先日の記事でありがたいことにコメント頂いたのでネタにします。と言ってもコメント欄で回答しちゃったので頭の整理しがてら改めて記事にする感じで。
コメントについて引用します。
> ちなみに家族持ちで2.1億円と考えておられるようですが、もしこれが単身だったらいくらくらいと試算されますか?
自分がアーリーリタイアを始めようと考えた時点ですでに家族持ちだったので考えたことが無かったです。ということで改めて考えてみることにします。
家族持ちでなぜ2.1億円でやめようとおもったか
これはサラリーマンの生涯年収と自身の寿命までの年数を考えると大体そのぐらいになったという感じです。以下過去記事。
サラリーマンの生涯年収は2億円!?平均値と中央値の違いも解説 | Career-Picks
https://career-picks.com/average-salary/shogai-nenshu/
年収中央値から計算すると、大卒男性労働者の生涯年収は2億1280万円と推測できます。
2.5億円というのはあくまでも平均値であるため、 大卒サラリーマンの現実的な生涯年収は中央値である2億円前後と考えられるでしょう。
中央値で2億円で平均2.5億円らしい。へー。
日本人は投資を全くしない人が大半だったと記憶しています。その人たちが普通に働いて家族を養って2億円ぐらい稼いでるなら生活自体は可能よなっていうのが原点にありました。
正直、年間支出額の25倍はあんまりあてにしてなくて、どうせ年を取ったら税金が増えたりインフレが起こって生活苦しくなるだろうって予想しかしてません。
なので、生涯年収平均2.5億円から自身の働いた年数を差し引いた上で代替1.5~2倍ぐらい余裕を持たせると2.1億円みたいなそんな適当なノリで考えています。
じゃあ単身の場合はどうか
生涯年収だけでも家族を養えるという前提で考えると、単身の場合はあまり基準にはならないかなと思っています。なのでここからは総資産から2~3%ルールで考えます。
ただ、実際の単身者時代の生活費を記録していなかったのでググってみますと、16.5万円ぐらいなんだそうな。ただ、この16.5万円、通信費で1万、趣味で毎月2万円とかかなり裕福な感じで試算してるので、この数字を達成してれば私自身で言えば恐らく余裕で暮らせるでしょう。
老後でググっても16.5万円が平均なんだとか。このへんは調べ方次第なので一概には言えませんが、ともあれ16.5万円を基準にしてなんとなく17万円を基準にしましょうか。
※コメントの返しでは16.5万円としましたが、本記事ではなんとなく17万円で
そうすると、
2%ルール:17万円 / 2% * 12か月 = 1.2億円
3%ルール:17万円 / 3% * 12か月 = 6800万円
となりました。
世間一般のアーリーリタイアは4%ルールですが、正直このご時世4%ルールがそのまま使えるか疑問なので2~3%ルールで多少厳しめにした方が良いかなと思ってます。
ということで、6800万円~1.2億円になったらアーリーリタイアします。
多少厳しめに考えておかないと、以下のリスクが舞い込んできた場合対処できなくなる可能性があります。
個人的に怖いリスク
- 増税
- インフレ
- 老後の医療費関係
私の中の話ですが、この辺は全く読めません。読めないので生活費の平均もちょっと高めに設定しておいた方が無難かなと思っています。なので、もし自分がやる場合は7000万円~8000万円ぐらいがターゲットになりそうです。
当然ながら、税金考慮して7000万円から8000万円です。利確した時に税金を払って手元にちゃんと残る額で勝負する形です。
ポートフォリオはどうするか
今回、最低金額が6800万円ということなので、仮に8000万円が手元にあると仮定した場合、
6800万円:RPARポートフォリオで運用
600万円:リスク資産(何やっても良い枠)
600万円:現金
という感じにすると思います。RPARは以下。
New・疑似RPAR
10% SPXL(S&P500の3倍レバレッジ)
12% TMF(長期債)
45% TIP(インフレ連動債)
30% GLDM(金)
3% BTC(ビットコイン)
1.5倍RPARなのでレバレッジ倍率はいじるかも。ただ、攻めてる分、3年分の生活費600万円を現金にいれてますので、たとえばRPARポートフォリオの1年間の結果がマイナスだったら現金で1年くいつぶして、結果が良かった年だけRPARポートフォリオを切り売りする形にすると思います。
で、残り600万円はリスク枠なので、今の自分だったら全部ビットコインに入れることになるでしょう。ともあれ、現金600万円で3年間がんばるかんじで。
また、アーリーリタイア3年目で生活費が切れたら逆にチャンスでまだ中年で働ける位置にいるはずなので、3年目で怖かったらバイトしてくださいって感じで。むしろ最初に失敗した方がいいかもしれないね。働けるうちに。
で、3年目で失敗がなかったらRPARやリスク資産がかなり伸びてることが期待できるので、より安全にアーリーリタイアが盤石になるかなぁと思ったり思わなかったり。
まとめ
- 7500万円~8000万円でアーリーリタイアします
- 3年目まで成績が不調だったら諦めてバイトして食いつなぎます
- 食いつないでる最中にポートフォリオがプラスに改善したら改めてバイト辞めます
- リスク資産が好調だったらそこから取り崩す感じで行く予定
こんな感じかなぁ。金額はアーリーリタイアしたい!って思ったときに改めて生活費、寿命、2~4%ルールの数字をその場で考えた方が良いと思います。税金とかインフレ率とか多少は変動してると思うので。
今今でみれば、自分は世間一般の人よりは質素な生活ができる気はしてるので多分5000万円ぐらいでもアーリーリタイアできる気はしてますが、将来の不安というぬぐい切れない部分を考えると7500万~8000万円ほしいよなとおもうのでした。
後は仕事のきつさ次第かな。上記金額が手元にあったら「いつ仕事辞めてもいいんだが?」っていう感じで働けるの強いと思う。気分はアーリーリタイアで仕事適当に3年間試してみるのはアリかなと。