【第3の役割】SPXLと現金半々運用は株主優待クロスとIPO株との相性が良さそうです

こんにちは。okometsubuです。

 

さぁみなさん!本日から営業日です!うつろな目をしながら出社するしかありません!畜生!!!!!!

 

というわけで、今年初の営業日のブログは投資、お金儲けについてです。

 

年が明けたのに年末から悩んでいる「SPXL」が頭から離れてくれません。忘年会をしなかった事が主な原因と考えられますん。「SPXL」とはS&P500に3倍レバレッジを掛けた商品で、リスクは3倍以上、期待値は3倍以下の商品となります。

 

この「SPXL」銘柄について長期保有を推奨されているゆう氏のブログでは、この「SPXL」と現金の比率を50:50でリバランスされています。以下ゆう氏のブログより引用。

SPXLリスクコントロールポートフォリオ│SPXL投資の新しいカタチ

https://yu-kabu-life.com/2019/01/13/spxl-riskcontrolportfolio

SPXLとキャッシュの割合は最もリスクとリターンのバランスに優れている「50%:50%」を推奨します。

 

 そして面白いのが1ヶ月に1回のリバランスを推奨されています。

 

リバランスの頻度は1ヵ月に1回を推奨します。

SPXLはボラティリティが大きいので、3ヵ月ごとのリバランスではリスクを適切にコントロールできないケースが発生するからです。

ただし、リバランスは「実施条件」を満たす場合のみ実施することに注意が必要です。「実施条件」を満たさない場合はリバランスしません。

下図をご覧ください。

実施条件①②「売買金額が400ドル以上であること」は特に問題なく理解いただけるかと思います。

手数料負けしないための条件ですので、基準値を多少アレンジしても問題ありません。

特に実施条件③「売却単価が平均取得単価以上であること」がポイントとなります。

実施条件③による主な効果は三つあります。

  • 一つには、余計な税金を支払わないようにするための対策です。税金によるリターン押し下げ効果については後述します。
  • 二つには、売却単価を押し上げるための施策でもあります。例え一時的に株価下落しても右肩上がりに成長していく可能性の高いETFだからこそできる施策です。
  • 三つには、いわゆる「レバレッジETFが減価する」と言われる問題の対策となっています。

 

実施条件①②については、現時点において400ドル以上の必要性はないかもしれません。なぜなら手数料の最低価格が5ドルから0ドルとなっているためです。そのため、条件③だけでもいい気がしています。とはいえ400ドル以上であればある程手数料は安くなるのでこの条件はそのままでもいいと思います。

 

さて、この運用方法、やることはとてもシンプルですが、なぜそうするかについては中々難しい内容でした。言わんとしていることは何となく私にも分かりました。本当になんとなくですが。

 

単純に考えると、投資額1に対して3倍のレバレッジが効いた商品に対して投資額の半分を投入することで、3/2のパワー、つまり現金1に対して1.5倍の値動きを狙いつつ、値下がりしたら現金ですぐさまフォローできる仕組みになっているというものです。もうこの時点で面白そうです。

 

これは右肩上がりを信じられるS&P500に対して行うものであり、大暴落で値下がりしても現金で暴落した地点で購入できるという安心感は相当なものになるのではないかと思われます。また、50:50の比率を維持するために高値で売ることでキッチリ利益も取って安定感を増しているように見受けられました。つまり、一発億万長者のヤマを当てる、超高リターンを目指すというより、少ない投資額で堅実に中~高リターンを目指す運用であると読み取りました。

 

そんなポートフォリオですが、私は別の視点で使えるんじゃないかと思っています。

 

プールしている現金を「株主優待クロス」や「IPO」で使うというものです。

 

このポートフォリオと運用方針のポイントとして、

  • 投資額の半分は「現金」として残る
  • リバランスは1ヶ月に1回の1日だけ取引する

が挙げられます。

 

SPXLに、例えば500万円投資したとすると、現金として500万円は確保されることになります。その現金は何時でもSPXLの暴落時に備えて動けるお金にするため、本来であれば常に保有して残しておくことが安全につながると思われます。

 

しかし、それはリバランス時の判定日に資金があればよくその間のお金の置き場所は自由であると読み解きました。当然、うまくやれる人は暴落するリスクのあるニュースやスケジュールを読んで、それが発生したら判定日の前でも直ちに資金を「SPXL」に投資するようなこともできるかもしれません。そうする人は、やはり常に現金を銀行なり証券会社の口座に拘束しておく必要があると思います。

 

しかしながら私は投資の素人。暴落する可能性のある予定とか予兆とかニュースとか、そんなもの全然分かりません。もしこのポートフォリオ通りに資産運用することになったら間違いなく1ヶ月に1回程度、適当な時間が空いた時にやっていることでしょう。

 

