、BTCに切り替えちゃった方が良い気がしてきました。もちろん、雑所得・総合課税という重い足かせはありますが、レバレッジ投資に対するリスクに比べたら全然軽微だと思ってしまう。うーん。困った。次回、もうちょっと検証してみたいと思います。
今後、もうちょっと「3倍レバレッジ」に投資を続けるかも考えることにします。もしかしたら更に利確してBTCにスイッチするかもしれません。もうちょっと調べてから自分の直感で決めます。もしかしたら次回、SPXLとかTECLをBTCにスイッチングしちゃってるかもしれません。ということで今回はここまでと致します。