適当な時間としたのは、キッチリやる必要が無いためです。その1ヶ月丁度の日が暴落での落ち切った位置なのかどうかなんて私には分からないのです。翌日に更に落ちるかもしれないし、落ちないかもしれません。分かりません。であれば、大体1ヶ月ぐらいの間隔でリバランス条件に合致した時だけ実施すれば良いという判断です。

 

こうするとどうでしょう。リバランス当日を除いた最低1ヶ月は現金500万円を自由に使えることになります。但し1ヶ月間のみです。この1ヶ月でどこに投資するのがベストな選択しとなるかを考えることになります。

 

ここでゆう氏のブログに戻りますが、氏の考えとしては「債券」等のリスク商品は推奨していません。以下記事より引用しました。

リバランスの対抗とする金融資産については、株式と負の相関性をもつ債権等にすることも思いつくかと思いますけれど、お勧めしません。

現実の値動きは、SPXLと同時に価格下落してリスクを拡大することがしばしばあるためです。

リスクをコントロールするためにリバランスの対抗には、最も安全な金融資産であるキャッシュを推奨します。

 

そうなんです。自由にお金を使えると言っても、少しでも利益を上げたい場合はリスクを負う必要が出てきます。「債券」もリスク資産となるため、とてつもない大暴落がもし来てしまったら、追加投資用に持っていた「現金」が大幅に目減りしてしまう恐れがあるということです。(※多分そういう解釈という前提で話を進めます)

 

そこで考えたのが「株主優待クロス」です。一般信用売り+現物の現渡であれば、ヒューマンエラーや株主優待の直前の廃止等のイレギュラーが起こらなければ金利と手数料しか費用が必要無く、事前にその費用は計算で分かります。で、その「株主優待クロス」が完了した後に直ちに出金し、リバランス計算を行い、追加投資の必要性があったら追加すればいいという考えです。おそらく3月9月は優待銘柄が大量にあるので、その月だけが遅めのリバランス対応になると思います。

 

ここで発生するコストはSMBC日興証券楽天証券等の非常に安い証券会社を使うことで大幅にコストを削減することが可能です。

 

私は昨年末に実際の株主優待クロスの利益を年利にして計算した所、非常にザックリではありますが、約4%以上の年利となりました。以下過去記事となります。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

 

上記の株主優待クロスの年利についてですが、投資額を使いまわせたり、3月や9月だけ極端に投資額が多かったりするため、恐らく実際には年利2~4%の間ぐらいにはなるんじゃないかと思います。しかしながら、安全資金でこの数値は十二分に凄いです。しかも大暴落がきても全く影響がないはずなのがとてつもなく強いですね。これはリスク資産では真似できないと思います。懸念点は最近2ヶ月前から資金を拘束しないと優待株を取れない可能性があること。そうなったらSBI証券等の在庫が余っている証券会社で前日買いとかになるんじゃないかなと思っています。余っていればですが。

 

更に資金があるのであれば「IPO」で資金が拘束される証券会社にて使っても面白いです。「IPO」は資金は拘束される可能性はありますが、無償で応募が出来るリスクのない宝くじと言われています。拘束期間も決められた期間だけですし、狙ってみる価値は十二分にあるかと思います。

 

つまりこれらを組み合わせると、

 

  • SPXL」の超ハイリスクハイリターンな投資
  • リバランス」による安全性の確保と利益の安定化
  • 株主優待クロス」「IPO」の安全資金による超ローリスクな投資

 

の3つを同時に行うことで最大限にこの運用を活用できるのでないか?と目論んでいます。有識者の方に言わせれば、「いや、その考え方はおかしい。優待クロスで現金が手元に無くなること自体が問題」と言われるかもしれませんが、個人的には非常に面白そうな話になってきたとテンション上がっております。割と楽しみです。あまりに条件が良すぎて少し怖いです。

 

ただ、これを実行するには以下の懸念材料を克服しなくてはいけません。

 

  • アメリカを、それもS&P500を信じられるかどうか
  • 本来暴落時に備えていた余剰資金は先進国株式購入予定だったのが、アメリカ1国のリスク資産になったためそのリスクを許容できるか
  • 株主優待は年々悪化の一途を辿っているためいつまで出来るか不透明
  • 特定口座にてSPXL購入により確定申告で外国税を控除する手間が増える
  • 毎月1回リバランスを行う必要があり、30年運用するとなると、計360回も見直しを行う必要がある。その間、エクセルシート等で毎月まとめなくてはいけないのでそこそこ面倒
  • IPO株で当選してしまい、資金拘束が更に伸びてしまう場合に資金をすぐに使えなくなる

 

最初のS&P500に1点集中する件については、アメリカに隕石とかが落っこちて局地的に大打撃を受けなければ、まぁ50年は伸びるんじゃないかなぁと勝手に思ってます。戦争になって核でも落とされるほうが現実的でしょうか?そうなったら人類もおしまいな気がしますのでどこに投資しても変わらない気はします。また、S&P500銘柄の企業自体が先進国や新興国にも投資しているため、アメリカがだめになってもすべてを失うわけじゃないんだとか。S&P500への投資で既に世界規模への投資が済んでいると考えている人もいるので、ここはもうS&P500を信じることにします。個人的にはそのフォローとして先進国株式で多少のリスクをカバーしたい訳ですが先進国株式の3倍レバレッジ商品が無いと思うので仕方ありません。

 

また、私は「SPXL」を知らなければ先進国株式に余剰資金を全部投資する予定でした。しかしながら、このポートフォリオは中々理に適っていて面白そうに感じており、現金50%を保有できるという面白い要素が加わりつつ、実際の利益はS&P500より1.5倍程度伸びる(※金利や手数料等でおそらく1.2~1.3倍くらいになると思いますが)というのは投資効率の面で見てもやっぱり楽しそうだしお金儲けできそうな気がしています。安い時に買えるというのも安心で強いですよね。右肩上がりを信じられるからこそナンピン買いができるんです。まだこの投資方法を試すか悩んでますが、心構えができたら実施したいです。

 

次に株主優待についてですが、株主優待はそもそも日本特有な制度であるようで、かつ、最近は「長期保有する人じゃないと優待上げないよ!」という企業が年々増えてきました。こうなると、10数年後ぐらいには出来なくなる可能性はあるかなぁと思っています。これは仕方ない。そうなったら1ヶ月定期預金に入れるなりするしかありません。あまりやりたくはありませんが、「ソーシャルレンディング」とかどうなんでしょう?ほとんど調べてませんが、そもそも銀行が貸し出しを渋っている案件に対して融資するわけですから失敗したら投資額戻ってこない可能性もあるから危険じゃないか?というイメージがあるのでやっぱりやらないと思います。他に何か良い投資先あるかなぁ。株主優待が改悪したらその時考えます。

 

話が脱線しました。次に「確定申告」が必要です。海外ETFの場合は分配金について2重課税になって、外国税10%が取られてしまうんだとか。それを「確定申告」することで取り戻せるそうです。その手間が増えます。私は毎年確定申告自体を行っているので、記入項目が増えるだけだと思っていますのでこの点はいいかな?と思っています。

 

また、NISA口座で行うことで「確定申告が不要(※やりたくてもできない)になるため、私はこのリバランスの対象とは別に「ジュニアNISA」で「SPXL」を始めると思います。今考えてるのは、「ジュニアNISA」への投資と「特定口座」で投資及びリバランスの実施とする予定です。「つみたてNISA」は先進国株式を全力買いです。「ジュニアNISA」は積み立てているだけなので、リバランスの対象にできない(利確できない)ため放置予定ですが、仕組みがよく分かってないので結論は後回し。

 

ジュニアNISA」を50:50のポートフォリオに組み込んでしまうと、「ジュニアNISA」分は利確ができないので、ナンピン買いだけ特定口座でするという運用になってしまうことが懸念されます。どうするんだろうか。やっぱり特定口座だけでリバランスすればいいかなと思ってます。なので、「ジュニアNISA」側は放置して夢の1億を勝手に目指してもらい、「特定口座」側は堅実にS&P500等の銘柄より多少利益が増える可能性がある50:50ポートフォリオの運用を粛々と進める、という形になりそうです。

  

また話が脱線しました。最後に毎月1回リバランスを行う手間ですね。これも仕方ありません。「SPXL」は値動きが激しく、リバランスをすればするほど儲かるとのことなので、お金が欲しいなら都度都度チェックするのは仕方ありません。それにおそらく、「株主優待クロス」をするよりよっぽど楽だと思います。極論、50:50をキープできればいいわけですから。もちろん、実施条件③を満たす時期のみ実施する形にさせていただく予定です。

 

 

さて、「株主優待クロス」についてですが、制度自体がインチキな気がして本当にこれやっていいの?って毎回思います。何故これが日本で許されているのか未だに理解に苦しみますが、各証券会社自体がとてつもなく宣伝しており、「株主優待クロス」は一般常識として世間に公開されているのです。そんなの使わない手はありません。そのせいで日本企業が赤字になって体力が無くなる、とよく聞きますが、それなら最初から株主優待なんてやらずに配当を増やせばいいのにと思います。配当を増やせば私のような「株主優待クロス」で一儲けしようとする人は淘汰されますし、何より健全です。投資家であるならば、利益を追い求めるべきであると考えているため、この制度が続くようなら今後も利用させて頂く次第です。

 

また話が変な方向にいってしまいました。収拾がつかないので今回はここまでと致します。 

 

以下関連記事です。

海外ETFにおける税金についてまとめました。

 

okometsubulog.hatenablog.com

また、外貨建てMMFを利用することで雑所得を回避できることについても改めて次の記事でまとめています。

 

okometsubulog.hatenablog.com

初めてSPXLを購入した際の購入手順とSBIネット銀行でドル転するときの手順をまとめました。

 

 

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